ML.K 9月例会

札幌市東区民センターでML.Kの9月例会がありました。参加者5人。
Pandemic: Reign of Cthulhu (Z-man)・Fool’s Gold (Rock Paper Scissors Games)・Mare Nostrum: Empires (Academy Games)・タンクハンター(アークライト)をプレイしました。

4人でパンデミッククトゥルフ。毎回ショゴスがゲートの上に出現して対処する間もなくボッシュートされて速攻負け。ここはもうちょっとバランス考えたシステムにして欲しいと思います。

フールズゴールドは5箇所の金山にワーカーを送って金を掘りまくるゲーム。引いた砂は山に戻して次のターンにまた引かれるのでどんどん金の含有率が下がっていきます。ワーカーは増えていくので後から行った方が枚数は引けるようになるのですが。まるでテーベの東みたいな話です。ワーカーを先に置くか後に置くかとか資金管理とか考えるところは多いですがおおむねシンプルでスピーディーながら結局は運勝負というところもよく似た雰囲気です。1金負け。

1人増えてマレノストルム帝国は、マレノストルム旧版のリメイク。勝利条件が2種類増えたとか産物が13種類になってカードからチップになったとか、6人用のアトランティス拡張がついたとか、様々なところで改善が入っていますが、旧版のミソロジー拡張とは互換性ないそうです。ボードは今風のデザインに書き直されていますが、どこからどの産物が出るのかというこのゲームで最も重要な情報が見にくくなっていて、プレイアビリティという観点からはマイナスです。
アトランティス拡張の西方マップを入れて5人プレイ。この場合バビロンが抜けるのでマップ東端の4エリアが削除され、トータルでマップの広さは変わりません。
キックスターターのストレッチゴールでいろいろ戦闘系のヒーロー増えていますが、戦力ユニットのコストが高い割にブラッディな戦闘システムで、内政充実させてる相手に仕掛けるタイミング難しいところは旧版とあまり変わってないと思います。それとも世間ではガンガン殴りあってるんでしょうか。
担当国ランダムに決めるとローマ。ローマ周辺は都市建てられるスペースが少なく、必然的に産物集める方向性。うまく交易できて産物12種類集めるも、ペルセウスの特殊能力で先にリーダー+モニュメント5枚を達成されて負け。

タンクハンターは拡張3のモンスターを投入。試作車計画車を含む重戦車・巨大戦車が多数投入された拡張です。が引かれないと何の意味もなくよくある微妙な軽戦車同士の戦闘に…

終了後は移動して裏例会。参加者3人。Via Nebula (Space Cowboys)をプレイしました。
ワレスのヴィア・ネビュラは謎の霧で覆われた土地で建物を建てるゲーム。霧を掃って道を作り、マップの各所に点在する物資を自分の建設予定地に運び込む、という設定ですが要するにワレス得意の線路を引いて商品を輸送する鉄道系ピック&デリバリーゲームです。いつもの資金マネジメントの要素がばっさりカットされてるとか、1手番あたりのアクション数が微妙に足りないとか、物資も線路も乗り入れ自由、といった特徴を組み合わせてプレイヤーインタラクションを強めていて、分かりやすく面白い良作です。

苗穂工場一般公開

JR北海道苗穂工場の一般公開を見に行ってきました。
以前は苗穂運転所と一緒に公開されていたのですが、ここ何年かは運転所側の公開がないせいか車両の展示が少なくなったと感じます。
工場の方の展示はC62の牽引とか各種作業の実演などおおむね例年通りの内容でした。
工場内には検査中のC11 171号機が分解された状態で置いてありました。
写真は工場間で車両を移動させる作業の展示です。

スーパーおおぞら代行臨時特急

台風被害で石勝線の釧路行きスーパーおおぞら・帯広行きスーパーとかちが運休中ですが、代行臨時特急がトマムまで運行されています。
とはいえ、おおぞらとかち合わせて本来は11往復なのに対して、臨時特急はわずか3往復で輸送力としてはかなり寂しい状況です。
写真はトマム行き9007D、普段あまり見ることのないキハ261の臨時幕です。

K川氏宅ゲーム会

K川氏の自宅ゲーム会に参加しました。参加者4人。
Town Center (LudiCreations)・Istanbul (Pegasus Spiele)・Pirates of the 7 Seas (IDW Games)・狩歌(Xaquinel)・Mice & Mystics (Plaid Hat Games/HJ)をプレイしました。

まずは3人でタウンセンターはキューブを積み上げて街を作るゲーム。少し前のキックスターターですが、フィンランドのメーカーだけあって流通細いのか、一般販売されてもなかなかショップに入らなかったり入ってもすぐ売り切れたりでした。内容は同じ作者のカードシティをほとんどそのまま3次元化したといった風で、プレイヤーインタラクションが下がった代わりにパズル性がぐんと上がっています。ルール読んで予習してきた強みで勝ち。ちなみに4人までプレイ可能ですが、2箱買えば8人までプレイできます。

1人増えて4人でイスタンブールはコーヒー拡張に加えて新拡張の手紙と封印を投入。イスタンブールの街はさらに広がってついに5×5マスになりました。そこに来て手紙という見るからにお使い要素が増えて、ただでさえ足りない機動力がますます必要になっています。当然ながら手紙経由でルビーを獲得するコースも追加され、展開の多様性はさらに増えているので今後は全投入が常識となるでしょう。あまり広くなると他人とバッティングする確率が減るのですが、そこは親友コマという自分の分身として使えるコマが各プレイヤー1個ずつ増えていて、イスタンブールの人口密度が減りすぎないよううまく調整されています。最後の1個のルビーを買うアクションを捻り出せず負け。

