キックスターターでグルームヘイヴンの続編『フロストヘイヴン』プロジェクトが開始されています。
定価$160のところ本体$100+日本への送料$35で購入できます。来年の発送時期までにコロナ禍が収まってればいいんですが。
キックスタターター限定特典とかはありませんが、+$45でリムーバブルステッカー+ソロシナリオ+シナリオ読み上げアプリ、+$140でさらにメタルコインと整理用中箱が追加となっています。1金はともかく3金や5金のメタルコインとかグルームヘイヴンで最も必要ないコンポーネントの一つだと思いますが、ファウンダーオブグルームヘイヴンでも使えますよ、という話だそうです。
プロジェクトのページで毎日パズルを一問ずつ出題する、というキャンペーンが行なわれています。フロストヘイヴンの6つの新クラスの紹介を兼ねているようです。初回はバナースピアとストーンゴーレムの1on1の戦闘、手札4枚・残HP5から3ラウンド以内に敵を倒すことが目的です。
ゴーレムの行動デッキは3ラウンド分最初から公開情報、攻撃修正デッキは双方常に+0、ショートレストでもロストするカードを選んでよい、となっていてランダム性のない詰め将棋です。
以下解法。
使用可能なカードは以下の4枚。
バナースピアの特徴は、緑ヘクスつきの近接範囲攻撃です。これは緑ヘクスには必ず味方がいなければならない、というもの。スカウンダレルの場合は味方に隣接していれば攻撃力にボーナス、というだけでしたが、バナースピアの場合は味方がいないとデフォルトの攻撃2しかできません。味方が足りないときの間に合わせ用に、ロスト属性のついてない召喚(しかも極めて速いイニシアチブつき)が用意されています。
今回の相手はHP11に加えてシールド2つきのゴーレムなので、Combined Effort (32)の負傷とTip of the Spear (67)の貫通をフルに叩き込む必要があります。攻撃は1回受けるのがせいぜいでしょう。移動の選択肢が少ない分、パズルとしての難易度は低めです。
まずは第1ターン。Combined Effort (32)とAt All Costs (10)を選択。ゴーレムに先手を取らせる必要があるので、イニシアチブ32。セットアップに手順がかかるせいで移動機会が少なくなるのはバナースピアの弱点かもしれませんね。
ゴーレムがイニシアチブ28で移動3、攻撃4。バナースピアは残HP1。ストーンゴーレムは自傷してダメージ1を受け、残HP10。ストーンゴーレムの行動カードはグルームヘイヴン版とちょっと変更されていて、移動したときに限り自傷ダメージを受けることになっています。今回は特に影響ありませんが。
バナースピアのターン。まずは緑ヘクスに味方を置きます。At All Costs (10)の下段でReinforcementを召喚。Combined Effort (32)の上段で攻撃4、シールドで2点減殺されてゴーレムの残HP8、負傷をつけました。
続けて第2ターン。残り2枚の手札をそのまま使います。Regroup (20)とTip of the Spear (67)。今度は先手を取る必要があるので、イニシアチブ20。
まずは召喚のReinforcementのターン。移動先を召喚者がコントロールするという特殊能力を持っているので、Tip of the Spearのフォーメーションに合わせるべくバナースピアの後ろに移動2。
続けてバナースピアでTip of the Spear (67)の上段、攻撃3貫通3でゴーレムの残HP5。このままだとバナースピアがゴーレムに殴られて死ぬので、Regroup (20)の下段で再度Reinforcementが移動3。元の場所に戻して身代わりにします。
ゴーレムが負傷で1ダメージ。残HP4。Reinforcementに攻撃5、Reinforcement死亡。
第2ターンの終了時にショートレストします。Combined Effort(32)かRegroup(20)どちらを捨てても構いません。
第3ターンはAt All Costs (10) + Tip of the Spear (67)でイニシアチブ10。
先手を取ってAt All Costs (10)の下段でバナースピアの後ろにReinforcementを再召喚。Tip of the Spear (67)の上段で攻撃3貫通3。ゴーレムは残HP1。
ゴーレムはターンの開始時に負傷で1ダメージを受けて死亡。
公式解答動画。