K藤氏宅ゲーム会

K藤氏の自宅ゲーム会に参加しました。参加者2人。
Air Superiority (HJ/GDW)をプレイしました。

エア・スペリオリティは現代空戦の戦術級。HJの日本語版なので続編のエア・ストライクとセットですが、今日は勉強がてら機関砲だけでF-4E対Mig-21とF-16C対Mig-29の1対1の空戦を2回プレイしました。
このゲームの特徴は、機動まわりの処理が単純で、性能の異なる飛行機でも同じ速度・同じ旋回率で旋回すると全く同じ軌道を描いて飛行するというところです。機種ごとの特徴は基本的に旋回後の速度低下とそれを補うエンジン出力の大小で表現されているので、1ターン分の機動が終わって次のターンの速度を計算する時点で初めて機体の性能が発揮されます。
背後を取られていたりして不利な状況にある機体から先に移動し、前の機体の機動が全部終わってから次の機体が移動、移動中に自由に発砲可能というシステムです。背後を取った時点で速度と高度が敵機より優越していれば、射程2ヘクスの機関砲でも結構当たります。
ルールは和訳のせいばかりというわけではないのでしょうが、やや分かりずらく穴もありそうな感じ。さらによくないのは記録用紙が致命的に使いにくいところです。この辺なんとかできれば見た目の印象以上に遊びやすいゲームだと思います。
次回はぜひミサイルを入れてみたいです。

M上氏宅ゲーム会

M上氏の自宅ゲーム会に参加しました。参加者3人。
Space Alert (RGG/CGE)・Magic Realm (AH)をプレイしました。

チェコゲームズのスペースアラートは全員で協力して宇宙船を襲う危機を解決するゲームで、CD音声の指示に従って規定時間以内に各自12回分の行動をカードでプロットします。CDの音声は全部英語ですが、固定の言い回ししかありませんし、台本も用意されているのでそれを見ながらプレイすればヒアリングには特に問題はありません。
ルールはプログラム学習方式で、新しい要素を追加しながら順番にいくつかのシナリオをプレイするようになっています。1シナリオのプレイはプロットとその解決を合わせても30分くらいで、テンポよくいくつものミッションをこなしていくことができます。
最初は勝手が分からず、ものすごい勢いで宇宙船が木っ端微塵になりましたが、数ミッションプレイして3人プレイ時の調整用に用意されているアンドロイドを効率よく活用するノウハウを会得したあたりから安定してミッションを成功させられるようになりました。といってもここまでは練習ミッションで、実戦シナリオに進むとあっさりと全滅しました。プロット式なので、途中でちょっとでも計算が狂うとそれ以降の計画が瓦解します。時間制限の中でうまく役割分担して障害をクリアするというなかなかチャレンジャブルなゲームでした。

プレイ感を忘れないうちにマジックレルムの2戦め。今回は黒騎士とエルフにしました。どちらも普通ではT以上の火力が出ないので、そのままではドラゴンやトロールなどの巨大なモンスターに勝てません。黒騎士の交渉能力で雇用したソルジャー部隊が強力で、難敵は全部彼らにお任せでした。運よく失われた城塞を発見し、3週めあたりで2人とも勝利条件を満たすことができました。

ML.K 裏例会

ML.Kの裏例会がありました。参加者4人。
The Stars are Right (SJG)・Limits (Amigo)・Dominion (Lookout)・1853 (Lookout)をプレイしました。

星辰の正しき刻は3プレイめにしてやっとツァトゥグァの召喚に成功して勝てました。
ローゼンベルグのリミットは告発に勝った側が+1点、負けた側が-2点なので、どんどん全体の点数がマイナスになっていくはずなのに、N村氏が驚異のプラス点で勝っていました。
ドミニオンは海辺まで全部入り。2戦1勝。

1人減って3人1853。長らく入手困難だったのが、Lookoutから再版されました。箱絵はまるでアグリコラみたいですが18xxのインド版です。
ルールは直線株価チャートとか運営順固定とか列車保有義務なしとか他の18xxとの違いがいろいろありますが、最大の特徴は広軌と狭軌の区別があるというところでしょうか。狭軌の方が車両も建設コストも安上がりなのですが、同じレベルの広軌の列車より航続力が1小さいなどいくつか制限があるので、会社の経営状況や周辺の地形に応じて適切な軌間を選択することになります。
コンポーネントグラフィックは綺麗に仕上がっていますが、Deep Thought Gamesの最近の作品のようなプレイアビリティを上げる配慮は残念ながらあまり行き届いていません。誤植もいくつかあるようで、ルールは読みずらい方です。最近の18xxと比べるとかなりレガシーなシステムは再版時にもあまり調整されていないようで、もうちょっとどうにかならなかったのかという印象を持ちました。
人より1周早く2社めに手をつけて狭軌を主力に資金を節約する作戦で。後半の収入は伸びませんでしたが、僅差で逃げ切ることができました。

