ML.K 11月例会

札幌市北区民センターでML.Kの11月例会がありました。参加者6人。
Arcana Rising (Grey Fox Games)・#ARTBOX (Jet Games Studio/CrowD Games)・religion (アソビション)・サーオボロス (倦怠期)・Firm with ブラウニーズ (やのまん)をプレイしました。

6人でアルカナライジング。キックスターター発の新作です。何げにお金が集まったらしく箱がフォイル加工でキラキラしてて、キック特典の得点計算用ソロバンがついています。西洋風の横向きソロバンでそこはかとなく使いにくいです。
ドラフトでカードを集めてリソース変換をしてVPを稼ぎます。ドラフトシステムは世界の七不思議と同じですが、独自性のつもりか手札7枚上限7人じゃなくて手札6枚上限6人です。七不思議と違って隣とのインタラクションはほとんどないので、下家締めるのと手元のリソース変換に集中できます。錬金術で作れる黄金が1個1VPで効率良いので早めに変換エンジンができていると有利そう。勝ち。

6人でアートボックス。本来のルールでは正答数同じときは速く絵を描いた順番でタイブレークして勝った人が1VPとなっていますが、砂時計で時間制限もしているのでそこまで忙しなくする必要もなかろうという感想。普通に同点プレイヤー全員に得点配ってしまった方がよいと思います。6人もいると違うお題なのに複数の人が完全に同じ絵を描いてきたりでなかなかカオスな展開でした。勝ち。

ここから卓分けて3人でレリジョン。慶應HQのMarché de Franceのリメイクだそうです。
ハンドマネジメントで4つある神殿に信仰心を貯めてエリアマジョリティをするゲーム。カードをピックするときとプレイするときで別々の効果が発動する独特のシステム。スタート時はかなり手数が少ないのですが、そのためアクション数を増やすアクションの重要性が高すぎで序盤の行動の自由度が少ないように思えるのがちょっと気になりました。それでもカツカツで何もできないということはなく割とハイペースで得点が伸びていく他ではあまり見られない感触のゲームです。後半にオラクルカードを連打する作戦で勝ち。

3人でサーオボロス。無テーマのアブストラクト風競りゲーです。競りで買ったカードはいったん場に晒しておいて、自分が他の競りで特定の価格をビッドすることで初めて得点として獲得できる2段階システム。見た目は複雑そうですが、素直に得点の高い緑カードをしっかり買い集めていた人には全然かないませんでした。

3人でファームウィズブラウニーズ。リソースエクスチェンジでエンジンビルドなゲーム。
小箱カードゲームということでコンポーネントには制約があるのですが、それを逆にバランス調整に利用しているのか、タダで獲得できる基本資源でさえ人数に対してごく少ない枚数しか供給されていません。せっかくエンジンが完成してもタイミングよく入出力するカードが揃ってないと有効活用できないという厳しい制限で、単にハンドマネジメントするだけじゃなくてデッキのリシャッフルタイミングも注意深く作戦に組み込む必要があるという手強いゲームです。牛を見せるだけで牛乳が入手できる搾乳所で稼がしてもらいましたが及ばず負け。

K川氏宅ゲーム会

K川氏の自宅ゲーム会に参加しました。参加者3人。
ファクトリア(よぐゲームズ/サニーバード)・Small Railroad Empires (Archona Games)・The Crew Mission Deep Sea (KOSMOS)をプレイしました。

まずはファクトリアから。
3人だと工場3つしかないので、意外と選択肢が狭いです。バッティング率を一定に維持する必要上やむをえないのですが、わらしべ長者方式で資源を変換しようにも、これを持ってないと何もできない+これを持っていても何もできない、というケースが増えるので、手が止まらないように計画するのは難しくなります。その代わり行動を予測しなければならない相手が減るので、今日はバッティングしたくないな、というタイミングを調整するのは容易になっています。総合的には人数によらずよくバランス取られていると思います。
基本セットのみでプレイ。トリガー引かれたのを追い掛けて何とか100Gは越えましたが負け。

