K藤氏宅ゲーム会

10/21ははK藤氏の自宅ゲーム会に参加してきました。参加者4人。
7 Ages (ADG)・Ys (Ystari)をプレイしました。

7 Ages は6000年前から現代までの世界全体を舞台として、カード化された様々な国を担当するというゲームで AH の History of the World とコンセプトは似ています。フルマップ2枚という巨大な盤面なうえ、文明レベルによって生産可能な兵科が異なっていたり多数の歴史上の人物が個々にユニット化されていたりと、とにかく可能な限り詳細なルールを詰め込んでみた感のあるビッグゲームです。
同時に使用可能な最大数の15ヶ国が登場しても盤面には空白地が目立っていたので、地域の区切りが細かすぎるような気もします。世界史テーマの重量級マルチとしてはそれなりに良作ですが、もう少しシステムをシェイプアップしてバランス調整できるんじゃないかとも思います。あまり単純化すると HotW と差別化できないのでこんなものかもしれませんが。
現在盤上で展開されている時代の国カードを手札に引いてこないと、そもそも建国すらできないので、ゲーム自体は颯爽とモンゴルを登場させたK藤氏が大差でリードという状態で途中終了しました。

イスは Ystari の初期のゲーム。都市内の各街区に競売人を派遣して宝石を集め、お金(=勝利得点)を稼ぐのが目的です。イスの偉大なる種族とは特に関係なさそうです。基本的には競売人のポイントを競り値にして宝石コマを落札する入札ゲームです。
秘密情報と公開情報の比率や各種得点ソースの構成など、システムはオーソドックスですがバランスの良いゲームです。勝者は高額宝石2種のトップを独占したT井氏でした。

ML.K 裏例会

10/13は某所でML.Kの裏例会がありました。参加者4人。
Caylus Magna Carta (Ystari)・1841 (Deep Thought)・18TN (Deep Thought)をプレイしました。

ケイラスマグナカルタ3人。最初に建てる木の建物と使用頻度の高い中盤早めに建つ石の建物が勝敗に大きく影響するようです。と言っても建てたいものが引けるとも限らず。

1841も3人。初期資金が多いので高額で会社を設立できます。初期価格の範囲が広いので、優良会社は有り余る資本を活用して余裕の経営が可能です。オーストリアのIRSFFとその後継会社2社を他社と一切合併することなく運営できたK川氏の圧勝でした。

1人入れ替わって18TN。テネシー州です。最近リリースされた作品ですが、少し古い1851のリメイクです。個人会社は1830式のオークションになっていて1851よりオーソドックスなシステムに回帰しています。狭いマップ、6株で設立で全額スタート、(18FL式の)列車連続購入制限あり、公開市場の株が会社に配当、4列車は廃車になる前に1回運行できるなど、基本に忠実ながらややマイルドな設計ですがプレイ人数3~5で6社しかないので会社の取りあいは熾烈です。独特のルールとして南北戦争があり、4両目の3列車の購入時という中途半端なタイミングで、全社の収入が一時的に激減します。配当をあてにしていると無収入になってちょうど2社めを設立するタイミングで大打撃を被ります。1人で3社経営のN村氏の勝利でした。

K藤氏宅ゲーム会

10/8はK藤氏の自宅ゲーム会に参加してきました。参加者4人。
Volldampf (TM Spiele)・El Grande (HiG)・1830 (AH)をプレイしました。

まずはT井氏特注のドイツゲーム用小型カードスリーブの完成品を拝見。各種ゲームのカードにまるであつらえたかのようにぴったりです。もちろんあつらえてるんですが。今まで既製品で無かったのが不思議なくらいです。

フォルダンプ4人。早速特注カードスリーブを装着します。使い心地は大変良好。プレイの方はと言うと全然黒字になりません。特定の都市から産物が産出されるかどうか、またされたとしても何色なのかは完全に引き次第なので、僻地に先行投資しても全然無駄でした。

エルグランデ4人。この手のカードを手札に持つゲームではスリーブが有用です。本拠地がど真ん中の高得点エリアになりました。妨害もされやすいので善し悪しです。しかも早々に4VPにする得点タイルを置かれてしまいしょんぼりです。それでも数点差で勝利。おそらく第1ターンの初手で塔の得点計算イベントでコマ1個で1人だけ5VPを獲得できた分と思われます。

