Phage合宿

合宿2日め。
ダビンチ(Da Vinci)・オワリ(3M)・お先に失礼します(メビウス)・交易王(Pegasus Spiele)・レースギャロッポ(Selecta)・蒸気の時代(Warfrog)・アグリコラ(Lookout)をプレイしました。

ダビンチ4人。今回は無駄に研究所を拡大せずセットアップ時の1段階アップグレード+機人1人配置だけにとどめて、その代わり常時全開で開発を進めて研究所を遊ばせない方針を徹底しました。その甲斐あって初勝利できました。

オワリは小石を穴に撒きつつ獲得数を競うマンカラという伝統ゲームらしい。2戦1勝。
お先に失礼しますは評判通りの良作でした。
クニツィアの交易王は微妙。特殊カードのコストと効果がつりあってないように思われます。

レースギャロッポはシンプルな馬術障害走のゲームです。アベカエサル風ですが先行有利なので第1コーナーをうまく抜けられるとあとはあまり逆転の要素はありません。悪いゲームではないですが子供むけです。

蒸気の時代は拡張#1のイギリスマップで4人。4~6人用となっていますが、基本マップと比べると狭隘地がない代わりに都市間の距離が遠く同じ色の都市が固まっているので、キューブの引き次第ではありますがそう何人も生存できるようにはなっていないような気がします。限界まで借金してしまい最終2ターンまで黒字化できませんした。上には上がいるもので、ビリの人はマイナスVPでした。

夕食は焼き肉。F原氏持ち込みの生酒がむちゃくちゃうまかったです。ぐでんぐでんになってしまったので、K藤氏制作中のうさぎとかめ(ラベンスバーガーじゃない方)流用の同人ゲームを1回プレイして寝てしまいました。

夜更けにやっと回復したら、まだ起きてた剛の者がいたので一風呂あびてからアグリコラ。昨日と同じ面子で3人です。今回は全員Iデッキ。1点差で2位でした。最終手番で確実な2点じゃなくてギャンブルな3点(つてもほぼ99%安全)を選んでおけばよかったです。

Phage合宿

9/13~15のPhage合宿第2回に参加しました。
場所は小樽朝里川温泉ウィンケルの貸別荘でした。

1日めはRftG (RGG)・バーンレイト(Cool Studio)・ルミ(Murmel)・魔法にかかったみたい(alea)・クロノス(Matagot)・アグリコラ(Lookout)をプレイしました。

到着早々RftG・バーンレイト・ルミと回しますが全然勝てません。
カレーの夕食後、軽く魔法にかかったみたいをこなしてから大物のクロノス

クロノスは現在過去未来の3枚のボードに建物のタイルを建てて得点を集めるゲーム。あるボードに建てたタイルはより未来のボードにも影響します。ありそうでなかなかない珍しいシステムです。配置の制限や未来への波及効果などの複雑なルールのせいで手番ごとの行動とその結果の見通しが悪い感じなのと、勝敗が結局はカード引きがで決まってしまうところがあるのが残念でしょうか。

風呂に入ったりしてから3人アグリコラ。
初プレイの人Eデッキ、経験者はKデッキを使用。犂と殻竿、種商人などが来たので穀物を中心に農耕重視。手薄になった動物の失点も馬でカバーできて同点勝利。

ML.K 裏例会

某所でML.Kの裏例会がありました。参加者3人。
RftG (RGG)・アグリコラ(Lookout/Z-man)・Age of Gods (Asmodee)をプレイしました。

RftGは唯一引けた6コスト技術が全然かみ合っておらず大敗。
アグリコラはEIKZデッキすべてを混ぜてランダム配分。2戦1勝。序盤から中盤にかけて「食料を安定供給する」「家族を増やす」「各種農業生産を黒字にする」とすることが多いので、ここをスムーズに乗り切るのが勝利の鍵らしい感じです。負けてもカードで引き負けたせいにできるのがプエルトリコを越えてBGGで1位になった要因かなという気もします。

Age of Godsは多数の種族がひしめく大陸上で秘密裏に配分された種族を影ながら支援して支配地を広げる地政学マルチです。担当種族は強い種族から弱い種族の順にゲーム中に順次決定されるので、序盤は自分の味方かどうか分からないまま適当な種族を応援するしかありません。どうも手あたり次第にランダム要素を山ほど入れておけばバランス取れるんだろ的な設計になっていると思われます。弱い種族の割り当てほど後という謎なルールになっているので。担当4種族中2種族が配分された時点で瀕死か滅亡済みというどうにもならない展開で惨敗。主力の種族はブラフを駆使して最後まで秘匿しておいたのですが全然届きませんでした。悪くはないが積極的に立てることはちょっとないゲームという評価。

