K藤氏の自宅ゲーム会に参加しました。参加者3人。
Maria (Histogame)・Perpetual-Motion Machine (Bezier Games)・Seven Card Samurai (Mindtwister USA)・Quarriors! (WizKids)・Labyrinth (GMT)をプレイしました。
まずはマリア。オーストリア継承戦争のウォーシミュレーションゲームです。初級ゲームではマップを半分だけ使い、単純にプロイセン・フランス連合軍対オーストリアの2対1の戦争をします。
ポイント・トゥ・ポイント方式のマップがかなり広い割に各国3~5ユニットしかないのですが、都市の支配に関して各ユニットが3リンク分という広めの影響範囲を持つのでそこそこ会敵機会は多いです。
戦闘システムが独特です。戦力+カードの数値の多い方が勝ちという単純なシステムなのですが、自分の現在位置のスートに対応するカードしか使えないという制限のため、絶好の好機になぜか戦闘を回避したり、あらぬ方向に旅立って行ったりというプレイが頻発し、敵の機動が全然読めません。何をシミュレートしているのかよく分かりませんが、少なくとも同じ場所で2回続けて戦闘するとテキメンに弱くなるので、自然と機動戦の様相を見せるようになります。
プロイセンを担当しました。史実で戦争を仕掛けた側なので、1人だけ初期手札が多く、戦いの火蓋を切る役割が期待されているようです。おおむね史実通りにシュレージエンを席巻して国境近くでオーストリア軍と決戦すると、手札がものすごい勢いで消えていきます。3カ国とも一進一退で最終ターン、勝利条件まであと1都市というところまで押し込みましたが、手番順の差でフランス軍に先に勝利を許してしまいました。
永久駆動マシンは、永久機関を作るカードゲーム、なのですが、実際はトランプを使って乗車券システムでカードを集めてポーカーの役を作るという地味なゲーム。役を1回作るごとに補充能力や手札枚数上限が強化されるという成長要素があって割と面白いですが、永久機関はあまり関係ありません。勝ち。
七人のカード侍は七人の侍をモチーフにしたカードゲーム。忍者や盗賊を放って他プレイヤーの米を奪う一方で、7人の侍を集めて自分の村を守るのが目的です。アメリカ人のサムライ観に噴くところもありますが、七人の侍らしさは出ていますしゲームとしても十分面白いです。妨害カードが強力すぎてちょっと引きゲーですが。2位。
クォーリアーズはBGGのプロモカード3枚入り、日本語版の拡張セットに入る予定のプロモカード3枚と同じものだと思います。裏面が日本語版とちょっと違うので混ぜられません。英語版買おうかしらん。3枚ともクリーチャーで呼べればどれも強そうです。勝ち。
1人減ってGMTのラビリンスはアメリカ対イスラム教のテロ戦争が題材の2人用シミュレーション。システムはTwilight Struggleがベースですが、非対称戦争を表現するため双方でできることが全然違います。去年のゲームですが早々に売り切れ、やっと再版されました。
アメリカを担当、2ターンめにアフガニスタンに侵攻、地道にテロリストを摘発して名声を上昇させます。世界世論が穏健派に傾いた最終ターンに同時に選挙イベントで穏健派にスッチすると高まった名声を背景にサウジ・湾岸諸国・トルコの政権を安定化させ、石油価格高騰で儲けて勝利。テロリストの大量破壊兵器入手の試みがことごとく失敗したのに助けられました。どっちでやっても難しそうなゲームです。