M上氏宅ゲーム会

M上氏の自宅ゲーム会に参加しました。参加者2人。
Old School Tactical (Flying Pig Games)をプレイしました。

オールドスクールタクティカルはWW2ものの戦術級シミュレーションゲーム。1ユニット1分隊または車両1両というごく普通のスケールです。かなり人気のあるシリーズらしく、単独でプレイ可能な基本セットが3作リリースされていて、順に東部戦線・ノルマンディー以降の西部戦線・太平洋戦線を扱っています。さらにそのそれぞれに小箱(けっこうデカい)の拡張がいくつも出ているそうな。

今回は第2作めの西部戦線もの。入門編っぽいシナリオ1と戦車の出てくるシナリオ8をプレイしました。
箱開けて一番目につくのはフルマップ2枚分くらいの巨大なボード。実際にはシナリオの指定で一部を区切って使うので、ここまで大きい必要はないような。その他ユニット類は大きめサイズで主要な性能値は見やすいのですが、射程とか微妙な数値が細かい字でひっそりと書いてあったりします。別途ユニット性能カードが用意されているのはやはりゲーマーの高齢化対策でしょうか。
ルールはプログラム学習方式ではなく、最初から一貫したリファレンスマニュアルを全部覚えてからプレイ開始というソリッドな方針。ルールの構成があまり練られていないのか、主要なルールも細かい雑多なルールも同じレベルでひたすら列挙されているので全体像を把握するハードルは高めです。
要は各ターンの最初にそれぞれの陣営がシナリオで指定されただけのダイスを振って出目の合計に等しいインパルスポイントを獲得し、あとは相互に1インパルスポイントずつ消費して1ユニットを1回移動させるか1回射撃させるのを繰り返すだけです。同じユニットは1ターンに移動と射撃を1回ずつしかできないので、インパルスポイントが尽きるか、すべてのユニットが移動1回と射撃1回を行なってしまった側はフルパス。両者フルパスで1ターン終了。シンプルながらコマンドコントロールとユニットの多寡による優劣をバランスよく反映させたスマートなシステムです。
射撃は火力から防御力を引いて戦闘結果表を参照して2D6を振るだけで特別なところはありません。当たったら火力が半減したり0になったりダメージを受けたり壊滅したりします。指揮官がいると2ユニットまでスタックできて火力を足せる(防御力は足せない)ので、戦力を集中できればやや攻撃側有利な感じで進行はスピーディです。

シナリオ1はボカージュ沿いの道路を守る米軍1.5個小隊をドイツ軍2個小隊が東西から挟撃するシナリオ。米軍側を担当。ちょっと前のめりに構えすぎて早々に前線が崩壊して負け。防衛拠点3つのうち2つ守ればいいので、1つは捨て部隊で時間かせぎして主力温存すべきだったのでしょう。
シナリオ8は交差点の村を守るドイツ軍1個小隊と4号戦車1両を、米軍1個小隊とシャーマン戦車1両が攻めるシナリオ。再度米軍側を担当。双方に毎ターンランダムな増援が送られてきて先の読めないシナリオです。4号戦車の評価がかなり高く設定されていて、シャーマンは初期配置の1両と増援の1両で2両出てきましたが、あっさり撃破されて戦力に貢献できず。また大敗。

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