K川氏の自宅ゲーム会に参加しました。参加者5人。
Royal Goods (Österreichisches Spiele Museum)・Renfield (Cheepass/I Am Factory)・Thunder Alley (GMT)・Drachenhort (Ravensburger)・Pandemic Legacy (Z-man/HJ)をプレイしました。
まずは4人でロイヤルグッズ。祈り働けのカードゲーム版だそうですが、システムにあまり共通点はありません。炭焼き小屋1軒から始めて建物に手札を資源として注入すると商品に変換され、商品をお金として払って手札から新しいより価値の高い商品を生産できる建物を建て、建物に資源を注入して、というのを繰り返す拡大再生産ゲームです。小箱のカードゲームでここまで複雑なリソース交換ゲームを成立させているのは驚きですが、序盤のカード運でそこからの加速度が全然違ってくるあたりがちょっと難点でしょうか。勝ち。
レンフィールドは3スートで1ラウンド6トリックという小規模なトリックテイク。マストフォローで切り札は最初に競りをして決めるのですが、トリックは最低1回は取らないと勝つ権利がなく、取りすぎても負けという小憎らしいスパイスの効いたゲームです。
1人増えて5人でサンダーアレイはNASCARのストックカーのレースゲーム。高速走行可能なオーバルコースなのでブレーキングという概念はなく、全速力でコーナーを通過してもペナルティも何もないという豪快さです。とにかくスリップストリームの効果が強力で、1列になった車列は基本的にそこに含まれるいずれかの車両が前進したら車列全体が同じ速度で移動していきます。車列の速度は実質的に単独走行の速度×車列の台数分(パーマン理論)ということになり、いかに集団に混ざるかといつ集団から抜け出すかの駆け引きで勝負が決まるストックカーレースらしい雰囲気を表現しています。
プレイヤーに与えられた選択肢は少ない手札のカードのどれを切るかだけで、カードには進める歩数と車列ごと進むのか車列を切るのかといった効果が確定で書いてあるだけなので、あまり手番中の紛れはなくチマチマ歩数数えるプレイになりがちで(よほどカードプレイが決まってごぼう抜きにでもしない限り)スピード感はちょっともの足りないですが、相当に頭使うゲームになっています。
適当に1番周回距離短いコースを選んでみましたが、スターティンググリッド最後尾の車がスタートライン切ったときには先頭集団の爆走によってすでに周回遅れにされていました。周回遅れになった車は容赦なくそこで失格というシステムなので、もちょっと長いコースの方が楽しめそうです。ラップ数で調整されるのでプレイ時間は変わらないようですし。負け。
ニクチーのドラゴンの宝石は7人の冒険者がドラゴンから逃げるので、あらかじめ秘密裏にランダムに割り当てられた冒険者ができるだけ長生きできるようダイスを振って逃がします。ロイヤルターフのリメイク、という話ですが、賭ける馬(冒険者)は選べないし、どの馬も出目さえ同じなら同じ歩数進むのであまりロイヤルターフ感はありません。良くできたゲームではあるのですが、やっぱりテーマとシステムの関係なさはクニチーでした。負け。
1人減ってパンデミックレガシーは5月下旬から7月までプレイして3戦3勝。伝染病の状況は最悪より悪くなることない的な感じで進展ありませんが、着々と新要素が開示されて人類側の武器は徐々に増えてきました。新たな伏線のようなものを匂わせつつ後半に向けて話を盛り上げる助走期間のような雰囲気。