昼からは札幌市北区民センターでML.Kの臨時例会がありました。参加者は12人くらいでしょうか。
3人固定卓で A Brief History of the World (Ragnar Brothers)・1826 (DTG)・Dominion をプレイしました。
BHotWはHistory of the World (AH)の作者によるリメイク。
基本的にはハズブロ版の改良になっていますが、帝国カードのドラフトが大きく変更になりました。1枚引いて他のプレイヤーに渡すのではなく、人数分のカードを全部見て好きな1枚を選ぶ方式になり、先に引ける下位プレイヤーがかなり有利になりました。イベントカードもランダム配布ではなく、同様のシステムでドラフトするようになりました。こちらは帝国カードとは逆に上位プレイヤーから選ぶので、帝国カードのドラフトの不利を相殺する効果を期待しているのかもしれません。
エポック数が7から6になったため、各エポックの帝国の構成は微妙に変わっているはずなのですが、実際にプレイした感じではあまり違いは気になりませんでした。史実で強力な大国は史実通りの性能なのであたり前ではありますが。その他エリアの区切りの調整とか細かなシステム面の修正によってプレイ時間が短縮されているのはよいです。元々少人数プレイには向かないゲームなので、もう少し多人数でプレイしてみないと適正な評価はしにくいのですが、AH版の完成度があまりに高いので、多少手が入ってもあまり改善されたような感じはしません。システムの簡略化やバランス調整のせいで、逆に戦略性ではAH版に一歩劣る印象。
評価の難しいシステムと比べると、コンポーネントはもう悪くなっていることが明らかです。プラスチックの戦力コマは盤上でゴロゴロ転がる配慮の乏しい形状。カードは色使いが見づらいうえに、書いてしかるべき情報がいろいろと欠けた手抜き仕様です。ハズブロ版でちょっと使いにくくなったボードからは、ついにエポックごとの各エリアの得点表が削除されてしまいました。プレイヤーエイドとして各エポックの登場帝国の一覧図がついてきているのに、これに小帝国の記載がないという片手落ち。ルールも細かいところの記述の足りないザルルールです。旧版という手本があるのにどうやったら何もかもこういう作りになるのか不思議だと思いました。
1826は1戦1敗。ドミニオンは4戦3勝でした。
終了後は裏例会、参加者3人。Agricola (Lookout)をプレイしました。
基本セットのIデッキと泥沼のEデッキ。序盤の部屋数や厩舎とか柵のためにただでさえ余ることのない木材が、泥沼拡張を入れると燃料ルールのためにさらに足りなくなります。元々強力な木材を供給する進歩とか職業の有効性がさらに上昇するようです。レンガ系ではだめでした。