ML.K 裏例会

ML.Kの裏例会がありました。参加者3人。
Magic Realm (AH)をプレイしました。

日本語タイトル「剣と魔法の国」の剣はどっから出てきたのか分かりませんが、アバロンヒルの古いゲームです。6角形のタイルを並べてファンタジー世界のマップを作り、各自キャラクター1人を担当して世界を探検します。1ターンが1日に相当し、1ヶ月分28ターンをプレイして、名声点や所持金が事前に設定した勝利条件をクリアしていた人の勝ちというゲームです。
キャラクターは毎ターン4アクションできるのですが、プロット式であらかじめその4アクションの内容と順番を書き留めておかなければなりません。1アクションめでモンスターに遭ってしまって残りのアクションが無駄になったり、1アクションめで隠れて残りのアクションでひそかに敵に接近するはずが、隠れ身判定に失敗して丸見えのまま敵に突っ込んでしまったりといったアクシデントがよく起こります。
戦闘以外の各種の判定はダイスを2個振って悪い出目を採用するとか、戦闘もキャラクターの能力設定で絶対に勝てなかったり逃げられなかったりで死亡確定の相性の悪い組み合わせが普通に存在するなど、昔のゲームらしい過酷なバランス調整になっています。タリスマンやルーンバウンドのようなRPG風ボードゲームの嚆矢ではあるのですが、成長システムがあまりにもマゾ仕様で、最初から最高まで成長しきった状態でプレイするのが標準ルールという素敵なゲームです。
各プレイヤー1キャラクターでは難易度高すぎなので、今回は1人2キャラずつ持ってみました。僕は白騎士とウィザードを選択。雑魚はウィザードの魔法攻撃で蹴散らし、強敵は白騎士の大剣で両断する作戦でしたが、思いの外ウィザードが火力過剰で白騎士の出番がほとんどありませんでした。勝利条件にはちと届かずでした。

K藤氏宅ゲーム会

K藤氏の自宅ゲーム会に参加しました。参加者5人。
Anti-Monoploy (University Games)・Byzanz (Amigo)・Nicht die bohne! (Amigo)・Titan (AH)をプレイしました。

アンチモノポリーはモノポリーのバリエーションの一つ。相当古いゲームですが、最近再版されたらしく新品が流通しています。モノポリーと大きく違うのは、プレイヤーが独占資本家と競争者の2陣営に分かれていることです。独占資本家と違い、競争者はカラーグループを揃えなくても家やホテルを建てられる代わりに収入が少なく設定されています。独占資本家同士、競争者同士は別に味方でも何でもなく、普通のモノポリーと同様に自分以外の全員を破産させるのが目的です。
独占資本家で手なりで進めていたらトントン拍子でカラーグループが揃ってしまい、順調に資産を伸ばすことができました。1人脱落した時点で終了。

ビザンツは最終ラウンドに色がバラバラでどうにもならず。
豆じゃないよは、黄色の最後の1枚のマイナスカードの所在をほとんどのプレイヤーが失念していて、S藤氏に大勝されてしまいました。

2人減って3人タイタン。タイタンスタックを外周に落としてしまいサイクロプス3匹までは集めたのですが、要らないユニットを切り離して5ユニットスタックになった瞬間にスピード出しすぎでT口氏のエンジェルスタック(こっちもサイクロプス3体)に突っ込んでしまい、あっさり返り討ちにされてしまいました。

K藤氏宅ゲーム会

K藤氏の自宅ゲーム会に参加しました。参加者4人。
a la Carte (Moskito)・Ad Astra (Nexus)・The Stars are Right (SJG)・High Society (Gryphon Games)・Steam Barons (Mayfair)・MOW (Hurrican)をプレイしました。

まずは再版アラカルト。料理の作成以外の周辺ルールがかなり変わって、失敗作の料理を人に押し付けるゲームじゃなくて、真面目に料理の完成を目指すゲームになりました。引っくり返しても全然出てこなかったり一気にドバっと出てきたりするスパイス瓶は健在です。お湯沸かすだけみたいな簡単な料理しか作れず惨敗。

フェドッティの新作アド・アストラはカタンとRftGを合体させていいとこどりしたようなゲームです。各ターンのアクションをカードでプロットし、プロットしたアクションを全員で行なうあたりはRftGにそっくりです。可能なアクションは宇宙船を送ったり、送った先の惑星に入植地を建設したり、入植地から惑星ごとに決まった物資を収穫したり、交易で物資を交換したりとまるで宇宙カタンです。ランダム要素は初期配置と未発見惑星の中身くらいで、一度それぞれの惑星に入植してしまえば、それ以降の生産や建築には紛れが入る余地がほとんどないカツカツなゲームでした。
一人だけ惑星のテラフォーミングを順調に進めることができて勝利。