SL夕張応援号

JR北海道のSL夕張応援号を見に行ってきました。
今日明日の2日間、新夕張~夕張間を1日2往復します。
あいにくの曇り空でしたが、明日は雨の予報なので今日の方がましなはず。路線の都合上、逆光になる撮影ポイントが多いようなので少し曇っていた方がよいかもです。あまり空の入らないポイントを選んで撮影してみました。
写真は平和運動公園そばの旧夕張鉄道の跨線橋から撮影したものです。そこそこ急勾配のはずなのですが、後ろのDLが頑張っているのか全然煙が出ていません。どうも今日は全体的に煙控えめ運転だった模様です。運行距離が短いのでSLが全力出せる企画のはずなのに、ちょっと楽しすぎじゃないのという気もします。去年苦情でもあったんでしょうか。

K藤氏宅ゲーム会

K藤氏の自宅ゲーム会がありました。参加者4人。
蒸気の時代(Warfrog)・アグリコラ(Z-man / Lookout)・ケルト(Kosmos)をプレイしました。

蒸気の時代はK藤氏が拡張もたくさん持っているのですが、初プレイの人がいたので基本マップ。僕以外は東側に集まったので西端からスタートしてみました。周りがどんどん黒字化しているのに、僕だけ利息を払うための借金地獄から抜け出せませんでした。ぶっちぎりの借金王でしたが決算したらなぜか2位。

アグリコラはEデッキ2人とKデッキ2人のハンデ戦。カードで何か手品ができないと日々の食料調達に追われるばかりでなかなか肝心の農業を始められません。ある程度食料供給が安定するといろいろ楽しむ余地もあるのですが。そういう意味でこのゲームはゲームというよりはむしろ、300枚のカードによって無限に生成されるパズルであるといった方が近いかもしれません。

ここでK藤氏が開発中の同人ゲームのテストプレイ。まだタイトルは決まってないようです。も少しバランス調整すればよくなりそうな感じです。

最後にケルト。クニツィア先生唯一の大賞受賞作ですが、基本的に配牌で決まるところや手札を捨てるアクションがただの一回休みでしかないとなど、いまいちクニツィアっぽくないゲームなように思います。そこが受賞のポイントなんでしょうか。

ML.K 裏例会

某所でML.Kの裏例会がありました。参加者3人。
アグリコラ(Z-man / Lookout)をプレイしました。

1人あたり30分のゲームなので、3人プレイだと1時間半。6時間で計4回プレイして2勝2敗。
カードを混ぜたり分離したりするのが面倒なので、Eデッキのみで2回、Iデッキのみで1回、Kデッキのみで1回プレイしました。
傾向として、E (エレメンタリー)デッキはコストが軽く序盤のリソースの少ない段階で有効なカードが中心、I (インタラクティブ)デッキは他のプレイヤーに影響したりされたりするカードが多め、K (コンプレックス)デッキはコストが重い代わりに効果の強力なカードが目立つという構成になっているようです。プレイ経験に差があるときはハンデとして初心者がEデッキで熟練者がKデッキを持ったり、プレイヤーインタラクションが少ないのが不満な向きにはIデッキをメインに使用したりして工夫するとよさそうです。

Phage 8月例会

ゲームサークルPhageの8月例会に参加してきました。
Agricola (Z-man/Lookout Games)をプレイしました。

やっと英語版が発売されたAgricola。少し厚めの普通のブックケースサイズの箱なのに上げ底にはなっておらず、カードやらトークンやらがぎっしり入っているという驚異のゲームです。
とりあえず基本デッキ(E)のカードのみを使用。全員に2つのデッキからランダムに7枚配りました。4人プレイです。初回プレイということで、序盤は手数も資源も少なくてどう打ち回していいのかよくわからないのですが、手札をどんどんさらしていく人、資源をひたすら集める人など、みんな好き勝手に進めています。たしかに多人数ソロプレイ感が強く、プレイヤーインタラクションは少なめというのはそうかもしれません。僕は手札に生垣職人(柵を無料で作れる)と羊飼い(羊の繁殖数増加)がいたので酪農メインで進めることにして、まず食料確保のために一番安い竃を買ってみました。竃というかただのたき火にしか見えません。食料確保の目処がついたので、中盤いの一番に子供を増やして手数を増やし、家も石造に建て替えて勝利できました。

ML.K 8月例会

札幌市北区民センターでML.Kの8月例会がありました。参加者7人。
AoE3 (Tropical)・天下布武(GJ)・ハイソサエティ(Uberplay)をプレイしました。

5人でAge of Empires IIIはインスト的にAge1のみプレイ。インカ帝国を征服した金でたくさん建物を建てたのですが、4戦力を投入したDiscoveryに失敗してがっかりな出だしでした。

