M上氏宅ゲーム会

M上氏の自宅ゲーム会に参加しました。参加者2人。
Undaunted: Normandy (Osprey Games)・Conflict of Heroes (Academy Games)をプレイしました。

不屈のノルマンディー。WW2の西部戦線の小隊レベルの戦闘をテーマにしたデッキ構築ゲーム。アメリカ対ドイツで1~3個分隊からなる1小隊を指揮して陣地の占領なり敵の撃破なりシナリオで指定された勝利条件を目指します。ユニットの性能には米独の差はありません。分隊または偵察兵とか機関銃手とかの特技兵ごとに1種類のカードになっていて、デッキに含まれる枚数がその分隊または兵の行動回数であり耐久力でもあるというシステム。指揮官にはカード購入能力がついていて、デッキを厚くして自軍を強化できます。
タイルをヘクスマップ風に並べたボードも使用します。偵察兵が先に踏んで探索済みになったタイルにしか進入できないという制約があるのに、1枚偵察するごとにデッキにゴミを突っ込まれるというペナルティがあります。あまり戦線を広げすぎると指揮範囲を越えてしまうということらしい。偵察兵は他にもデッキを圧縮したりイニシアチブ取ったりといろいろと仕事が多い重要カードですが、勝つのに必要なのは唯一タイルの占領状態を変更できる普通の小銃兵という感じで特徴づけられています。
戦闘解決はD10の一投でちょっと運の振れ幅大きいような気がしますが、軽量ながら十分に面白い戦術級だと思います。
シナリオ1を独軍担当で勝ち。

コンフリクトオブヒーローズは後期東部戦線のSoS拡張のシナリオ2。歩兵のみのシナリオで、ソ連軍が防衛する街にドイツ軍が突入し機密文書を奪って逃げろという設定。ソ連軍が4個分隊+重機関銃2丁、ドイツ軍も4個分隊でバランスは取れてるように見えるのですが、ドイツ軍は謎に1ラウンド差で2個分隊ずつ逐次投入される上に、2ラウンド目の歩兵分隊は例によって遮蔽にも何にもならない畑を横断するコースで接近せざるをえないので相当苦戦します。43年シナリオで双方の火力が上がっているのも影響が大きく被害が出やすい傾向。ソ連軍を担当して勝ち、陣営入れ替えてドイツ軍を担当して負け。

不屈のノルマンディーのシナリオ2。このシナリオは割と非対称で、機関銃手を含む1個分隊のドイツ軍に対してアメリカ軍は2個分隊の小銃兵と偵察兵という編成で、3枚タイルのどれか1つでも占領すれば米軍の勝ち、米軍全滅させれば独軍の勝ちという設定。ドイツ軍で2戦して勝ち勝ち。そもそも支援火器なしでそんな作戦させる方が悪いと思います。兵力がどれだけあっても1ラウンドの手札は4枚と決まっているので、システム的には少数精鋭の方が扱いやすいです。

ラファールのゲーム会

K藤氏主催の個人ゲーム会に参加しました。参加者4人。
Pangea (REDIMP GAMES)・Crystal Palace (Feuerland/テンデイズ)・敦煌(静言思桌游)をプレイしました。

パンゲア3人。哺乳類型爬虫類・爬虫類・両生類が人間、無脊椎動物がNPC。両生類を担当しましたが、カードプレイメインのアメゲー風ボードゲームなのにカードの使用コストが全勢力中で一番重く設定されていて序盤動きにくすぎます。序盤は未来予知トラックを伸ばすのに専念して後半追い上げるタイプと言えばそうで、確かに十分戦えるのですが打ち回し難しい種族でした。2位。

クリスタルパレス4人。テンデイズの日本語版。1851年のロンドン万博に向けて出品物を開発するワーカープレース。ダイスがワーカーになっているのですが、このダイスは振りません。代わりに出目の数字=金で好きな目を買うことができます。当然大きい目の方が強い上に出目の合計数=支払い総額の一番大きいプレイヤーがスタートプレイヤーなのですが、定期収入はほとんどなく自由に借金できるワレスゲーのようなデザイン。なお2番手以下は支払い額順ではなく単純に時計回りなので、上家にガンバってもらうのが一番重要という理不尽なシステム。これ割と不評だと思うのですがどうなんでしょうか。限られた定期収入タイルを序盤から小まめに拾うのが(当然デカい目のダイスに投資する必要があるのですが)重要そうでした。2位。

敦煌4人。中国で壁画を描くとかいうテーマはあるのですが、ゲーム中には全然絵を描いてる雰囲気のない不思議なゲーム。コンポーネントデザインはなかなか美しいです。
基本はオーソドックスなワーカープレースです。標準で用意されているアクションマスの他に、ドラフトしたタイルをプレイしてアクションマスを増やすことができ、そこに他人が来てくれると自分が得する(自分で使うと何も得しない)というよくあるタイプ。資源を獲得できるマスが少ない上に、人が作ったアクションマスは数ラウンド後には撤去されてしまうので、ゲームが進行してもあまり手元が豊かになった気がしません。それ込みで総ラウンドはやや長めに設定されているようですが、もちょっと短時間でプレイできた方がよいと思います。時間切れ終了。

[Spoiler]グルームヘイヴンソロプレイ(シナリオ77)

グルームヘイヴンソロプレイ82回目。シナリオ#77「秘密の保管庫」
FC拡張終わったので基本セットのやり残しのシナリオに戻ってきました。
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ML.K 2月例会

札幌市北区民センターでML.Kの2月例会がありました。参加者9人くらい。
The Gallerist (Eagle-Gryphon)・Cthulhu: Death May Die (CMON/アークライト)・Pandemic (Z-man)をプレイしました。