星辰の正しき刻は(前回プレイ時と奇妙にも同じく)ツァトゥグァの無形の落とし子を次々と召喚し、いつでもツァトゥグァを呼び出す準備は万端整っていたのですが、肝心のツァトゥグァ様を引けませんでした。どうやら信仰心が足りなかったようです。

ハイソサエティはたぶん最新の再版のもの。みなさん景気よく浪費していただいたおかげで3点×2の6点で勝ててしまいました。

スチームバロンは裏面のイギリス中部マップ。アメリカ東海岸より特殊ルールが少ないのでプレイしやすそうな雰囲気です。
今日はどうもキューブの引きが寄ったようで、どの会社も思ったほど収益が伸びません。といっても株価の変動は会社間の相対的な収入差が基準なのでゲームの展開そのものにはあまり影響しなかったりします。6社分の経営内容に気を配らないといけないので、元の蒸気より数段難しいゲームになっていると思います。

MOWはものすごい勢いで牛をゲットしてあっという間に100点突破して負けました。

おそらく今年のゲームはこれで遊び納めだと思います。みなさんありがとうございました。来年もよろしくお願いします。

K藤氏宅ゲーム会

K藤氏の自宅ゲーム会に参加しました。参加者2人。
Conflict of Heroes: Awakening the Bear! – Russia 1941-1942 (Academy Games)・1960: The Making of the President (Z-man)をプレイしました。

コンフリクトオブヒーローズは車両の登場するシナリオ5「The Monster」。拡張のStorms of Steelでアクションまわりのルールが大きく変わったので、そこだけ新しいルールに置き換えてプレイしてみました。
シナリオは、前後2つの丘で待ち構えるソ連軍の戦車部隊に、ドイツの戦車部隊が攻撃をかけるというもの。ドイツ側を担当しました。
煙幕で視界を遮って一気に距離を詰め、接近戦で第1の丘からソ連軍を排除することには成功したのですが、丘の上からものすごい勢いで撃ち下ろされたせいで味方の被害も尋常ではなく、気がつくと対戦車戦力として期待できる3号戦車と2号戦車は1両残らず足回りに被弾して前進不能になっていました。第2の丘ではすでに「怪物」T-34の一個小隊が待ち構えています。この時点で唯一動ける状態だった2両の4号戦車でT-34に肉薄攻撃を敢行しましたが、力及ばず全滅し作戦は失敗しました。
歩兵分隊は攻撃で多少の損害が出ても指揮よろしくを得れば回復して戦線復帰が可能なのですが、壊れた戦車は気合では直らないので、些細なダメージでいきなり戦線から落伍するということのようです。歩兵よりも前面と側面の防御力の差が大きいので、機動のよしあしでダイナミックに戦況が動くのが楽しめます。
古いルールでは、リスクを取って臨機行動をするのでなければ、相手が7APを使いきるまで見ているだけのシステムだったのですが、拡張で新しくなったルールでは、互いに7APのプールを少しずつ消費しながら交互にアクションを行うようになりました。敵味方がリアルタイムに同時進行する雰囲気が出るようになりましたが、プレイ時間が思いの他かかるようになったのでよしあしかもしれません。

1960はニクソン対ケネディの大統領選挙が題材のカードドリブンゲーム。カードを使って支持者を増やしたりイベントを起こしたりしながら当選を目指します。
ちょっと有利らしいケネディを担当。序盤から老獪なニクソンにニューヨークやカリフォルニアなどの大票田を手堅く押さえられてしまったので、ひたすら地方巡業をこなすドブ板選挙です。公開討論会も負けてしまいましたが、南部は完全制覇、東部と中西部はそれなりに混戦に持ち込んで投票日を迎えました。
かなり接戦でちょっとだけ負けていたようでしたが、最後にオハイオ州が引っくり返った分で50票分逆転。みごとケネディが第35代大統領になりました。
よく似たシステムのTwilight Struggleと比べると、カード総数が多くてデッキが何周もしないので、捨て札をリシャッフルするタイミングを計算しながらカードをプレイするという、イッタイソレハナニヲしみゅれーとシテイルノデスカ?と言いたくなる要素がなくなっているのは良いです。逆にコマンドポイントを使ってできるアクションのバリエーションが少ないのがちょっと気にはなりました。

K藤氏宅ゲーム会

K藤氏の自宅ゲーム会に参加しました。参加者4人。
MOW (Hurrican)・The Stars are Right (SJG)・Oregon (HiG)・Steam Barons (Mayfair)・Carcassonne wheel of fortune (HiG)をプレイしました。