スモールレイルロードエンパイアはキックスターター発の新作。箱絵はなぜか国鉄のC61。塗り潰されたヘッドマークと架線が写っているのでJR東日本所有機の最近のイベント運行の写真を加工したんでしょうか。というか完全一致
タイルを組み合わせて作った架空のマップでピック&デリバリーをする鉄道ゲームです。拡張として実在地形シナリオ集が出ていますが、日本マップはありません。
自分の手番にはお金払って線路引いて4種類の荷物をデマンドのある都市に運ぶと距離に応じたお金とVPが獲得できて、といった感じ。同じメーカーの前作Small Samurai Empiresは割と独創的なシステムだったのですが、今回はごく普通の鉄道ゲームです。
商品の補充は比較的潤沢なのですが、その代わり同じプレイヤーが同じ都市に2回以上デリバーできない、という制限があるので、目的地を効率よく接続するネットワーク構築が鍵なように見えます。勝ち。

海ザクルーはとりあえず先頭からプレイしてシナリオ1から11まで。序盤のシナリオのほとんどはタスクカードの難易度合計が指定されているだけですが、タスクのバリエーションが多いので、毎回かなり様相の違うゲームになります。これは宇宙ザクルーを極めて飽きた人用なんでしょうか。難易度はちょっと高くなっているような気がします。まあ簡単になってたら買う意味ないですからね。

ラファールのゲーム会

K藤氏主催のゲーム会に参加しました。参加者10人くらい。
57577 (幻冬舎)・カピ原(OKAZU brand)・Kanban EV (Eagle-Gryphon Games/アークライト)・Abandon All Artichokes (Gamewright/アークライト)・The Crew Mission Deep Sea (KOSMOS)・Origins: First Builders (Board&Dice/テンデイズ)をプレイしました。

5人で57577。ちゃんとしたエモい短歌がきれいにできることも稀にあります。

4人でカピ原。カピパラを並べてお題を達成するセットコレクション。最初の配牌で同色3枚が揃っていて、しかもそれ系のお題が序盤に並んでくれた分で勝ち。

4人でカンバンEVはアークライトの日本語版。もともとコンポーネントに言語依存性はありませんが、複雑なゲームなのでサマリーなどの日本語が完備されていた方がさすがに遊びやすいと思います。
ゲームそのものはEVつかない古い版のカンバンと同じ。設計図拾って部品発注して工場で車を製造してなぜかそれを自分で買うワーカープレースです。ときどき上司のサンドラさんがアクションマスに割り込んできて邪魔をします。現場に上司は必要ないというのがテーマなんでしょうか。
各部門にアクションマスは2つずつしかなく、ときどきサンドラさんに邪魔されることも考慮すると4人プレイだと行きたいときに行きたい部門に行ける確率はかなり低いです。何をするにも設計図がないと始まらないゲームなので、まずは選り好みせずに枚数を確保するのが重要そう。どど負け。

3人でアーティチョークなんて大キライ!。ニンジンでかなり圧縮は進んだのですが、うまいことアーティチョーク以外が5枚になる手札になることはなく負け。

3人で海ザクルー。宇宙ザクルーと基本的には同じですが、お題カードが96枚も入っていて、単に特定のカードを取る以外のタスクが大幅増量されています。ゲームとしての面白さはザクルーで保証ずみという鉄板な一品。インストがてら序盤のミッションを2戦だけプレイ。

3人でオリジンズファーストビルダーはテンデイズの日本語版。コンポーネントに言語依存性はありません。テンデイズのロゴがオリジナルのBoard&Diceのロゴに合わせた色合いになっていて雰囲気を壊さないよう配慮されています。赤いロゴのどっかのパブリッシャーも見習えばいいのに。
宇宙人とコンタクトして資源や技術をもらって都市建設をする、というぶっとんだ設定。システムとしてはダイスがワーカーなワーカープレースで、そこは割と普通です。
ダイスは初期値だけランダムなのをドラフトして開始しますが、それ以降は1回ワーカーとして仕事するたびに目が1ずつ増えていって性能が強化される代わりに、6を超えると引退して除去されてしまいます。なので手元のダイスが大きい目で揃ってたりすると、その瞬間は自由にやりたい放題できるのですが、次のラウンドではみんないなくなって急に動きが止まってしまったりします。長期的な人材育成を考えてバランスよくダイスを雇用する経営ゲームの雰囲気です。
宗教系の都市タイルを中心にした街づくりがうまく決まって宗教トラックでとび抜けた分で勝ち。

