ML.Kの裏例会がありました。参加者3人。
Magic Realm (AH)をプレイしました。
日本語タイトル「剣と魔法の国」の剣はどっから出てきたのか分かりませんが、アバロンヒルの古いゲームです。6角形のタイルを並べてファンタジー世界のマップを作り、各自キャラクター1人を担当して世界を探検します。1ターンが1日に相当し、1ヶ月分28ターンをプレイして、名声点や所持金が事前に設定した勝利条件をクリアしていた人の勝ちというゲームです。
キャラクターは毎ターン4アクションできるのですが、プロット式であらかじめその4アクションの内容と順番を書き留めておかなければなりません。1アクションめでモンスターに遭ってしまって残りのアクションが無駄になったり、1アクションめで隠れて残りのアクションでひそかに敵に接近するはずが、隠れ身判定に失敗して丸見えのまま敵に突っ込んでしまったりといったアクシデントがよく起こります。
戦闘以外の各種の判定はダイスを2個振って悪い出目を採用するとか、戦闘もキャラクターの能力設定で絶対に勝てなかったり逃げられなかったりで死亡確定の相性の悪い組み合わせが普通に存在するなど、昔のゲームらしい過酷なバランス調整になっています。タリスマンやルーンバウンドのようなRPG風ボードゲームの嚆矢ではあるのですが、成長システムがあまりにもマゾ仕様で、最初から最高まで成長しきった状態でプレイするのが標準ルールという素敵なゲームです。
各プレイヤー1キャラクターでは難易度高すぎなので、今回は1人2キャラずつ持ってみました。僕は白騎士とウィザードを選択。雑魚はウィザードの魔法攻撃で蹴散らし、強敵は白騎士の大剣で両断する作戦でしたが、思いの外ウィザードが火力過剰で白騎士の出番がほとんどありませんでした。勝利条件にはちと届かずでした。