MOWは、順番に手札から牛カードを1枚ずつ出して、出せなくなったプレイヤーが場札全部を引き取り、牛カードに描かれている蠅の数の一番少ないプレイヤーが勝ちというゲームです。6ニムトを少し運ゲーに振った感じです。光センサーと組み合わせた機械が箱に入っていて開けると牛の鳴き声がするとか、60カ国語分のルールが入っているとか、本来5人上限のところが2セット分入っていて10人プレイまで対応可能だとか、ゲーム性とは違うところで非常にコンポーネントは充実しています。

星辰の正しき刻は邪悪なカルティストとなってクトゥルフ神話の旧支配者を召喚するゲームです。場には5×5の25枚の星空タイルが並んでおり、カードをプレイしてタイルの並びを操作して、規定の組み合わせができれば召喚成功です。テーマ性や難易度はよくできていると思うのですが、1順回ってくるうちに星の並びはしっちゃかめっちゃかになっているので、自分の番でちょっと悩む時間の多いゲームです。

オレゴンは手札が引いても引いても炭鉱ばかりでした。他の人が金鉱に群がるなか一人石炭掘りに全力投球しましたが、かかる手間は大差ないのに最高3点の石炭と最低3点の金山では全然勝負になってませんでした。

スチームバロンはSteamの拡張。新しいマップは従来のSteamのルールで遊ぶことも可能ですが、新しくデザインされた株式市場ルールで遊ぶこともできます。
株式市場ルールでは6つの会社の株券を売買して、各社の最大株主が社長として経営を行います。各社の運営そのものは建設費を払って線路を置いて同じ色の都市に同じ色のキューブを運ぶという従来の蒸気の時代システムを踏襲したものになっています。ぱっと見では蒸気の時代に18xx風の株式システムを足しただけなのですが、株券の購入は競り、株価の変動は各社の相対的な収入差(たとえ全社爆配当でも最低額の会社の株価は急下落)と、投資家としての選択眼が問われる全く雰囲気の違うゲームに仕上がっています。
相変らずワレス語のザルルール、元のSteamと微妙に違うボックスサイズ(中身のサイズも違うので1箱に収まらない!)と不親切感バリバリですが、ゲーム自体はさすがワレスといったところです。

カルカソンヌ運命の輪は、普通の拡張セットかと思ったら単体でプレイできるスタンドアローン拡張でした(混ぜても遊べます)。初期タイルが4×4サイズの運命の輪タイルになっています。普通のタイルの中に運命の輪を進めるタイルが何枚か混ざっていて、それが引かれるたびに運命の輪が回っていろいろなイベントが起こります。運命の輪を進めるタイルは道路と平地だけのつまらないタイルが主で、引き運の悪かった人のヒマヒマ感を大いに減じてくれています。従来のカルカソンヌの欠点をうまく補正してあるよい拡張だと思います。
今日はこのカルカソンヌだけ爆勝ち。他はしおしおでした。

ML.K 裏例会

ML.Kの裏例会がありました。参加者3人。
Dominion (RGG)・18Ardennes (DTG)・Galaxy Trucker (CGE)をプレイしました。

ドミニオン全部入りは3戦1勝。原住民の村やら秘密の部屋やら2コストのアクションカードが妙に強かったです。

18アルデンヌは、4列車が出たときに2列車が1回走ってから廃車になるようルールが変わりました。4列車から廃車にならないので、2列車で一度収入を貰ってすぐに廃車にならない列車が買えることになり、列車のやりくりはかなり楽になりました。運営タイミングの都合で不当に後退させられることがなくなって理不尽な差がつきにくくなり、真面目に経営しているプレイヤーが報われるようになったと思います。
イニシャルビッドを終わってN村8・9・11・14・15、K川1・5・6・7・13、僕2・3・4・10・12となりました。アルデンヌの森が地形の関係で通りにくいので、そこを迂回できる13・14あたりが競り合いになりました。その周辺ばかり持っていてどうしたもんかと思っていましたが、序盤に2と 12を都合よく接続できたので、この2社をベースに建てた大会社が優良会社になって僅差で勝つことができました。

ギャラクシートラッカーは拡張のビッグエクスパンション全部入り。さすがに初回で全部は派手すぎました。3ラウンド中2回も撃墜されてしまいドド負け。

SLクリスマスin小樽号

苗穂駅にSLクリスマスin小樽のC11の発車を見に行ってきました。
駅の西側にあるアリオ札幌方面へ向かう跨線橋から、札幌駅行きの回送列車が苗穂運転所を出るシーンを見ることができます。
晴天やや弱めの北風という天気で、爆煙が風に煽られることもなく真っ直ぐに立ち上るところが見られてよかったです。