2/9は某所でML.Kの裏例会がありました。参加者3人。
18GL(Deep Thought)・オレゴン(Hans)をプレイしました。
18GLはアメリカは五大湖南岸が舞台の18xxです。システムは1826の流用で、大きな違いはどの会社も最初から10株会社として設立されることと第1国鉄がないこと、配当時に株価ダブルアップがあることです。特殊能力を使用した個人会社が閉鎖するかどうかが株券に目立つように表記されていて、コンポーネント的にはよくできています。
3人プレイで資金は潤沢なので、N村氏Milwaukee+LS&I、K川氏DT&I・僕ICと設立しました。10株会社で保有制限には余裕があるので、どの会社も2Hや4Hを大量購入して配当します。僕Wabash・N村氏Nickel・K川氏GT+NYCと建てて、E列車で国鉄登場、WabashとNickelが合併し社長はN村氏に取られました。その後、僕PRR・N村氏Mononと追加で設立しましたが、これはどちらも全然役に立ちませんでした。国鉄が優良会社だったのでN村氏の大勝でした。
東西の大都市のシカゴとクリーブランドの間がミシガン湖で分断されているうえ、ほとんどの会社の本拠地が盤端でマップ中央に会社が存在しないため、右側と左側で全く接点のない別のゲームになりました。1826式のヘクス列車で航続距離が短いため、シカゴを南北に抜けるルートとエリー湖の周囲を回るルートが最良で、東西を接続しようというインセンティブが全くありません。後半は距離無制限のD列車で長距離路線に誘導されているようですが、五大湖のせいでマップ上に隘路が多いため、いくつかトークンを置くだけで簡単に分断されてしまいます。国鉄以外でDを活用するのは難しいでしょう。にもかかわらず主要都市と盤外の価値が高いため、保有列車の質や数に関係なく配当時の株価ダブルアップは十分可能な範囲です。全体的に各ルールがちぐはぐで、いまいちうまく噛み合っていない印象。とりあえず初回プレイの感想としては決して悪いゲームではないのですが、1826と比べると後発なのに何一つ優っているところはないという評価です。
オレゴンはカードで指定された座標に農民コマや建物を置いて勝利得点を競うゲームです。追加手番タイルとジョーカータイルを活用していち早くコマを使いきったN村氏の僅差勝ち。システムはシンプルですが考える要素は多く、とりあえず一度回してみないとピンと来ないタイプのゲームのようです。2-4人までプレイ可能ですが、隣接コマ数によって得点が大きく変動するのに人数による調整は何もないので、人数が多い方がよいと思われます。