K藤氏の自宅ゲーム会に参加しました。参加者4人。
Outpost (TimJim)・Die Tore der Welt (KOSMOS)・Acquire (AH)・Witch of Salem (KOSMOS/Mayfair)をプレイしました。
最初はザバンドールやフェニキアの元になったと言われるアウトポスト。残念ながら入手困難なのでBGGのデータからの再生品。競りゲーと拡大再生産系が素直に組み合わさったシンプルなシステムで、自分の箱庭をガンガン拡張していく楽しみを満喫できます。出遅れたプレイヤーが後から挽回する要素があまりない古風なデザインですが、プレイ感が軽いので再プレイ欲がそそられます。あまりの複雑さに一度プレイするとしばらくは目にするのもツラくなる後続作品とは一線を画す名作と言えるでしょう。
ロボットチタン工場の大増設作戦でしたが、マッドサイエンティスト軍団のT井氏には全くかないませんでした。
続けて果てしなき世界。大聖堂とは違い、カードによるアクション選択システムになりました。獲得できる資源量に比べてラウンドごとの徴収量がキツく、いろいろなモノが不足して中盤までほとんどプラマイゼロ進行のバランスです。これを嬉々としてプレイする我々はかなりマゾ入ってるんじゃないかと思います。イベントカードをボードに置く向きで各自の収入が決まるなど、システムのほとんどの要素で一手に複数の意味が込められているという悩ましいシステムで、現代のボードゲームのシステムデザインとはかくあるべしという作者の強い主張が感じられる怪作でした。
時間調整に久しぶりのアクワイア。今回は序盤から景気よく合併が発生し、全員常に潤沢な資金を持ってプレイするという珍しい展開でした。
1人減ってセイラムの魔法使い。少し前のメビウス便に入っていたようですが、いつの間にか英語版が出ていたので買ってみました。まさに簡易版アーカムホラーで、アーカムの各所のゲートを閉じて旧支配者の復活を阻止する協力ゲームです。実は果てしなき世界と同じ作者のようです。システムにあまり似たところはありませんが、カードによる移動システムの機微で、ゲートの封印に意外な手間がかかる意地悪なデザインなどにその片鱗がうかがえます。
今回はイベントカードの巡りがラッキーだったせいか、危げなくニャル子さんを封印して勝つことができました。そして帰りに本屋に寄ったらニャル子さんの5巻が出ておりましたとさ。