ML.K 裏例会

4/12は某所でML.Kの裏例会がありました。参加者3人。
Race for the Galaxy (Abacusspiele/Rio Grande)をプレイ。10時間近くRtfGだけやりました。1ゲーム30分かからないので一夜で20回以上プレイした計算になります。ひさしぶりに馬鹿な学生みたいなことしました。

サンファンと同様のプエルトリコのカードゲーム化ではあるのですが、出荷点の概念が残っていたり、6コスト建物の種類が大幅に増えていたり、開拓による星系の獲得方法に移民と征服の2種類があったりと簡潔なルールを維持しながらサンファンよりも多彩な展開が可能になっているのが魅力です。手札のVP変換効率を追求するサンファンに対して、特殊能力の組み合わせで展開を加速する技術を競うRftGといった感じです。

今日のプレイで確認された作戦を列挙すると

・建築型:発展(2)で技術を中心に伸ばす方法。Investment CreditsとPublic Worksが1コスト、Interstellar Bankが2コストと安く、6コストのGalactic Federation自身にも技術のコスト低減効果が付いてくるのが魅力。初期手札にこれらのカードがあれば、初期星系に関係なく進められる。
・侵略型:移住(3)で軍事ワールドを次々と征服し、最後はNew Galactic Orderで大ボーナスを獲得する。Galactic ImperiumやAlien Tech Instituteとの相性もよい。軍事ワールドはコスト不要なくせに得点の高いものが多く非常に効率はよい。初期星系New Spartaに向いているが、手持ちの戦力で倒せない星系には本当に手も足も出ないので、軍事ワールドが手札に来る順番に強く依存してしまう。しばしば探査(1)を選択せざるをえなくなって他人を利することも多い。
・出荷型:消費(4)で製品を出荷してVPチップを集める方法。VPチップは人数x12点しかないので、VP2倍ボーナスを駆使すれば一気にチップ切れでゲーム終了に持ち込める。初期星系がAlpha CentauriかEarth’s Lost Colonyだとやりやすいが、それよりも中盤に必要な色の星系や技術を確保できるかどうかの方が重要。移住(3)は主に非軍事ワールドが対象になるのでカード消費量が多く序盤は交易($)に頼ることになるが、ここで売れる商品がNovelty(青)だけだとちょっと苦しい。

とは言っても、結局カードゲームなので引かないと何も建てられないというのはサンファンと同じなので、高度な柔軟性を保ちつつ臨機応変に対処すべしという、それどこのフォーク准将状態です。おそらく勝敗を分けるのは、他人の選ぶフェイスを予測して自分の都合のよいフェイズのみが実行されるよううまくカードを選択するところにあるのでしょう。

K藤氏宅ゲーム会

4/6はK藤氏の自宅ゲーム会に参加しました。参加者2人。
Twilight Struggle (GMT)・GolfProfi (AZA Spiele)・Wing of War (FFG)と、一度遊んでみたいと思っていた割になかなか立たなかったゲームを集中してプレイできました。

早速メインイベントのTwilight Struggle。米ソ冷戦がテーマの2人用ゲーム。陣営を入れ替えて2回プレイしました。ソ連有利との評判通り2回ともソ連の勝利。1回目は序盤からソ連のカードコンボが炸裂して速攻でサドンデス終了、2回目はアメリカのイベントが好調で途中まで得点上は米国優勢でしたが、いつの間にかソ連が欧州もアジアも中東も真っ赤っかに染めあげていて最終決算でソ連が逆転。
引いたカードのプレイ順を考えることくらいしかできることはないので勝ち負けを云々するのは不毛な感じもしますが、アメリカプレイヤーにとっては非常に挑戦的なゲームです。マップ上の国や地域の隣接関係がよく考えられていて、アメリカは韓国やイスラエルのような要衝を死守しないと簡単に地域丸ごとソ連に持っていかれます。リアルのアメリカ政府はよく頑張ったと思いました。

GolfProfiは単純明快なゴルフゲーム。ホールは細かいヘクスマップになっており、ゴルフクラブの違いはフォーミュラ・デのようにいくつかの多面体ダイスを使い分けることで表現されています。後は一打ごとにダイスを振ってゴルフのルール通りにボールを進めるだけです。フックしたりスライスしたりでなかなか思う方向には飛んでくれませんが。シンプルかつ完璧にゴルフが再現された好ゲームでした。
Wing of WarはWW1の空戦カードゲーム。2機ずつ持って対戦しました。僚機との連携がうまくいって1機を撃墜。移動のプロットが3枚と少し多すぎな感じなのとダメージカードのばらつきが大きいのが気になりましたが、機動に関しては簡単なルールながら自由度が高く機体の特性もうまく表現されていて良かったです。

