大抵の18XXのプレイ人数は3人以上で、2人プレイに対応していてもあまりお勧めではない、というのが多いのですが、18マジャールオルサーグは2人プレイ用のミニマップと、これを使ったソロプレイルールがついてきています。
2人プレイマップは通常マップから現在のオーストリアを切り出した範囲。小会社7社・大会社4社でほぼ通常ルールの半分の規模。6列車は使用せず、4列車が出て茶色フェイズが始まってから3回運営して終了。
ソロプレイルールでは、オートマのイシュトバーン君が1人分を担当してくれます。
イシュトバーン君はランダムに選んだ小会社3社を持ってスタート。残り4社からプレイヤーが3社を選び、最後の1社は登場しません。
イシュトバーン君担当の小会社が置く黄色タイルはゲーム開始時に決まったタイルを最初から配置しておき、後はゲームの進行で緑や茶色が解禁されるたびにアップグレードだけを行います。
列車の運行や購入は、XX円貯まったらY列車を買う、みたいなプレイの指針カードが会社ごとに用意されていて、その通りに行ないます。プレイの指針カードは難易度別に3種類用意されていて、易しいレベルでは単純にお金貯めて列車買うだけですが、難しいレベルだと会社間で列車操作したりします。
株の購入はどの大会社から優先で何株まで買うかの指針カードがこれまた何枚か用意されているので、指定された優先度で買える株を買えるだけ買います。イシュトバーン君が株を売ることはありません。
というわけで割と普通なオートマルールです。もともとランダム要素のない18XXで、イシュトバーン君はルールに従った行動しかしてこない上に先々の行動まで全部書いてあるので、難易度難しいレベルでも人間であれば好きなだけ先手打てます。普通に考えて負けることはないと思います。
どこからともなく富が湧いてくるランダムイベントとか、何がしかハンデ戦ルールがない限りは、システムの学習代わりに1回プレイすれば十分でしょう。