ML.K 裏例会

8/4はM上氏宅でML.Kの裏例会がありました。参加者3人。
キャメロット伝説(Z-MAN)・ケイラスマグナカルタ(Ystari)・ミッドエビル(Twilight Creations)・ルーンバウンド(FFG)をプレイしました。

キャメロット伝説は円卓の騎士達を使命カードに派遣してミッションを達成して勝利得点を集めるゲームです。アーサー王伝説の登場人物一人一人がキャラクターカードになっているので、マイナーな騎士は「ダレソレ?」状態なのと、アートワークに凝っていてカードの視認性が悪いのが欠点ですが、(Z-MANにしては)バランスやメカニクスには問題ない良作です。

ケイラス・マグナカルタは同メーカーのケイラスのカードゲーム版。王の恩寵や序盤の建物の多くなどの元のケイラスで煩雑な割にゲーム性を高めていない余計なルールがばっさりカットされていて、評判通りの佳作です。基本的にもう元のケイラスはもう要らなくなったと言っていいでしょう。カードゲームの宿命として引き運の影響が大きすぎるという欠点はありますが、これはルールで指定されているマリガンに加えて、木の建物と石の建物に山札を分けてカードを引く前にどちらの山から引くか選ぶようにすれば完全に解消されるようです。2戦1勝。

ミッドエビルは同メーカーのゾンビーズ!!!の続編。ゾンビーズ!!!以上にたくさんのプラスチック駒がついてきます。基本システムは共通ですが、スケルトン(ゾンビ相当)にポイント差がついたり、アイテムの使用制限が緩和されていたり、プレイヤー間戦闘のルールが追加されたりした分で、なんとかタダの運ゲー以上のゲームとしてプレイ可能な水準には達しています。1戦1勝。

ルーンバウンドはCult of the Rune拡張入り。カルト教団マーカーが盤上を徘徊し、街やイベントチップにどんどんカルトを布教していきます。カルトの影響を受けたイベントチップは普通のより強いカルティストアドベンチャーカードになり、ゲームの勝敗はカルティストを倒した数で決まります。気絶してカルトの影響下にある街に担ぎ込まれたら、英雄もカルトに洗脳されてしまい、洗脳度合いによってはゲームから脱落するという新機軸も導入されています。いつも強いバトルメイジで割と快調でしたが、一人脱落者が出た時点で途中終了。

ML.K 7月例会

7/28は札幌市北区民センターでML.Kの7月例会がありました。参加者8人。大盛況(当社比)です。
コズミックエンカウンター(Mayfair)・ストーンヘンジ(Titanic)・Can’t Stop(F2F)・陰謀(Hans)・ブラフ(FX)・ルイ16世(alea)をプレイしました。

最初は6人エンカウンター。ビジョナリー・ボイド・ソーサラー・ファントム・シーカー・パラサイトという組み合わせで、シーカーを担当。ビジョナリーとソーサラーとシーカーは特殊能力が3すくみな関係なのが面白い組み合せです。勝ったのはマグネットさえいなければ最強のパラサイトでした。

ここで2人増えて8人になったので4人ずつ2卓に分けます。
ストーンヘンジはリチャード・ガーフィールドのブラフゲーム「ストーンヘンジの魔法」とジェームスのアーネスト競売ゲーム「オークション・ブロック」をプレイ。両方ともカードを伏せ置きするクローズビッドで競りを行なう似た感じのゲームです。競りゲーなのでどうしても初回プレイの序盤ではキモが分かりにくいのですが、どちらも独特のメカニズムをうまく活用して手札をコントロールしカードの引き運をねじふせないと勝てないゲームかと思います。評価的にはやや良ですが、ML.Kでは競りゲーはよほどの傑作でないと再プレイの対象にはならなさそうな感じです。

再版Can’t StopはAH版と違ってコマが11個あるので全部の峰に登れます。でも今回はさっさと2と7と12が埋まってしまうハイペースな展開でした。

初プレイのN上氏のリクエストで陰謀。いつも使いたいときに使いたいカードを引けず後で使う予定のカードが手札スロットを埋める困難なゲームです。1ラウンドめで何も取れなかったのがひびいてさっぱりでした。

隣の卓と時間を合わせるためにすぐ終わるブラフ。最後1個同士のタイマンまでもつれ込みましたがなんとか勝利。今日唯一の勝ち星でした。

最後はルイ16世。第1ラウンドで運よく濃い使命カードを達成して好発進できましたが、結局紋章の数で及びませんでした。

もう一卓では、マンチキンクトゥルフ・サンファン・テーベの東などがプレイされていました。

Phage 7月例会

7/22はPhageの7月例会に参加してきました。
魚河岸物語(Queen)・アクワイア(AH)・テーベの東(Queen)をプレイしました。

魚河岸物語は魚市場の競りゲー。競り値は固定で、次々と商品が追加され、ここぞという時点で早い者勝ちで競り落とします。固定の競り値が高めなのでついつい待ちに入りたくなりますが、短期勝負なのでガンガン競り落としていってよいようです。ということに気付いたときには時すでに遅しで初期資金からほとんど増えませんでした。