P.S.ripゲーム会

T崎さん主催のボードゲーム会に参加してきました。参加者8人。
Stew (Button Shy/Quined Games)・サメマゲドン(Azb.Studio)・ファクトリア(よぐゲームズ/サニーバード)・Family Inc. (Piatnik)・フォグサイト(SoLunerG/アークライト)・Mercado de Lisboa (Eagle-Gryphon Games)・Cards Against Humanity (Cards Against Humanity)をプレイしました。

シチュー4人。闇鍋式に共通場に具材カードを投入してシチューを作ったりシチューを狙う野生動物をブロックするのにカードを消費しつつ頃合いを見てシチューの完成を宣言します。そこに規定ポイント以上の具材が入っていれば得点、というチキンレースゲーム。絶対これイケてるだろうと思ったら石の入った生姜汁で全然シチューじゃなかった、という展開で負け。

サメマゲドン4人。頭と尻尾の間にどんどんカードを挟んで長い名前のサメを作って戦わせるゲーム。とりあえず長くすれば強いし笑いも取れるしで、ソクラテスラでどう組み合わせても微妙なのにしかならん配牌のときよりは楽しめると思います。

ファクトリア4人。届いたばかりのキックスターター版です。同時ブロットで行き先を決め、リソースエクスチェンジしてお金を稼ぐゲーム。バッティングゲームですが、他人と行き先が被ったときも被らなったときもそれぞれ別のボーナスがあって、そのときの作戦のとの兼ね合いはもちろんありますが、バッティングで負けただけでは必敗とはならない遊びやすいゲーム。売り口上通りのインフレゲーで、序盤チマチマ稼いでいたのが後半どんどん回転率が上がっていくのも爽快感があります。おおむね文句はない完成度ですが、もっぱら所持金トラックとして使用される個人ボードは評判通り使いにくいです。ストレッチゴールでダブルレイヤーにはなったのですが。早速拡張入りでプレイして勝ち。

ファミリーインク7人。チーキーモンキーのリメイクです。得点システムが若干変わっていますが、良い方向の改良だと思います。ぬいぐるみがついてこなくなったのだけが欠点です。勝利条件の100点に対して95点まで稼いだのですが華麗に抜かれていきました。

フォグサイト4人。ゲームマスターの迷宮担当と探検家で1対3に分かれる対戦ゲーム。迷宮担当側が5×5マスのダンジョンを用意するので、バラバラに配置された探検家側は時間内に全員合流することを目指します。探検家側は視界0マスで体当たりしないと先が壁なのか通路なのかも分からないので、あてもなく右往左往しながら味方同士でマッピングした結果を突き合わせて自分の位置を推測するというゲーム。探検家側で時間切れ負け。ちょっとガーディアンに殴られすぎました。

リスボアマーケット4人。同じラセルダのリスボアのシステムから一部を切り出して単独ゲーム化したんだそうです。元のリスボアやったことはないですが。碁盤目状のマーケットに店を置いたり客を置いたりして、客と店で列と商品が一致していれば収入が入るというパズルゲームです。あれもこれもやりたいけど置きたいところにはどんどん他人のコマが置かれるというゲーム。2位。

最後はカード・アゲンスト・ヒューマニティで時間調整して解散。

[Spoiler]グルームヘイヴンソロプレイ(IB8)

グルームヘイヴンソロプレイ168回目。
コミュニティドリブンキャンペーン「インフィニット・ビヨンド」のシナリオ8「無限の向こう側」
続きを読む [Spoiler]グルームヘイヴンソロプレイ(IB8)

M上氏宅ゲーム会

M上氏の自宅ゲーム会に参加しました。参加者3人。
7 Wonders: Architects (Repos Production/HJ)・Aeon’s End: Legacy (Indie Boards & Cards)をプレイしました。

世界の七不思議:建築家たちはホビージャパンの日本語版。言語依存性ないですが。
七不思議建てるテーマは元の七不思議と同じですが、ゲームとしては完全に別もの。手番には文明固有らしい左右のカードか中央の伏せ山札の3択から1枚カードを引いてそれをプレイするだけの軽ゲーです。
資源集めたり文明揃えたり軍事力上げたり七不思議建てたりとやってることは変わらないので、割と7不思議感はあります。バビロンで負け。

