K川氏宅ゲーム会

K川氏の自宅ゲーム会に参加しました。参加者3人。
Nations (Lautapelit.fi)・Russian Railroads (HiG)・Rampage (Repos)をプレイしました。

まずは去年のエッセンの話題作ネイションズ。1人1国持ってドラフト式にカードを買って文明を発展させるゲーム。
スルージエイジズと非常によく似ていますが、作者もメーカーもあまり関係なさそう。人口の維持費が単純に比例で増えるだけなので計算しやすいとか、文明カードが大量にある割に1回のプレイで登場するのが一部だけなのでキーカード買い逃した程度では詰んだりしないとか、プレイ順が戦力で決まるので戦争系イベントが引かれなくても武力が空気にならないとか、スルージエイジズの理不尽なところが扱い易いように改善されています。
手元のコマの操作に忙殺されずに濃密なプレイが楽しめる良作ではあるのですが、あえて欠点を挙げるとするなら、スルージエイジズと違って勝利のために不要な要素というものがないので、足りないもののないオールラウンダーな文明を目指さざるをえず特化型プレイを楽しめないところは好みが分かれるでしょうか。特に、軍事系の技術を伸ばさないとプレイ順を変えることができないのに、往々にしてプレイ順が遅いと優れた軍事技術が残ってないのは問題でしょう。リソース交換のシステム上、お金を他の資源に変えるのは容易ですが、他の資源をお金に変換する手段がほとんどないので、序盤にお金を生む技術を取れたかどうかで中盤以降の展開に制約が出てくるのも厳しい感じです。

同じくエッセンの話題作のロシア鉄道。ワーカープレースメントでシベリア鉄道を建設するゲーム。ワーカー置いて線路伸ばしたり機関車買ったりする珍しいところのない王道システムですが、ここのところHiGは重ゲーに力入れているのか、全く運の要素のないガチガチのゲーマーズゲームです。
線路はシベリア鉄道の他にサンクトペテルブルグ線とキエフ線の合わせて3本があります。どの線を進めるかの他にも工場で技術を伸ばしたり人を雇ったりと多彩な得点手段があるように見えるのですが、3人と4人でアクションマスの構成に変化がないので3人プレイだと手数的には難関のはずのシベリア鉄道完成が十分に手のとどく範囲にあるため、シベリアに着いてからどこで人と差をつけるかというゲームになっていて、これも見た目の割には画一的なゲームです。
全6ラウンドで序盤はわずかしか得点入って来ないのに、終盤は1手で何十点も入ってきて1ラウンドで200点近く稼ぐ大ざっぱ感は独特のものがあります。到底シベリアには届かず大敗。

最後にランページは怪獣になって街を破壊するゲーム。おはじきシステムで怪獣コマを移動させ、体当りでビルを破壊して転げ出てきた住人のミープルを食べてしまいます。例によってこのゲームでしか通用しない独特のテクニックを鍛えられる怪作です。怪獣同士の戦闘も可能ですが、車両コマを効果的に投げつけるには巧妙に側面に回り込む機動が必要になっていて、このシステムで戦車戦ゲーム作ると意外とうまく動くかもしれません。

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