1830を3人。初期資金が$800あるので個人会社を買いまくれます。K藤氏SVRN+CStL+D&H・私M&H+C&A・K川氏B&Oとなりました。いつも内心B&Oをやりたいなぁと思って始めているのにいつのまにかC&Aを買っている不思議。とりあえずPRRを高額設立しました。K藤氏はNYNH、K川氏はB&Oを起こします。
B&O 2+2+2・HYNH 2+2・PRR 2+3と買ってOR1に3列車まで出たので、全力でM&H+C&Aを吸い込みSR2にC&O設立。SR3にはK藤氏もプライベートを吸ってNYC、SR4に私がB&MとK川氏がErieを設立して5列車時代に突入しました。CPRは出番なし。
K川氏が5+5を入手かつB&Oが全然後退してないので売られて下がった分を含めても株価トップです。K藤氏は5+6を確保、私は6+下取りD+手出しD。廃車になる直前の3~4列車で相当額を留保できたので手出し額自体はわずかですが留保と列車操作で2ORの間1円も配当がありませんでした。駅とタイルでB&OがNYに入れないよう封鎖してあるので、あとはDの配当でどれだけまくれるかといったところで途中終了。
1830は熟練者がものすごい勢いで2~4列車を買っていってしまい、非熟練者がペースをつかみ難いという苦情が多いので、次回プレイ時は18FL式の購入制限(同じ数字の列車を2両一度に購入できない)を入れてはどうかという意見が出ました。

タウシュベツ橋梁

上士幌町糠平湖のタウシュベツ橋梁を見に行ってきました。いくつかの新聞(特に道新)に今年は小雨のせいでなかなか沈まないと紹介されていたせいか観光客だらけでした。
あと鹿追町の8620型機関車を見てきました。
札幌から十勝まで日帰りで行ってくるのはちっと無理がありました。

留萌鉄道の廃線跡

留萌まで足を伸ばして留萌鉄道の廃線跡とクラウス15号機関車、見晴公園のD61を見てきました。
と言っても留萌鉄道の遺跡はほとんどないので、ドラマのセットのために再建された恵比島駅と湖底に新雨竜駅跡のあるはずのホロピリ湖を見てきただけですが。沼田町のクラウス15号機関車と留萌市のD61はどちらも保存状態は良好でした。
帰り道に国道231号沿いの増毛と浜益の境あたりにある白銀の滝に寄りました。大変みごとな滝でしたが、滝の名前に白銀というのはちょっとありがちじゃないのかなとは思います。

K藤氏宅ゲーム会

9/30はK藤氏の自宅ゲーム会に参加しました。参加者4人。
K川氏のたっての希望でSword of Rome (GMT)をプレイしました。

担当はランダムに決定して私エト/サム・T井氏ローマ・K藤氏ガリア・K川氏ギリシャでした。私とT井氏は前回と同じ勢力なので残念なような熟練の機会というか。

ローマはヴォルスキを平定し、アッピア街道のイベントをプレイしてローマ周辺の守りを万全にします。ギリシャはカルタゴ方面に向かい、ガリアは例によってエトルリアに襲いかかってきます。遠ガリアでガリアの裏を突いてみましたがうまく撃退されてしまい結局エサを与えただけでした。でもエトルリアが攻められるよりはましです。

ギリシャはアフリカのカルタゴ本土に上陸し、首尾よくケルクアンを奪取します。カルタゴ海軍のイベントで増援を断って、カルタゴの本国軍でギリシャの遠征軍を攻撃してみましたが、華麗に撃滅されてしまいカルタゴは滅亡しました。
がぜん優勢なギリシャに対して残りの3者が攻撃します。ローマはギリシャと事前の約束通りナポリを獲得、ガリアとサムニウムは同盟してギリシャ野戦軍を撃破し南イタリアを略奪しタラントを陥落させますが、両者とも本国の守りのために深追いはせずに撤退しました。