JR白老駅

JR白老駅のD51を見にいってきました。長らくポロト湖畔に置かれていたのが、この4月から駅裏に移設されたようです。保存状態は良好でした。
白老駅は駅前の自転車置き場から上り方面の線路が広く見渡せる構造で走る列車を撮るのによさげな感じ。しばし粘って何枚か撮ってみましたが結果はイマイチ。貨物列車が4本も通ったのに全部見逃してしまいました。

K藤氏宅ゲーム会

3/30はK川氏の自宅ゲーム会に参加しました。参加者5人。
コンテナ(Valley Games)・Sword of ROME (GMT)・Age of Empires III: The Age of Discovery (Tropical Games)をプレイしました。

Valley Gamesの話題作コンテナ。テーマ的には、工場で生産した商品を倉庫に保管し貨物船で外国へ輸送して売却するという何の変哲もない経営ゲームなのですが、工場→倉庫と倉庫→貨物船への商品の移動に関して「価格は任意に設定可能だが自分の商品を自分で購入することはできない」というルールがあり、それだけで非常にリアリティの高い経済シミュレーションが実現されています。生産や流通の独占で販売価格の高値維持を狙うのですが、すぐに他人がダンピング価格で対抗してくるので下手な値付けをすると不良在庫の山を築くことになります。逆にダンピングを仕掛ける側は量をこなさないと利益が出ないのですが、そのためには工場や倉庫に多額の設備投資が要求されます。さらに借金による運転資金の調達や、最終的な商品の売却時の入札など、シンプルながら経済ゲームに必要な要素はすべて入っています。コンポーネントの色の区別がつきにくいことだけが難点ですが。T井氏が売り買いともに大商いを成功させて圧勝しました。堅実な無借金経営を試みましたが及びませんでした。

Sword of ROMEは5人拡張入り。T井氏ガリア・T口氏エト/サム・K藤氏ギリシャ・僕カルタゴ・I津氏ローマとなりました。カルタゴは、カードで安価に傭兵を雇用できたり強力な海上移動能力を持つという長所がある代わりに、正規兵の補充が少なく本国の治安維持に戦力を裂かれるという弱点があります。ギリシャとカルタゴはカード補充や指揮官の維持費で敵対しあうようなインセンティブが与えられています。
第1ターンにローマがヴォルスキを総攻撃しましたが、まさかの完敗で総戦力の半分を失ってしまいました。これによって好むと好まざるとに関わらずイタリア中心部でゲームが動きます。独立したカプアを占領したエト/サムがVPを伸ばし、ローマ方面で手一杯なエト/サムの背後を襲ってガリアもVPを獲得します。ギリシャはあまり冒険せずに戦力の増強につとめていました。カルタゴの傭兵ユニットは任期切れで除去されてしまうので、その前に便利使いしようとあちこちにちょっかいをかけてみましたが、これが全くいいところなく敗北して本国の不穏レベルを無意味に上昇させてVPを失っただけでした。時間切れ終了。後付けの拡張セットですが、5人用ゲームとして完璧に機能しているのは素晴しいです。

1人減ってAoE3。大航海時代の列強として新大陸への植民を競うゲームです。植民・交易品の獲得・貿易船の建造・特殊建物の建設・新大陸の探検・入植者の訓練・戦争とやるべきことが山ほどあって、各自毎ターン5人の入植者を各任務に割り当ててアクションを行います。システム的にはケイラスや大聖堂のようにポーンを椅子取りゲーム方式で置いていくタイプです。序盤のリソースの少ない時期の成果でその後の方向性が強く固まってしまう傾向にあるようですが、それ以外はバランス的にも問題のない良作と思われます。宣教師による教化でインディアンをどんどん改宗させたI津氏が僅差で逃げ切り勝ちしました。

お買い物メモ: smc PENTAX-DA 55-300mm F4-5.8ED

またカメラのレンズを買いました。smc PENTAX-DA 55-300mm F4-5.8EDです。テレ端300mmはちょっと手持ちでは厳しいくらいの望遠レンズです。
望遠レンズと言えば動物園ということで、一人動物園に行ってきました。今年度から通年営業している札幌市は円山動物園です。通年営業とは言っても、春の本格開園に備えて改修中らしくあちこち工事中でした。ただ雪のちらつくあいにくの天気で、外で写真を撮るには少し寒すぎでした。屋内に入ってしまうと望遠レンズの意味がまるでありません。人出はそこそこ、すいてはいましたが天候の割には来てました。人気展示のライオンの親子のおかげでしょうか。寒さに強い猿や熊はいつも通り屋外展示なので、これの写真を何枚か撮って帰りました。
DA 55-300はちょっとAFが合いにくい印象です。明るいレンズではないので仕方ないですが。ピンが合えば写りはシャープで発色もよいです。

長沼の白鳥

冬の三弦橋の写真を撮りに夕張まで行ってきました。
途中長沼を通過したのですが、馬追運河にたくさんの白鳥が来ておりました。観光客がエサを与えるのでムチャクチャ人に慣れています。この写真もDA18-55のテレ端で数メートル先から撮っています。画角的には換算83mmなのでほとんど人物撮りの距離です。

