M上氏宅ゲーム会

M上氏の自宅ゲーム会に参加しました。参加者2人。
Dune: House Secrets (Portal Games)をプレイしました。

デューン・ハウス・シークレットはディテクティブの独立型拡張です。
デューンの舞台である惑星アラキスでディテクティブをします。
テーマもシステムもファン多そうなのですがBGGスコアは驚異の5点台。おっぱいGoより低いランクにとどまっています。10点つけてる人から1点つけてる人まで均等にいるという謎な評価の作品。

ハルコンネンとサルダウカー部隊がアラキーンを急襲してアトレイデ公は死亡、ポールは砂漠に逃れたという原作序盤あたりのお話。プレイヤーはアトレイデ家の遺臣で砂漠で行き倒れていたところをフレーメンに拾われ、借りを返すためにフレーメンのスパイとしてハッガ盆地にある小さな町テルゲゼルに忍び込んで殺人事件とかの調査を行ないます。
チャプター0から3までの全4話構成。チャプター0は練習用でカード10枚の小シナリオなので実質3.5話といったところです。
チャプター0と1をプレイしました。

システム的には他のディテクティブとほぼ同じ。コンピューターの存在しないデューン世界ですが、普通にスマホアプリを使用します。さすがに他シリーズのアンタレスデータベースとは別ドメインになっています。元のディテクティブと比べるとスマホ上にある情報はかなり少なめ。なのですが、なぜか情報1件ごとにすべて動画になっています。しかもYouTubeとかだとものすごい勢いでスコア下げられそうな文字だけ動画です。テキスト化されたものが同じページに表示されているので本当に動画の意味がありません。
時間管理はディテクティブより簡略化されていて、どのカードでも1枚1時間に統一されました。シナリオ開始時点で、あと何枚カード読めるか丸見えという仕組みです。ペース配分読みやすくはなっていますが、やはりちょっと味気ないですね。
最大の違いはレガシーゲームになっていること。初期状態ではプレイヤーキャラクターは固有の特殊能力をほとんど持っておらず、シナリオ進むたびにシールを貼って成長していきます。といっても、通常のディテクティブではシナリオごとにリセットされるスキルカウンターがこのゲームでは回復しないことになっていて、シールのほとんどはスキルトークンを補充する、という能力なのであまり育った感はありません。ディテクティブの同じシナリオを2度遊ぶことはないのでレガシー化は自然ではあるのですが、そうは言ってもこのあたりが低評価の一因かもしれません。

ストーリー的にはまだまだ序盤の伏線撒きなのか、殺人事件の調査を依頼されたので調べてみたけどよくわかりませんでした!いかがでしたか?というデキの悪いキュレーションサイトみたいな展開で、面白いとか面白くないとか評価できる段階ではありません。原作の登場人物も名前がときどき出てくる程度で話には全くからんできていません。箱絵はポールなのにちょっと詐欺っぽいですね。後半2話でうまく回収してくれるといいのですが、どうなることやら。

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