ML.Kの裏例会がありました。参加者6人。
MegaCorps (Z-man)・Colonia (Queen)・Mister X (Ravensburger)・The BoardGameGeek Game (R&D Games)をプレイしました。
Z-manのメガコーアを5人。どこかで聞いたことのあるような名前の巨大企業を担当して世界中で経済活動(または時には軍事活動)を行い収益を上げるゲームです。割と盤面は殺風景ですが、世界各国がうまく政治体制と軍事力と産業構造で特徴づけられていて臨場感があります。シンプルながら自由度の高いシステムと鋭い切り口はさすがコスティキャン。同点3位。
1人増えて6人コロニア。中世のケルンを舞台に商品を輸出して稼ぐゲームです。基本的システムはワーカープレースメントとリソースエクスチェンジなのですが、最終的に勝利得点を得るには、原材料を獲得してそれを商品に加工し、商品を輸出して代金で聖遺物を買うという何段階もの手順を経由しなければならない複雑なゲームです。Queenの巨大な箱に負けないやりごたえのある重量級のゲームでした。同点所持金差1位。
1人減って5人でミスターX。スコットランドヤードのバリエーションで舞台は全ヨーロッパ。怪盗Xは盤面の端から反対側の端の特定のポイントまで逃げるのが目的です。元々ゲーマー同士だと(頭脳と目玉の数が多い分)警官側が有利だと思うのですが、今回は警官も2回移動などの特殊アクションができるようになりました。ますます怪盗ピンチです。2回プレイして2回とも怪盗は序盤の早い段階で捕まってしまいました。
1人減って最後は4人でボードゲームギークゲーム。(実在する)ゲーム会社として(実在する)ゲームを出荷販売して儲ける一方で、同時にゲーマーとしてゲームを購入して立派なコレクションを揃えるゲームです。同じゲームを2個買っても全く意味はないので、ショップに新作が入荷するやいなや飛びつくように並んで貪るように買うという、まさにゲーマーの生態をリアルに再現したゲームです。システムは資源管理とランダム性とブラフや読みの要素がうまくバランスしていて十分に面白いです。
タイトル聞いただけでどうせ1回プレイすれば十分な出オチなゲームだろうと思ってましたが、思いのほかテーマとシステムの両立した秀作でした。同点コレクション内容差で1位。