1人増えて天下布武6人。最大人数なので全勢力が登場します。戦国ものの陣取りですが勝利条件は領土数ではなく、あくまで官位を上げて征夷大将軍になること。本願寺は1人だけ独自の秘密勝利条件を持っています。浅井長政を担当しました。織田と並んで日本のまんなかに位置してるくせに織田より戦力が劣るのが弱点で、初期領地が近江越前と少し豊かなのが長所です。
N田武田とK保上杉は北信濃を武田が取ることで話がまとまったらしく、武田は征夷大将軍になるための5エリアを確保、上杉は取り分が少ないので足りない分をM元織田か浅井あたりから切り取る方針のようです。となると織田より浅井の方が与しやすしということで日本海沿いに北陸道を直進してきました。浅井で謙信を真っ向迎え撃つのはなかなかの難事業なのですが、四の五の言っている余裕はないので加賀まで進出して前進守備の態勢をとります。西方ではM上松永が近畿一帯を押さえて十分な態勢、織田は手堅く美濃を確保しましたが領土数的にはやや不足な感じ。K川本願寺は全国に薄く広く一向宗を広める以外にはあまり悪さをせずに全員をまんべんなく支援しており、正体不明で不気味な存在です。
戦闘力的には最も劣る松永と背後に不安をかかえたくない織田浅井の利害が一致したので、武田上杉本願寺同盟対松永織田浅井同盟という組み合わせができました。ゲーム中盤には、越前に突入した上杉を迎撃する浅井に武田と織田がそれぞれ援軍を派遣して大野戦が発生。戦闘解決はハンニバルシステムなので勝敗の予想は全くつかないのですが、浅井織田同盟が騎兵突撃の連打で勝利し上杉軍を壊滅させました。といっても戦国大名(Epoch)などとは違って行軍費用がかかるわけでもなければ大名が死ぬこともなく兵士の雇用コストも安いので、それほど打撃を与えたわけではありません。
結局、天皇と足利将軍を擁した松永が順調に官位を上げて勝利。同時に本願寺も寺9個の勝利条件を満たして勝利していました。松永の同盟国の織田浅井が一応それに続く順位という結果になりました。
プレイ時間1日というよくわからない表記がされているのですが、インスト込み4時間と手頃なマルチでした。本願寺の勝利条件はルールでは自由に選べることになっているのですが、これはランダム引きの方がよいかと思います。

1人増えて卓分けハイソサエティ4人。今日は正しいルールでプレイ。2戦2敗でした。もう1卓ではRftGがプレイされておりました

M上氏宅ゲーム会

平日ですがM上氏の自宅ゲーム会がありました。参加者4人。
マハラジャ(AH)・フォーセール(Uberplay)・ハイソサエティ(Uberplay)・メトロポリス(Ystari)・金星の商人(AH)をプレイしました。

ブリタニア(AH)と同じシステムでインドの歴史がテーマのマハラジャ。ブリタニアより後の作品なのに世間の評価はあまり高くないです。やはりテーマ的な問題でしょうか。マウリア朝・グプタ朝・シンハラ人・オランダ人(黄色)を担当しました。黄色はグプタが途中でマウリアの駒と置き換える形で登場するため実質的にマウリアと同じ民族で、シンハラとオランダがともに全勢力中一二を争う弱小勢力という、事実上マウリア朝1民族だけで勝負する色です。立場的にはブリタニアのローマ人と似た感じです。ところがマウリア朝は第1~2ターンのハラッパ人との戦いで計9トークンを失う歴史的大敗を喫してしまい、この時点で僕にとって今回のゲームは終了しました。ゲームそのものはブリタニアや同じAHのHotWと同様に、障害地形に籠って長期的に領土を維持するのが目先の得点と同じくらい重要なゲームなのですが、黄色は超序盤型なのでそれどころの話ではありませんでした。勝者はチョーラ朝とイギリス(紫色)のI津氏でした。

せっかくの良作なのにいつの間にかUberplayがつぶれてしまったフォーセール。2回の競りで不動産を商って資産を増やします。1回めの競りは降りるときに提示額の半額を支払うという、競りとしてはちょっと珍しいですがワレスの蒸気の時代など競りゲームではたまにある形式の競り。ビッドせずに降りれば損はないので普段はなんということはないのですが、全員強気だと一転して降りるに降りられなくなります。バランスのよいシステムで大差はつかないのですが、運よく僅差勝ち。

同じくUberplayのハイ・ソサエティ。好ゲームの再版ばかりで手堅いメーカーのはずだったのですがどうしたんでしょうか。こちらはクニツィア作で資金カードを使った競り上げ方の特殊な競りゲーム。カウンティングが重要です。序盤に出た大物を押さえて勝利。

メトロポリスは得点条件カードが池の周りで得点と噴水の周りで得点という組み合わせで食い合わせがいまいち。虻蜂取らずなエリアに高い建物をあせって使ってしまい、結局全般的に足元を見られ続けるという最悪の打ちまわしをしてしまいました。

金星の商人は時間切れ途中終了でした。

Pacific Typhoon カード和訳

というわけで、Pacific Typhoon のフレーバーテキストを含むカードの完全和訳版を「書き込み専用メモリー」の方にアップしておきました(古いカード訳一覧表と差し替えました)。これらのファイルはGMTから公開についての許可を得ています。
ルール訳と合わせるとほぼ完全にゲームを再作成できてしまうのですが、その辺は良識の範囲内でご利用願います。快く公開を許諾してくれたGMTに感謝です。

BoardGameGeekの方にも同じものを投稿しておきましたが、こちらは反映されるのに少し時間がかかるようです。GMTにも寄贈してあるので、そのうちGMTのサイトにも上がるかもしれません。