アクワイアは1位を取った会社2社が全然合併することなくぎりぎり11タイルオーバーのしょぼいセーフホテルになってしまい大敗でした。

テーベの東は期待の新作。郵便馬車の要領でカードを集め80間世界一周ライクな時間制限のなか坊主めくりで遺跡を発掘します。というわけでシステム的な目新しさはないのですが、手堅くまとめた良作です。序盤にロンドンで集中的に研究できたので、まっ先にパレスチナに飛んで限界まで掘ってみました。運よくパレスチナの高得点遺物を発掘でき、このリードを守って勝てました。

ML.K裏例会

7/21は某所でML.Kの裏例会がありました。参加者3人。
マンチキンクトゥルフ(SJG)・アーカムホラー(FFG)をプレイしました。

頑張って全訳したら日本語版の発売が発表されてちょっとがっかりなマンチキン・クトゥルフ。ゲーム自体はいつものマンチキン。元ネタが分かるのはよいことです。

アーカムホラーはエキスパンション全部入り。3人は手数が足りないのでチャレンジャブルなゲームになります。
1戦め対アブホース。全体的に火力不足でゲートを閉じるのもままならず、早期に最終戦闘に突入して敗北。
2戦め対クトゥルフ。粘って準備を整え破滅値が埋まってからの最終戦闘でしたが、クトゥルフの戦闘力と回復力の前に敗北。
3戦め対シュド・メル。あらかじめ戦闘系の探索者を選んでおいてからイエローサイントークンをどんどん破滅トラックに送って序盤のうちに最終戦闘に持ち込み勝利。
「黄衣の王」エキスパンションを入れると破滅トラックが進みやすくなり、旧支配者の相性によってはむしろ楽になってしまうので注意が必要です。

K藤氏宅ゲーム会

7/15はK藤氏の自宅ゲーム会に参加してきました。参加者5人。
ヘルマゴール(Mind the Move)・ストーンヘンジ(Titanic Games)・フォーミュラディ(Euro)をプレイしました。

ヘルマゴールは商品タイルはプレイ人数に比例した数だけ用意されるので、人数が増えてもあまりプレイ感覚は変わりません。人数によらず高いゲーム性を維持できている秀作と評価してよさそうです。終盤間違えて余計な移動コストを払って安い商品を売りに行ってしまい2位。

ストーンヘンジは「ダンジョン村」の作者が作った「ストーンヘンジの戦車レース」をプレイ。5in1のストーンヘンジですが、このゲームだけ謎のSF風の設定で他とは一線を画しています。ストーンヘンジなのでコースは当然円形で内外2レーンしかないのですが、他プレイヤーの妨害が熱い好ゲームでした。まだ5ゲーム中2ゲームしかやってないですがストーンヘンジの評価は急上昇です。これは終盤一気に抜け出ることができて1位。

フォーミュラ・ディはブエノスアイレスコース。2箇所ばかりキツいシケインがありますがストレートの長いメリハリのあるコースです。レース開始時の天候は雨、全員ウェットタイヤ装備でスタートしますが1週めの半ばあたりで晴れに変わりました。全員続々とピットに入るなか、K川氏はウェットタイヤのままトップを爆走します。最終コーナーでスピンしてゴボウ抜きされていましたが、それでもなんとか完走する快挙。結局完走は10台中5台でした。私のは2台ともクラッシュなうえ1台は他人を巻き込む大迷惑でした。

K藤氏宅ゲーム会

7/8はK藤氏の自宅ゲーム会に参加しました。参加者4人。
ノートルダム(alea)・指輪物語(FFG)・インペリアル(Eggert spiele)・電力会社(Funkenschlag)をプレイしました。

あまり勝ちパターンが固定しないノートルダム。上家から流れてくるカードにうまく合わせるのが肝要なようです。どうせ1ラウンドの手札3枚のうち2枚は上家から流れてきたカードな上、基本的に上家が要らないカードなので同じカードが何度も来る可能性が高く戦略を純化できるようです。