終盤の第7ターンあたりでエト/サム以外は3人とも勝利条件の12VPまであとわずかとなり、戦力に劣るエトルリア領の争奪戦になりました。エトルリアはせめてもの抵抗を試みますが、強力な戦闘カードはサムニウム専用だったりするのでどうにも劣勢です。結局エトルリアと旧カルタゴ領からVPエリアを1つずつ奪い本国はローマ城塞で堅く守ったローマが12VPに達して勝利しました。

ML.K裏例会

9/29は某所でML.Kの裏例会がありました。参加者4人。
Hermagor (Mind the Move)・Big Bang (同人)・China Rails (Mayfair)をプレイしました。

K川氏が立たない立たない言うわりにはヘビーローテーションなヘルマゴール。同条件スタートで完全公開情報なので、どうやら後半のヘルマゴールを獲得できるかどうかで差がつく傾向にあるようです。最高得点を過ぎてしまうとヘルマゴールでは得点できないのでハイリスクハイリターンな作戦です。

BigBangは2戦。2回とも短時間で決着。

チャイナレイルは路線のパターンの定跡ができつつある感じです。雲南とチベットを結ぶ路線を引いてみましたが、勝利にはちょっと遠かったですがそれなりに現実的なコストに収まりました。西部の産物はおおむね高額になるのでデマンドの引きに合わせていくのがよいようです。何度かプレイした範囲では災害系のイベントの的中率が妙に高いので、あまり余裕のない経営は厳禁です。もっとも避けようのないのも多いのですが。

三井芦別鉄道遺構

芦別まで行って炭山川橋梁に展示されてる機関車を見てきました。
橋のそばに保存展示場の小公園があるのですが、数年前の写真とは違って看板は撤去されており、樹木が繁茂して橋を正面からは見通せない状態です。国道452号と道道115号からはよく見えます。

Phage 9月例会

9/23は札幌市白石東地区センターでPhageの9月例会がありました。
Sword of Rome (GMT)・The Settlers of Catan (Kosmos)・Caylus Magna Carta (Ystari)をプレイしました。

5人拡張入りの予定が卓分けの都合で4人ソードオブローマ。全員初プレイです。エトルリア/サムニウムを担当しました。他はローマT井氏、ガリアO合氏、ギリシャK藤氏です。

序盤はエトルリアとしか接してないガリアが当然のようにエトルリア領内を略奪してまわります。エトルリアは防戦だけで手いっぱいです。ローマは周辺都市を着々と城塞化、ギリシャはイタリア南部の独立勢力を平定します。
ギリシャとローマの間が地理的にやや離れているので、戦力的に優位なローマとガリアの攻撃を一手に引き受ける形のエトルリアですが、中立勢力の遠ガリアを活性化させて牽制したり劣勢な戦闘はカードでしのいだりしてなんとか本国VPスペースだけは死守できました。

しばらくどの勢力もVPスペースの支配は変わらずで均衡状態が続きますが、ピュロスなどの強力な指揮官を引いて準備の整ったギリシャが北上を開始し、ナポリ周辺でローマや中立のカルタゴを相手に大スタック同士の激戦が発生しました。戦闘システムは3D6+修正の大い方が勝ちで戦力差は修正に含まれています。戦闘で負けると相当の損害を受けるので、どの勢力も激しく消耗していきます。

ギリシャ対ローマはギリシャがやや優勢でギリシャのVPが伸び、ローマはそれ以上にVPを失いました。どちらもほぼ共倒れ状態になったので、サムニウム軍で疲弊したローマを火事場泥棒的に襲ってみましたが、危急存亡の時に登場した独裁官の優秀な指揮能力の前に撃退されてしまいました。

最後にそれまでイタリア各地を荒らしまわってまめにVPを稼いでいたガリアが長駆半島を縦断して防備の薄かったギリシャ支配下の都市タラントを略奪することに成功し、1VP差で勝利していきました。
比較的簡単なシステムでありながら、カードによる多彩な展開とブラッディな戦闘バランスが特徴の好ゲームでした。4人プレイインスト込み最終9ターンまでフルプレイで6時間程度と、規模の割りに現実的な時間内に終わるのもよいです。