K川氏宅ゲーム会

K川氏の自宅ゲーム会に参加しました。参加者5人。
Kolejka (Instytut Pamięci Narodowej)・Olympos (Ystari)・Copycat (2F-Spiele/RGG)をプレイしました。

まずはポーランドのコレイカ。5人プレイだと、5種類の商品のどれも世界の総需要数が同じなので、極めて均衡したゲームになります。9商品揃えるまではよかったのですが3人同時勝ちされて負け組。プレイ巡が固定されてしまうので、ゲームとしては4人以下の方が紛れが出て良いかもしれません。人数多い方がワーカーがゾロゾロ行列を作ってテーマに合ってはいるのですが。

イスタリのオリンポスは、古代ギリシャを舞台にテーベの東っぽい時間消費システムで地政学マルチと技術開発競争をします。最後は坊主めくりなテーベと違い戦闘システムにランダム要素がないので、きっちり計算して仲良く締め合うゲーム。得点の獲得方法がいくつも用意されているので、他人と被らない道を探すのが重要そう。完成度もゲーム性も高い良くできたゲーマーズゲームなのですが、面白さのほとんどがテーベの東に由来していて、このゲーム固有のエクスペリエンスというのが薄いのが難点でしょうか。大差2位。

フリーゼの新作はラクラク大統領になる方法。ドミニオンとアグリコラとスルージエイジスを混ぜたという驚異のゲーム。基本的にはシャッフルされた購入カードプールが流れていくタイプのデッキ構築ゲームです。巨大なボードには10ヶ所の固定のアクションマス・人数調整用のアクションカード置き場・ラウンドごとに1枚ずつ増えていくラウンドカード置き場が並んでいて、そのまんまアグリコラ。かと思えばデッキ構築部分は初期デッキ構成が1金7枚と1VP3枚で1手番5枚引き、3VPカードは5金・6VPカードは8金・10VPカードは11金と堂々とドミニオンそのまんまなところなど、世界広しといえどもフリーゼ以外にここまでできる男もそういないでしょう。アクション数無制限・購入数ゼロが基本で、毎ラウンド順番の競りをした後でワーカーのアクションで購入数増やしたりカード引いたり仮想コイン出したりして進めていきます。流れてきたカードに食いつくしかないアセンション方式の欠点はそのままで、展開の多様性などの部分でちょっと弱いかなと思わなくもないですが、ゲーム性そのものよりもフリーゼの鬼才っぷりに酔うゲームとみれば十分楽しめます。1点差1位。

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