M上氏の自宅ゲーム会に参加しました。参加者3人。
SeaFall (Plaid Hat Games)・The Rise of Queensdale (alea)をプレイしました。
シーフォールは第18回で最後のエクストラステージです。エクストラステージは終了条件が普段と違うのですが、これがちょっと簡単すぎる、というのがBGGの感想にありました(難易度を倍にして3つの封印の謎を解くのを必須にしては、というのがその人の意見でした)。結局3つの封印の謎は一つも解くことなく力づくで終了条件を満たして早期クリア。3つの封印の謎は解き方は推測ついているのにキーとなるカード引けなかったのが解けない原因なのでちょっと消化不良ぎみ。最終的なスコアは今までの全プレイの得点合計ということで2点差2位でした。
BGGで評価あまり高くない原因の一つが長すぎということなので、確かに回数かさみすぎなきらいはあります。その分レガシーゲームとして飽きさせないよう様々な要素を盛り込んでいるのは分かるので、ボリューム感としては満足できるところではないでしょうか。
ライズオブクイーンズデイルは少し前にaleaから出たレガシーゲーム。こちらはBGGの評価は高いのですが、国内で遊んだという話をあまり聞かない作品。とある国の王妃さまのために宮殿を建てるので、その前にその周りに街を作れというストーリー。システムは割とシンプルなダイスロール+ワーカープレース。ダイスがワーカーでラウンド開始時にごろっと振って出目に対応するジャンルのアクションマスにしか行けないというタイプ。
ボード上に建物を建設したときは、二重構造になっているボードの上面をトイレのラバーカップで剥がして建物タイルと差し替えるというギミックが独特です。ただしこのシステムのせいで箱の運搬時は注意深く水平を維持する必要があり、外に持ち出して遊ぶことが事実上できないという欠点があります。固定面子でプレイするレガシーゲーならそれでいいだろという割り切ったデザインなのでしょう。
レガシーゲームはくり返しプレイでシステムが破綻しないように、プレイ間で持ち越せるものを制限して毎回盤面をリセットするのが多いのですが、このゲームは建設ゲーなのに建設した建物が全部持ち越せてしまうという豪快なデザイン。積み上げたものが残って箱庭を長く育てるのが楽しめる設計で、みんながレガシーゲームに期待しているところをうまく汲み取っています。負けると自分のダイスを強化するためのポイントが手に入るので、次は頑張るぞ、となるのも牽引力の高いデザインだと思います。
3戦2勝。序盤勝ち続けるとダイス改造ポイントもらえないので後で困るのでは。