M上氏の自宅ゲーム会に参加しました。参加者4人。
TIME Stories Revolution (Space Cowboy)をプレイしました。
タイムストーリーズはハダル・プロジェクト。日本語版も発売されていますが1年くらい前に出た英語版。
白箱シリーズは前回で終了し、今回から新しく青箱シリーズとしてテコ入れ再スタートしています。青箱シリーズはそれぞれが完全に独立したストーリーで、基本セットは不要でプレイ順もシリーズ内どこからでもプレイして構わないということになっています。
青箱を連続プレイするためのエクスペリエンス拡張というのが同時に出ていて、これを入れるとストーリー間で引き継ぎ可能な要素が追加されるのですが、青箱の最初のストーリーをプレイするときはボーナスもペナルティも何もないので直ちに影響はありません。白箱のときも引き継ぎ可能なトークンとかありましたが、ロクに使った記憶がないので必要度はあまり高くないと思います。
遠い未来世界から現地のレセクタプルに憑依して活動するという基本設定は従来と共通。以前はチーム共有のタイムユニットという資源が与えられていましたが、今回から新技術が使用されているという設定で、個々のキャラクターにアズラック・クリスタル(妙に覚えにくいのでアズなんとかと呼ばれる)というトークンが分配されます。何をするにもアズなんとかを消費して活動し、なくなると時間切れなのは前と同じですが、なくなってもゲーム開始時までリセットする(そしてボブに怒られる)のではなく、周回数を記録してアズなんとかを再分配するだけでストーリーはそのまま進行します。長丁場のシナリオをプレイしやすくなっているのでしょう。
今回は近未来の地球が舞台で、世界中に広がった致命的な疫病の治療薬を作るために海中研究所に潜入するというミッション。いつになく目的の明確な任務で、さすがテコ入れ第1作だけのことはあります。単なるクローズドサークルものというわけではなく、潜水艦に乗って外に出たり単独で潜水活動したりと海中の雰囲気の表現はよくできています。そう思わせておいて後半ではタイムトラベルものらしい驚きの展開を捩じ込んできてなかなか飽きさせないストーリーです。謎解き要素もそこまで難易度高くなく楽しめるのは間違いないでしょう。といいつつ周回3+誤答1で上から5段階めのもっとがんばりま賞。