ML.K 3月例会

3/22は札幌市北区民センターでML.Kの3月例会がありました。参加者6人。
ガンダムToアップル(ML.K)・ニンジャバーガー(SJG)・Pacific Typhoon (GMT)・イルミナティ(SJG)をプレイしました。

ガンダムToアップルは、ガンダムウォー(BANDAI)のカードでアップル・トゥ・アップル(Out of the Box)をプレイするというガンダム世代狙い撃ちのゲームです。ガンダムウォーの古いカードの再利用にお勧め。ML.Kでは以前は頻繁にプレイされていたのですが、最近の記録にないところを見るとここのところ全然立っていなかった模様。

ニンジャバーガーは、デリバリーハンバーガーショップの店員として、ハンバーガー配達のミッションをこなして店内での出世を目指すゲームです。ただし全員忍者です。営業成績の悪い店員は切腹して祖先の霊に詫びなければなりません。それ忍者違います。配達先はバッキンガム宮殿から故障中のエレベーターまで多岐に渡りますが、ミッションの成功率はあまり高くないので収束性は極めて悪いです。基本的にはカード内容で笑いを取るゲーム。

Pacific Typhoonですが、2回めのプレイとなるとゲームの設計意図が徐々に明らかになってきます。いくつかのカードには天敵が設定されていて後のプレイヤーが史実でそれを撃破した兵器を使用すると無条件で除去されてしまうことになっていますが、大和や武蔵のような強力な日本軍の戦艦には天敵がいるのに、アメリカのアイオワ級には天敵は存在しません。このためゲームの進行とともに徐々にバランスが連合国有利に傾いていくようです。ただし天敵が空母や艦爆など夜戦能力のないカードなら、あらかじめ夜戦を選択してさえいればそのような戦艦を先出ししても安全になりますし、登場年代なども安全牌危険牌に影響していそうです。見た目よりやりこみ性は高いかもしれません。

イルミナティはY2K+ババリアンファイアドリル入り。時間のため途中終了。

K藤氏宅ゲーム会

3/20はK藤氏の自宅ゲーム会に参加しました。参加者6人。大盛況です。
Pacific Typhoon (GMT)・パーティタイム(Ravensburger)・カタン(Kosmos)・メトロ(Hans)・キングスコート(Janjohn Games)をプレイしました。

GMTの新作Pacific TyphoonはAtlantic Storm (AH)のリメイクです。基本システムはトリックテイクで、親が場札をめくって戦場を決めた後で、親から戦力カードを1枚ずつ出していきます。スートは連合国と日本の2種ありどちらを出しても構いません。各カードには航空戦・艦隊戦・潜水艦戦の3属性の戦力値が記載されており、親が指定した属性の戦力値が適用されます。陣営ごとに戦力を合計し、勝った側で最も大きい戦力を出したプレイヤーが勝者として、場札と負けた側のカードを戦果として味方に分配し、ゲームの最終的な勝敗は戦果カードに記された勝利得点で決まります。システムはAtlantic Stormと共通と思われますが、そちらは未プレイなので分かりません。舞台が太平洋戦争になっているので日本人には分かりやすく、有名な艦船や戦闘機、その他の戦場やイベントが登場すると大いに盛り上がります。システムやパランスもかなり良好です。5人中2位。

パーティータイムは単純なカウントアップ系のゲーム。ゲームボード上のプレイヤーキャラクターの絵の上にあらかじめ衣服のマーカーを置いておき、バーストすると1枚ずつ脱がしていきます。4枚の衣服マーカーをすべて失なって全裸になったら敗北というバカゲーです。
6人普通カタン。広い割には一人あたりの生存空間は狭いです。木がややレアなマップで、木と泥に厚く配置しました。順調に開拓地を5軒に拡張して最長道路を獲得しましたが、鉄を入手できず失速しました。
メトロは速やかに他人を締めないと自分が締まる大変タイトなゲームです。大人数だとコマ数も手番数も少ないので、さらにこの傾向が強まるかと。K藤氏と僕で同点首位。
キングスコートは本物を参考に作成されたクローンでプレイ。完全日本語化済みという優れもの。堅実に失点を押さえてプレイしていていも、カードを引かされ牢屋に入れられ順番はスキップされでまともにプレイする機会もないまま突然に100点以上失点することも珍しくないヘビーなゲームです。5人中3位。

お買い物メモ: smc PENATX-DA35mm F2.8 Macro Limited

ペンタックスの新レンズDA35mm Macroを購入しました。順調にレンズ沼にはまっているとも言います。換算53mmは標準ズームだと真ん中あたりなのでなんとなく通りすぎてしまう画角だと思うのですが、実際にカメラに付けてみると手近なものを撮るにはちょうどよい感じです。写りも申し分ないのでしばらく付けっぱなしにしてみようかと思います。