K川氏の自宅ゲーム会に参加しました。参加者3人。
Tesla vs Edison (Artana)・West of Africa (ADC Blackfire Entertainment)・Zombicide: Black Plague (Cool Mini or Not)・Grifters (Indie)・Viticulture (StoneMaier)をプレイしました。
テスラVSエジソンは、kickstarterの新作パワーリングアップ拡張を投入。会社が1つ増えて6人でプレイできるようになり、その他様々な調整が入っています。
最大の変更点として株券をアクションで買えなくなりました。基本ルールでは財務能力の高い社員雇ってとにかく株買いまくるのが勝利への近道でしたが、株は各ラウンドの定期収入貰った後で全員平等に1株だけ買えるようになり、持株数で差がつきにくくなりました。勝利判定も単純な総資産の大小ではなく、株価の順位に応じた固定の得点と各種ボーナスの合計を比べるようになったので、自社株1社だけ異様に高騰してもそれだけでは勝てなくなっています。また、初期状態の差として社長の特殊能力の他に、すべての会社に1アクション使って開発しないと有効にならない新しい固有能力が4つ追加されました。当然ながらこれにも強い弱いはありますが、少ないアクション数を能力開花に消費することになるので、開発するタイミングや使う使わないの選択肢が出てゲームに深みが増したと思います。総じてバランス調整が甘い株だけゲーだったのが、かなり普通のユーロゲームに近づいた感じです。
社長のドラフトでせっかくなので新キャラCJウォーカー女史を選択。エジソンと似た特許料無視する特殊能力がありなかなか強力でした。序盤にしゃがんで技術開発するのも依然として有効な作戦ですが、早急に事業を開始して定期収入を増やして株数増やすチャンスを逃さないのも重要そう。株数で勝った分で勝ち。
ウェストオブアフリカはカナリア諸島を舞台にした農場経営と輸送と陣取りのゲーム。カード選択で行動を事前にプロットするのですが、欲ばっていろいろやろうとすると行動順が遅くなる独特のシステムが特徴です。7つの島が東西に並んでいて、農業しかできず売値も低い西の島で収穫した農産物を東の島に運んで高く売り、家を買ってVPに変換します。ということになっているようなのですが、なぜか真ん中4番の島が農産物の収穫もそれを高値で売ることも家を買うことも全部できる完結した島になっていて、せっかくのデザイン意図がボヤけているようにも感じます。どど負け。
ゾンビサイド黒死病。今回は新拡張デッドアイウォーカーを投入。ゾンビのくせに弓矢を持っています。しかも人間用の高性能な弓と同程度の射程を持ち、人間と違って百発百中です。さすがに行動順の都合上人間は撃たれる前に撃てるので、曲がり角をうまく使えば思ったほどの危険性はありませんでした。ウルフスブルグから、なぜか地下室がないとかネクロマンサーが出てもゾンビ穴が増えないとか一風変わったシナシオを選択。今回は運よく序盤から竜の胆液や強力な武器を手早く集めることができ、アボミネーションを出るそばから次々を血祭りに挙げることができました。何の問題もなく勝ち筋見えたので協議終了。
グリフターズは犯罪者集団を率いて次々とミッションをクリアするカードゲーム。デッキ構築風味ですが、手札枚数に上限はなく、使ったカードはキューに貯まって3ラウンド後に自動回収されて手札に戻るという珍しいシステムです。カードの特殊効果で工夫して回転速度を上げるとか、単純に手札枚数増やすとか、いろいろ作戦ありそうでプレイ時間も短い好ゲーム。負け。
ヴィティカルチャーはトスカーナ拡張のレベル3の一つ、チーズ工房を投入。ワインとは別にチーズを作ってワインと一緒に出荷すると追加勝利得点、という趣向です。チーズはワインと同様使わずに置いておくと熟成して価値が増すのですが、ワインと違って熟成させすぎると腐ってしまうので、出荷予定に合わせて計画的に仕込んでおく必要があります。とは言うものの、ワイン作るだけでワーカー足りない大忙しのゲームなので、なかなかチーズまで手が廻りません。最後の出荷にチーズを1つだけ間に合わせることができ、その分の差で勝ち。