M上氏の自宅ゲーム会に参加しました。参加者2人。
Hammer of the Scots (Columbia Games)をプレイしました。
というか本当は中止のはずだったのですが、SNS経由の中止連絡を見ずに訪問してしまったところ快く1戦軽くプレイさせていただけることに。
ハンマーオブスコットは積み木のスコットランド独立戦争です。以前に一度プレイしているような気がしないでもないのですが、このブログには記録がないんで初プレイなのかもしれません。
最近キックスターターで販売された第3版。マップがハードマップになったのが一番の違いですが、アドオンのネオプレーンマップの方を使うならせっかくのハードマップ要らないという。
システムはカードドリブンです。双方カードを1枚ずつ伏せ出しして、カードのアクション値1~3と同じ数のスタックを移動させ、双方移動が終わったら戦闘を解決。戦闘は1出なサイ。優秀な指揮官はダイス先に振れて当たり目も多いという仕組み。主人公のワレスは超強いです。
ユニットのレーティング以外は基本的には双方平等なルールなのですが、そこかしこに陰謀が潜ませてあって、全体としてはかなり非対称な戦争を描いています。大きな違いは、スコットランドのユニットが常に盤上に残って支配エリアからの収入を消費して損害を回復させるのに対して、イングランドの主力はたとえ壊滅しても次の年には完全戦力で復活するところです。ただしスコットランド方面に配置できるのは全戦力からランダムに選ばれた半分だけで残りは本国でお留守番です(実際にはフランスと戦争してるはず)。そしてこの復活した戦力を前線に出すためにイングランドスコットランド国境を越える移動は通常の1アクションで1スタックではなく1アクションで1個に限定されるので、イングランド側は相当カード巡りが良くても前線に戦力を集めるところでアクション数が尽きてしまいます。ハイスタック1個でどこまで押せるかというイングランド軍に対して少数精鋭のスコットランド軍が遊撃的に戦うというのがデザイン意図なのでしょう。
イングランド軍を担当。数少ない死んだら帰ってこないユニットの一つアンドリューモーレイを序盤早々に撃破でき(といっても史実でも1年目に死んでる人なのですが)すべり出しはまずまず。ところが最大価値エリアのメンティスを喪失して最後まで取り返すことができず、徐々に増強されるスコットランド軍のペースに追いつかなくなってしまいました。結局1貴族を除く13貴族をスコットランド側に総取られする大敗。どちらサイドでも一度傾くと挽回難しいゲームなような。