指輪物語は出たばかりの最新エキスパンション「バトルフィールド」を加えてみました。通常のゲームではいまいち影の薄いホビット以外の旅の仲間ですが、追加された「バトルフィールドボード」に攻めてくるサウロンの軍勢をガンダルフやアラゴルンなどの5人に食い止めてもらいます。原作再現性はかなり高くなったと言えるでしょう。弱いけど安上がりなボロミアが何度も大活躍するのは御愛嬌ですが。彼らを起動するにはカードが要るので難度はやや上昇。敵を倒すと報酬が得られるので、ただ倒すだけだった「友と敵」よりはモチベーションも上がります。結局モルドールの途中で全員サウロンに食われて敗北でした。

インペリアルは税収アクションで国の価値を上げていくのが勝利への最短距離なので、戦争のためのアクションをするとその国の税収→配当のサイクルが遅れてしまい、いまいち他国を妨害しにくいということが分かってきました。今回はイタリアが地中海からスペイン一帯を広く支配して断トツでした。順位もほぼイタリアに投資していた額で決まったようです。マップの切り方のせいで毎回イタリアがよく伸びます。国へ追加投資を行なえるタイミングが限られていて、運のいいときに運のよい国が買えるかどうかがゲームに大きく影響してしまうので、投資カードの扱いに改善の余地がありそうな気がします。

電力会社は北海道マップ(東京電機大学AM研)です。どのエキスパンションでもゲーム性がほとんど変わらないのは良いのか悪いのか。道民的には都市のセレクトに違和感がありますが、これは先に作れなかった我々の敗北ということで。それでも追分は夕張にした方がいいと思います。1発電力差で敗北。

ML.K裏例会

7/7は某所でML.Kの裏例会がありました。参加者3人。
18West(Deep Thought)をプレイしました。まだ公開テスト用のβ版です。

同じ作者の18USと同じく西部開拓期のアメリカが舞台です。
マップはシカゴ以西のアメリカの西半分で、18USから東海岸地方をカットしてマップ面積と登場会社数を拡張したような感じです。β版なのでコンポーネントには若干の不備がありますが、ルール上の問題点は特にないようでした。会社による有利不利があって初回プレイ時のゲームバランスはあまり良くないように感じられましたが、会社の特徴付けもゲームのテーマの一つであるようなので、このまま製品化される可能性が高いかもしれません。
全部で5社ある西部のランドグラント会社が強力で、列車を保有していなくても政府の補助金を株主に配当してしまいますし、都市の価値を2倍にするトークンもあります。他には社長株のみの小会社8社と普通の会社3社がありますが性能差は歴然で、このランドグラント会社を一人で3社経営したN村氏の圧勝でした。

ML.K裏例会

6/30は某所でML.Kの裏例会がありました。参加者3人。
1841(Deep Thought)・アーカムホラー(FFG)・BigBang(同人)・ストーンヘンジ(Titanic Games)・ズーロレット(Abacus)をプレイしました。

3人1841。5列車が出るまでプレイしました。ゲームとしてはまだ中盤です。会社間では大金が飛び交う割に社長が儲からない18xxなので、この時点では優良会社の吸収合併で若干増えた分以外は全員の資産はほとんど増えていません。序盤の会社転がし用にはやはりトリノ周辺の会社が良いようです。1人増えたので途中終了。

アーカムホラーは黄衣の王を加えたフルセット版。せっかくなので旧支配者はハスターを選択しました。黄衣の王の新システムのイエローサイントークンは、恐怖レベルが上昇したときにいろいろと悪いことが起こるのですが、モンスターサージがほとんど起きなかったのと順調にモンスターを狩っていったので全然出番がありませんでした。恐怖レベルが0のまま破滅値が最大に達したので最終戦闘ですが、ハスターの戦闘修正は恐怖レベルの数値なので全然強くありません。あっさりとハスターを撃退してアーカムの平和を守りました。

BigBangを2戦。1戦めはムウ担当、これが一強であっさり終了、2戦めはカシオスで味方は一輝、一輝がシャカを倒してくれて善の聖闘士陣営の勝ち。

ストーンヘンジは5種類のゲームが含まれているお得なセット。とりあえず操り人形の作者がデザインした「上級ドルイド」をプレイ。短時間で終わるエリアマジョリティです。悪くはないですが初期配置の運の比重が少し大きすぎかもしれません。1/5相当の小品としてはこんなもんでしょうか。

今年の大賞のズーロレット。とりあえず2位でした。システムはまんまコロレットで、戦略戦術はコロレットと何も変わりません。得点がほとんど青天井だったコロレットと比べると、システム上の上限点数が割と手のとどく範囲なのでちょっと閉塞感。お金や繁殖の要素が入ってちょっと複雑になったルールもコロレットの特殊カードと比べるとこれと言って優れているわけでもなく、正直大賞としては疑問です。つかコロレットに大賞をあげてください。