M上氏の自宅ゲーム会に参加しました。参加者2人。
The Fog of War (Stronghold)・Wild Blue Yonder (GMT)をプレイしました。
フォッグ・オブ・ウォーは第2次世界大戦の欧州戦線がテーマの2人用。1940年から1944年の戦争全体を扱った戦略級のシミュレーションゲームですが、システムはユーロ風で手軽にまとめられています。
デッキ構築要素があって、陸海の戦力がカードになっています。生産フェイズに新しいカードを買ったり、あまり強力でない軍団は防衛用に拠点に貼りつけることでデッキを圧縮したりして侵攻作戦用に精鋭を集めていきます。攻撃はプロット方式で、手札から侵攻先の選択カードと戦力カードをセットにして伏せ山に積んでおき、数手番後に公開して結果判定を行います。相手側からは敵が何やら大規模作戦を計画しているのは分かるけど、そのままでは目標も規模も正確には分かりません。諜報活動でプロットの中身を確認したり、追加の防御戦力を積み増したりして対応します。戦闘判定そのものにはランダム要素はなく、単純に戦力比を比べるだけと割り切って必要以上にシステムが複雑になるのを防いでいます。
勝利条件は非対称で、枢軸側は占領地域から毎年累積される勝利得点を既定値まで貯めること、連合側はドイツ本国か、事前にドイツが密かに選んでおいた2ヶ所の絶対死守エリアを占領することです。ドイツは序盤から野放図に戦線を拡大し、連合国は終盤にピンポイントで大規模上陸作戦を実施するよううまく誘導しています。
枢軸を担当。初期セットアップ時点でポーランド侵攻まで終わっているので、おおむねヒストリカルなタイムスケジュールでフランス攻めたりノルウェー攻めたりユーゴスラビア攻めたり独ソ戦始めたりして支配エリアを広げていきました。海軍が史実以上に活躍してくれて、連合軍の警戒の薄い海域で何度かゲリラ的に海戦に勝てたため、制海権の回復に手数を取られた分で連合国の上陸が遅れ、陸上の支配エリアから十分な勝利得点を獲得できて勝ち。
Down in Flamesシリーズの新作、ワイルド・ブルー・ヨンダーはGMTのRise of the Luftwaffeと8th Air Forceを一つにまとめた再版。これで完全版かと思って買ったのですが、他のスコードロンパック拡張の分は入っていないので意外と収録機体数は少ないです。シナリオ山ほど入ってますが、とりあえずルールを読み読み基本のドッグファイトプレイでBf109対ハリケーン、Fw190対P-38の2戦。どちらも枢軸を担当して1勝1分。バランス調整用の評価値同じ機体を選んだのですが、ドイツ機の方が機体のパフォーマンス値(=手札上限枚数)が多くてプレイしやすい感じでした。