5/31は某所でML.Kの裏例会がありました。参加者3人。
RftG (RGG)・ストーンエイジ(HiG)・18TK (うっかり本舗)をプレイしました。
RftGはK川氏が軍事系に進んでいたので、手元に引いてきたNew Galactic Orderは最後まで握り込んでおかなければならなかったのですが、ついコストで使ってしまいました。2山めで見事にK川氏にそれを引かれて圧勝させてしまいました。
周囲で評価の高いHansの新作ストーンエイジ。全然違うゲームなのですが、本質的な構造の部分でサンクトペテルブルグに似た欠点があります。両者に共通しているのは、複数の得点手段があり、同じ得点手段に集中投資することで効率が累積的に向上し、得点手段のいずれかが枯渇した段階でゲーム終了となるというところです。このため「多数プレイヤーのトレンドな得点手段に全力で追随する」以外の戦略は不利になってしまい、一見多彩なシステムの少なくない部分が無駄になる傾向があります。ストーンエイジに関しては巷では飢餓戦術(一切食料の調達を行わず毎回-10VPで済ます戦術)の優劣が話題になっていますが、この戦術は総ターン数が短ければ短いほど有利になり、飢餓戦術を採用するプレイヤーが多ければ多いほど総ターン数が短くなるという特徴があります。試算では長期的な得点効率にはさほど差はない(飢餓戦術がやや不利)ようなので、面子次第では飢餓戦術は必敗だろうし別のサークルでは飢餓戦術以外は必敗の場合もあるだろうというのが結論かと思われます。
18TKは18xxの東京版です。1835ベースで、国鉄と東武(バイエルン相当)以外の設立順が自由、緑と茶色タイルの都市が軒並みトークンマス1個なので駅によるブロックが強力といった特徴があります。35と同じく複数の中会社が合併して国鉄になるシステムなので、廃車になる序盤の列車は多めですが、廃車にならない列車の価格は30と同程度なので、後半は30同様破産の危機をどうしのぐかというゲームになります。この辺のバランス設計は1890 (高崎工房)に似ています。
初期株式ラウンド終了時点で、K川氏とN村氏が国鉄系中会社を分けあい僕は東武社長になりました。国鉄社長はK川氏になりそうなので、西武を建てたN村氏の中会社はもっぱら西武のための線路を引いています。この結果西武は上野発練馬経由新宿行きという優良路線を獲得し、国鉄上野駅はなくなってしまいました。中盤には地下鉄(N村)・東急(僕)・京急(僕)・小田急(K川)が同時設立され、一気に終盤に突入します。結局国鉄小田急のK川氏が廃車にならない列車を確保できる目処を立てられず投了。株の持ち合いの関係上、K川氏破産の被害を被るのはN村氏のみということで僕の判定勝ちとなりました。