ギャラリスト4人。何年か前のキックスターターのゲーム。現代アートを扱う画商になってお金を稼ぎます。
システムは押し出し式のワーカープレース。押し出されたプレイヤーはボーナスアクションができるので、他人がやりたそうなアクションに1巡早く割り込んでおくとおトクです。
画商なので絵を安く買って高く売りたいのですが、絵の価値を上げるには画廊に客を呼ぶ必要があり、画廊に客を呼ぶには絵を買う必要があり、絵を買うにはお金が必要で、お金を稼ぐには絵の価値を上げる必要があるというループ構造で最初の10金10名声点をやりくりします。という構造上、序盤は何をやっても必要なものは手に入らないスローな展開ですが、後半はどんどん加速していき、やりたいことは山積しているのに突然終了する、といったペース感です。
絵は売らなくても最後に時価で評価されるので、売買でお金を稼ぐよりはできるだけお金をかけずに客を呼んで含み資産価値を上げていくのが効率よさそう。3位。

クトゥルフ・死もまた死すべし4人。アークライトの日本語版。戦闘メインの協力ゲー。セットアップ時に狂気カードが1枚ずつ配られて、ゲームの進行とともにSANを失うと確実に発症します。狂気も作戦に組み込んでいけるのは割と独特だと思います。SANを失うと代わりに自動的に各キャラクターの特殊能力がアンロックされていくので、後半ほどどんどんプレイヤー側も強くなって崖っぷち感がよく出ていると思います。2人落ちるもなんとかクトゥルフ征伐されて勝ち。

パンデミック4人。基本セットに役割とイベントのみ拡張のカードを投入。防疫の専門家・検疫官・遺伝子操作技師・通信指令員の4人で難易度は普通(エピデミック5枚)。割と強い役職が揃っていて、特に検疫官が無類の防御力を発揮、相当数のキューブを置かれる前にキャンセルしてくれました。エピデミック4回アウトブレイク1回で無事4種の治療薬を完成させて人類を救うことができました。現実世界もこんな感じにうまくいくといいですね。

グルームヘイヴン・フォーゴットンサークルズ拡張の感想

というわけでフォーゴットンサークルズ拡張の全シナリオをクリアしました。
感想的なものを思いつくままに書いてみたいと思います、
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[Spoiler]グルームヘイヴンソロプレイ(シナリオ115)

グルームヘイヴンソロプレイ81回目。シナリオ#115「不確定な未来」
フォーゴットンサークル拡張最後のシナリオです。
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[Spoiler]グルームヘイヴンソロプレイ(ソロシナリオ・ディバイナー)

グルームヘイヴンソロプレイ80回目。ディバイナーのソロシナリオ「避けられぬ予言」
まずはこのシナリオを発見しないと挑戦できないのですが、FC拡張のシナリオをくまなく探索していれば大体は見つけられるはず。
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[Spoiler]グルームヘイヴンソロプレイ(シナリオ113)

グルームヘイヴンソロプレイ79回目。シナリオ#113「失われた糸」
護衛シナリオのはずなのですが、護衛対象の目の前に無敵属性の敵が置いてあるという。
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ラファールのゲーム会

K藤氏主催の個人ゲーム会に参加しました。参加者7人くらい。
Sagrada (Floodgate Games/Engames)・スタータップス (Oink)・Pangea (REDIMP GAMES)・Improvement of the POLIS (慶應HQ/アソビション)・Planetarium (Game Salute)・DragonStone Mine! (Legion Supplies)をプレイしました。

サグラダ4人。ダイスピックでステンドグラスを作るゲーム。透明ダイスで手元の箱庭がいかにもステンドグラス風になる見た目にも美しい作品です。
横1列で5色を揃えるという高得点のお題が出て、おおむねみんなこれをコンプリートできる易しい展開。こうなるとゲームの構造上、個人目標の色ダイスの数の得点が4点固定で差がつかないので僅差となりました。2点差2位。

スタータップスは株券を揃えて一般株主が筆頭株主に罰金を支払うマジョリティゲーム。
筆頭株主は場から自株を拾えないというルールがトップ争いに面白いスパイスとなっています。負け。

パンゲア3人。4人固定のゲームなので3人以下のときは中立勢力がAIに自動操縦されます。処理は簡略化されていますが、下手な人間より強いという。哺乳類・爬虫類・無脊椎動物が人間で両生類がAIでしたが、盤面ほとんど両生類に占拠され、そこに無脊椎動物が無造作に割り込んで人口圧力を加えてあちこちで食料不足が発生する過酷な世界。今回の大災害は地殻変動。爆心地が南極だということまでは全員分かっていたので、やっぱりみんな北極に逃げ込む展開でした。哺乳類で同点タイブレーク負け。

インプルーブメントオブポリス4人。再版された日英両用版です。微妙に日本語側だけエラッタがあるという。
アテナを担当。初期資産として持ってる哲学トークン3個のおかげで初動がやりやすくカードプレイにボーナスがあるので後半もブーストかけやすい強国でした。さすがに箱絵のお姉さんの国だけのことはあります。勝ち。

プラネタリウム3人。みんな欲しいままに外周に惑星を寄せていったせいで、後半内側の軌道にばっかり星間物質が残って資源集めにくい展開になりました。言語依存性はないゲームなのですが、カードタイトルやフレーバーテキストが訳されていればもっと楽しめそうという感想。勝ち。

ドラゴンストーンマイン3人。袋引きで5色の宝石トークンを引いて色ごとの特殊効果を解決したりカードプレイで他人を妨害したりして色を揃えるセットコレクション。運ゲー寄りですが、割と予想つかないところが面白いです。負け。