札幌市北区民センターでML.Kの3月例会がありました。参加者10人。
San Juan (alea)・Flourish (Starling Games)・Amalfi (うちばこや)・Prêt-à-Porter (Portal Games)をプレイしました。
まずは軽く4人でサンファン2、イマイチ回らず大聖堂建てるも最下位。
キックスターター発のフローリッシュ。ドラフトで箱庭を作るゲームで、3桁まであるダイヤル式の得点ボードが目を引きます。デザイナーはエバーデールの人。7人まで対応というのは7ワンダーを念頭に置いているのでしょうか。
ドラフトなんですが、6枚の手札から1枚プレイして、1枚を右隣へ渡し、もう1枚を左隣へ渡し、両隣から1枚ずつもらって、1枚山から補充する、というシステムです。これだと要らないカードを左右とキャッチボールするだけで山引きに賭けるしかないのでは。
カードごとに様々な得点獲得パターンがあってこれをいくつも組み合わせるポイントサラダの様相です。最下位。
国産重量級ユーロとして評価の高いアマルフィ。地中海の商人になって商品を売買して儲けるワーカープレースです。
最初からある程度数持っている船コマがワーカー兼商品を表す資源マーカーとなっているので、ワーカーとしてアクションをしに行くと在庫を持てる量が減るという仕組み。うまいことコマを使い回して効率よく運用することが求められます。といってもワーカープレースの常でアクションで稼げる効率は割と均衡しているので、人と差をつけるのは人物カードの性能でしょうか。ゲーム開始時から何枚か持っていて使い捨てやら常時発動など効果は様々ですが、ゲーム中に追加で入手できる機会が貴重なので見逃さないようにしたい。イザとなれば捨てて食料に変換もできます(ダンジョンペッツ?)。余り気味になる食料を活用できる人とか、主要な得点源になる契約カードに関係する人が強そうです。
初手で香辛料を取りに行って次の手番にその香辛料で真っ先に海図が買えるので、ややスタートプレイヤー有利なように思います。勝ち。
プレタポルテはファッションデザイナーになって服を作って売ったりファッションショーに出展したりするワーカープレース。10年前のゲームですが、最近再版されたそうです。日本語版も出るようですが今回は英語版。
テーマ的にコンポーネントは美しく作られていますが、文字が細かすぎで老眼にはちょっとつらいものがあると思います。ゲームは全12ラウンドで、ワーカープレースで準備をするのを2ラウンド繰り返したらファッションショーラウンドが1回ある、というのを繰り返します。服を作って売ってではおそらく収支トントンで会社や人員の維持費に飲み込まれていくので、ファッションショーで定期的に勝っていかないと早晩行き詰まりそう。借金もあるのでそういうのが好きな人にはお勧めでしょう。
会場の時間切れのため初回のファッションショーの終了までプレイして途中終了。公称90分というのはちょっと違いそうです。