M上氏の自宅ゲーム会に参加しました。参加者4人。
ピクテル (ボドゲイム)・The Castles of Burgundy: The Card Game (alea)・Dead Men Tell No Tales (Minion Games)・乙女遊戯水滸伝 (ハーヴェスト出版)をプレイしました。
まずは4人でピクテル。いわゆるピクショナリー型の絵からお題を当てるゲームですが、このゲームは自分で絵を書く必要はなく、あらかじめ用意された透明シートに描かれたアイコンを組み合わせて絵を作ります。この手のゲームが本質的に持つ絵心ないと楽しめない問題を解決した快作で、箱もコンパクトでもうこれだけ持ってればよさそうな気になります。ただ基本セットだけだとどうしてもアイコンのバリエーションに不足を感じるので拡張が欲しくなるところです。4人だと出題者2人対回答者2人なので回答者少なくてちょっと詰まりやすいのと得点差つきにくいいので、3人ルールに準じて出題者1人回答者3人の方がよさそうに思います。
3人でブルゴーニュカードゲームはそのまんまですがブルゴーニュのカードゲーム版。元のブルゴーニュやったことないですが。元々ダイスを2個振ってどちらか選んでアクションするゲームだったのが、ダイス目の描かれたカードが2枚配られて1枚選ぶシステムになり、ボードやタイルだったものが全部カードになったくらいで、中身は割とそのまんまだそうです。箱庭系でプレイしたカードに特殊効果がいろいろついていて、割とプレイヤーごとに発展傾向違ってそうでしたが、全員手番数は同じシステムなのでそれほど大差はついてませんでした。負け。
4人でデッドメンテルノーテイルズ。名前の通りの海賊ゲームですが、映画とはたぶん関係ありません。海賊の一味となってスケルトンが徘徊し今まさに爆発炎上しようとしている幽霊船からお宝を盗み出す協力ゲームです。ううむ、襲う相手はもうちょっと選んだ方がよくないですか。
ゲーム開始時は幽霊船の全貌は明らかになっておらず、手番ごとにタイルを引いて並べていってフロアプランを作ります。各部屋には骸骨とかお宝とかが配置される他に、初期状態の火力が設定されており、ゲームの進行とともに火勢が強まって限界を超えると爆発して進入不能になります。各プレイヤーは自分の手番にアクション数の範囲内で移動したり消火したり骸骨と戦ったりして、最終的に船が燃えつきる前にすべての財宝を入手して全員脱出できれば勝利です。システム的にはおおむねリーコックの禁断の島や禁断の砂漠の変種といったところでしょうか。海賊ゲームとしては十分に面白い方だと思います。
難易度調整できますが、とりあえず一番簡単レベルでプレイ。特に危げなくクリア。
乙女遊戯水滸伝は水滸伝の登場人物148人が全部美少女化された2人用デッキ構築ゲーム、なのですが多人数プレイ用ルールもついていて、そちらを使えば6人まで対応できます。ただし、多人数用ルールではカード固有の特殊能力とかは全部無視してどの人物も武力と知力の数字しか見ないので、数値は低いもののおそらく原作では何かその人だけのユニークな特徴持ってたであろう下位の地の星の人あたりは本当にタダの外れキャラ扱いなのが残念です。カードデザインも絵の他は人名と能力の記載だけでフレーバーテキスト的なものは何もないので、水滸伝に死ぬほど詳しい人じゃないとよほどの有名人じゃない限りダレソレ状態なのももったいないです。108星の名前くらい書いとけばいいのに。
ゲームシステムはレガシーな殴り合いマルチで特に工夫はないのですが、それなりにバランス取りつつ収束性も悪くなく十分に楽しめました。