K藤氏の自宅ゲーム会に参加しました。参加者2人。
Clinic (AVStudioGames)・War Chest (Alderac Entertainment Group)・Agricola (Lookout/HJ)をプレイしました。
クリニックはキックスターターのデラックス版。バッカー向けに発送される3ヶ月前に一般流通に出荷されて和訳つきで販売されたという不手際。今後このメーカーのゲーム蹴る人いなくなると思うんですが。
病院を経営して患者を治療してお金を稼いで病院に再投資したりVPを買ったりというゲーム。箱庭作りは面白いのですが、何かと抽象化の程度が極端で現実的に考えると奇妙なところが目立つゲームです。例えば職員も患者も病院まで全員1人1台の自家用車に乗ってやって来ます。プレイヤーの一番の仕事は駐車場の確保で、路駐しても足りないと職員を雇ったり患者を受け入れたりできず、路駐車両が邪魔で病院を増築することもできなくなってしまいます。恐ろしいことにヘリコプターで緊急搬送されてきた患者にも帰りの足として車が1台ついてくるという。
不自然なところに目を潰ると運要素薄めの中~重量級経営ゲームでヘビーゲーマー向けの良作ではないでしょうか。機能的で十分に美しく言語依存性も低くてプレイしやすいコンポーネントデザインも良いです。同点タイブレーク負け。
ウォーチェストはバックビルドでアブストラクトな戦術級。双方4種類ずつの兵科をドラフトで選んだら、各兵科2個のコインを袋に入れて、そこから3枚引いて引いた兵科のコマがアクションできるという将棋ゲームです。コインは各兵科4~5枚ずつあるのでアクションを消費して追加のコインをバッグに入れて袋の濃度を調整したり、コインを盤上にコマとして出すと袋のコインが減って行動回数が減ったりと、バッグビルディングシステムをなかなか巧妙に料理しているレアなゲームという印象。2戦2勝。
アグリコラは拡張カード入り。リバイスドになってカードの数がぐっと絞られましたが、拡張入ると結局元と同じ山のような厚いデッキに戻ります。それだけ外れも増えてるんじゃないかなぁとは思いますが。1戦1勝。