イーオンズエンドレガシー。
システムは基本のイーオンズエンドと同じ。序盤はいくつかルールを抜いた簡略版からシナリオごとに要素を追加して3章かそこらで一通り揃うというプログラム学習方式になっているので、イーオンズエンド未プレイでも楽しめるという親切設計。
レガシー要素で、全員共通のプレーンな主人公が章が進むごとに固有能力を貼って成長していきます。これはなかなか愛着湧くのではないでしょうか。
全何シナリオなのか知りませんが、とりあえず7章分の封筒が見えているのを4章まで終わらせたのでおそらく半分くらい。章進むごとにサプライのカードセットをある程度自由に選べるので、サプライの組み合わせが悪くて負けるというストレスはなく、これも良い感じです。

M上氏宅ゲーム会

M上氏の自宅ゲーム会に参加しました。参加者3人。
Chronicles of Crime: 1400 (Lucky Duck Games)・Lost Ruins of Arnak (CGE)をプレイしました。

クロニクル・オブ・クライム1400。ミレニアムシリーズとして1400・1900・2400の3つの独立型拡張がキックスターターで同時リリースされたというもの。キック時のアドオンとして3本すべてのコンポーネントを1つに収められる空箱があって、それなら最初から1箱のゲームとして発売すればよかったのではという話。
1400はシャルル6世の時代のフランスのパリで、プレイヤーは犯罪捜査をする天才騎士アベラール・ラヴェルになります。協力ゲームですが、探偵は明確に1人の人物して描写されているのでチーム感は薄いです。ラヴェルさんなぜ天才呼ばわりされているかというと、予知夢を手がかりに難事件を次々を解決してるからだそうで、それって…
シナリオ冒頭に騎士ラヴェルの予知夢がイラストのみのカードとして提示されます。とりあえず再利用されるモブっぽい登場人物の中からシナリオの主要人物を見分ける役には立ちます。
1400固有の追加ルールはラヴェルさんの飼っている犬のパーシヴァル(本当はもっとフランス語っぽく読むのかも)。パーシヴァル→証拠品の順番にQRコードを読ませると、匂いを追跡して本来の持ち主のところに案内してくれます。これで新しいロケーションが出現することもあるという優秀さ。現代版クロニクル・オブ・クライムにいてもおかしくないよく訓練された警察犬です。
チュートリアルと一番簡単なシナリオ#1をプレイ。元のクロニクル・オブ・クライムと基本システムの違いはなく、どちらのシナリオも書いてある通り難易度低め。

アルナックの失われし遺跡。今回は研究トラックをできるだけ伸ばすことを目標にしてみました。とりあえず虫眼鏡は最上段。やればできるもんですね。日記帳もそこそこ進めることができた分で勝ち。

元湯神泉館にこりの湯

森町のやや北、石倉のあたりから濁川という川沿いに数キロ登っていくと濁川カルデラという小さな盆地があって、地熱発電所と何軒かの温泉があります。
盆地の入口近くにある日帰り入浴施設。
内湯3・露天1。内湯は高温・中温・低温とあって高温から順番に溢れ湯が注いでちょうどよい温度になるつくり。露天は適温です。露天はよしずと蚊帳で完全防備で眺望はありません。
キシキシ感と金気臭のある薄い白濁の湯。

データ
住所:森町濁川85
料金:550円
時間:9:00~21:00
加水なし・加温なし・循環なし・消毒なし
シャンプーなし・ボディソープあり

鹿部温泉 鹿の湯

鹿部町の間欠泉の付近が温泉街になっていてその一軒。
内湯1・露天1。旅館の規模相応で浴場それほど広くはありませんが、浴槽は割と余裕のある大きさ。源泉が高温なため加水あり。内湯は熱めの湯がざぶざぶとかけ流されています。露天は注湯は少なめですがその分適温。露天の眺望はありませんが敷地狭いながらも庭園風にうまく作っています。無色透明の湯。

データ
住所:鹿部町鹿部58
料金:500円
時間:13:00~20:00
加水あり・加温なし・循環なし・消毒なし