M上氏の自宅ゲーム会に参加しました。参加者2人。
Vienna Connection (Portal Games)・Detective: A Modern Crime Board Game (Portal Games)をプレイしました。
ヴィエンナコネクションのシナリオ4。ハンガリーはブダペストにソ連が建設している最新コンピューターシステムの謎を解明しつつ、正体不明のCIA協力者の国外脱出を支援せよという任務。最終シナリオらしい緊迫感を出すためか、今までは調査対象のカードごとに危険度が4段階に分類されているシステムだったのが、このシナリオではすべてのカードが最高危険度に指定されています。といっても実際にはどのカードも危険度が同じということを意味するわけで、本当に雰囲気だけです。
最後のまとめシナリオのせいか登場人物数少なめ。だいたい調べたいものは一通り調べた気がします。なのに何だかんだカードが残ったので逆にどんなルート辿るとそのカード読めるんだろうと不思議になります。どのカードもほのめかし的な手がかりに終始して決定的な証拠の出てこない事件でしたが、おおむね過不足なく謎を解いたらしく成功裏に終了しました。
暗号解いたり盗聴したり記録を読んだりと何かと忙しく調査している雰囲気はよくできていて、コーヒー飲んだりドーナツ食ったりしながらお役所仕事な書類が出てくるのを待つばかりだったディテクティブ基本セットのシナリオと比べると、ずいぶんとスパイらしく活動したような気にさせてくれました。実際の歴史上の冷戦の事件や人物を反映したストーリーもよかったと思います。
ディテクティブに戻って追加シナリオのディグディーパーをプレイしました。単発シナリオの拡張なのでプレイしやすいですが、ディテクティブ1シナリオ分のボリュームがあるのでプレイ時間は普通にかかります。
たまたまでしょうがヴィエンナコネクションと同じ1977年の話。マサチューセッツ州アーリントンで行政委員が殺された殺人事件の捜査をします。こちらは冷戦は特に関係ない普通の警察の話。
4日間8時間労働のタイムスパンですが、やはりヴィエンナコネクションと違ってみるみる時間が減っていきます。
スマホアプリはディテクティブ基本と同じ通常のWebページとして実装されていますが、70年代の雰囲気を出すためか、黒バックに緑字の固定幅フォントで古のグリーンディスプレイ風の演出で画像の類も一切ありません。見た目は別にどうでもいいんですが、古のコマンドラインインターフェイスよろしくいちいちコマンド名をキーボードから入力する必要があります。しかも容疑者を尋問するときは尋問したいキーワードを直接入力するテキストアドベンチャーゲームになります。さすがにこれはプレイアビリティ悪すぎでは。
どうやら凶器が発見できないようになってるのかあまり捜査進んだ気がしなかったですが、丹念な捜査による周辺情報から真相に辿りつけたらしく、残業分のみのマイナス点で答え合わせは完答。世界的な正答率も高めなので易しいシナリオだったようです。