見るからにお土産クッキーの缶のようなパッケージの7つの海の海賊。缶の上蓋が海ボードに、本体の底が得点トラックに利用されていて無駄がありません。大量に入っているダイス1個1個が1隻の船を表していて、これを一斉に海ボードに振り込むので、缶のフタの微妙な高さのフチがとてもよくできています。アクション選択システムとそのバッティングでそこそこ考えるところはあるのですが、戦闘は運ゲー、戦利品に何が出てくるかは運ゲー、商品が港でいくらで売れるかは若干順番のアヤもあるのですが基本的に運ゲーと、海賊ゲームらしく何もかも運ゲーです。唯一無二な定規戦闘システムだけで十分面白いので文句はありませんが。負け。

狩歌はJ-Popの歌詞にありがちな単語を取り札にして、何でも好きな曲をかけて遊ぶカルタです。ある程度みんな知ってる曲を選ばないと楽しさ半減なので選曲が一番重要ですが、アニソン特撮などであまり語彙のベクトルが違うの選ぶとゲームとして成立しにくくなるので要注意。今後の拡張に期待といったところかと。

マイス&ミスティックスは第1章。1章は最初のタイルの探索で専用アイテムがもらえる鍛冶屋がいた方が確実に有利なので、王子・悪漢・鍛冶屋・治療師のパーティーを選択。やはり時間が最重要なリソースなので、序盤からサクサク敵倒して前に行くのがよいようです。驚くほど順調に進んで途中のサブクエストも余裕で達成してクリアしました。

K川氏宅ゲーム会

K川氏の自宅ゲーム会に参加しました。参加者5人。
Junta: Las Cartas (Pegasus Spiele/HJ)・タイムボム2 (新ボードゲーム党)・Terra Mystica (Feulerland Spiele/テンデイズ)をプレイしました。

まずは新作フンタカードゲームはホビージャパンの日本語版です。もともとクーデター発生時以外はボード使わないゲームですが、ついでに大統領以外の役職もなくなりました。確かにほとんどの役職はクーデター時にボードにコマ出すのが唯一の仕事でしたが。
ラウンドの開始時に人数+1枚のお金引いて予算案と称する分配プランを作って議会にかけてポケットマネーをスイス銀行に貯金するという基本的なコンセプトは同じです。最も変わったのは予算案の否決=クーデターで最多反対票者が自動的に第一反逆者になるところです。票なくて干されている人はクーデター起こす権利もなくなりました。票も戦力も多くは同じ政治カードから出るのため、消化試合的なクーデターになることは少なく、起きたときには大戦争になりやすい傾向です。
1度大統領になったタイミングでいい感じに1枚だけ入っている400万ペソ札を貯金して勝ち。
1回死んだら再起不能なバランスをマイルドにしたフンタといった感じで、おおむね元ゲームの雰囲気を良く維持したカードゲーム化だと思います。ルールに書いてある限りでは、手札上限の6枚に達していてもラウンド終了時の補充がないだけで、投票を1回パスすることでカード1枚引けるのは変わらないように読めます。大統領に対する座り順にもよりますがどんどんパスして山のように手札持てるのはどうなんでしょうか。

タイムボム2はテロリストのアジトに突入するSWATチームですが、チーム内にテロリストが混じっているという正体隠匿系。普通の隊員・エリート隊員・テロリストと3種類いて、エリートよりテロリストが多ければ突入失敗、同数以下なら突入成功で雰囲気的にはレジスタンスに近いです。テロリスト担当するも全アジト暴かれて負け。突入箇所が複数あって1人1枚ずつプレイして4枚揃ったところから順に解決というシステムなので、SWAT側は容疑者を3人に絞るよううまく突入先を散らすとよさそうに見えますが。

最後はテラミスティカ。黄色のノマドを担当、他はアイスメイデン・ハーフリング・シェイプシフター・アルケミスト。さすがに最初から村3個もあるとマナもらうのが楽です。その分1ラウンドあたりの手数が増えて順番遅くなって4マナ7金を取る機会がなくお金が不足ぎみなので、定期収入のある恩恵タイルがあればもっと楽できたような。2位。勝ったのはシェイプシフターさんでした。村建てるごとに2点の恩恵タイルは種族にかかわらず要らない人いないくらい重要なタイルなので、見たら取るくらいの勢いでいいかと。

K藤氏個人ゲーム会

豊平区民センターに部屋を借りてのK藤氏主催のクローズゲーム会に参加しました。参加者3人。
Scythe (Stonemaier Games)・Nehemiah (Leonardo Games)・Mice and Mystics (Plaid Hat Games/HJ)・Tricky Ways (Cuboro)・Agricola (Lookout/HJ)をプレイしました。

まずは大鎌戦役。担当国ランダムに配るとドイツっぽい黒。他の2人はポーランドっぽい白とトルコっぽい黄色なのでマップの西側に3ヶ国寄った配置になりました。
人数少ないと戦闘吹っかける相手も少ないので戦闘勝利のVP上限がない黒はあまり有利ではない感じ。とはいってもせっかくの国家特性使わないのももったいないので、速やかにメック4体出して軍事力も16振り切りまで上げて、後は戦って勝つだけというところまで進めました。ところが今回は戦闘カード引いても引いても2と3ばっかりでメック数で上回らない限り全く勝ち目が見えません。となると1機しか動けないファクトリーカードの移動アクションはいまいち活用できないわ、一手番中に2箇所で戦闘して星2個置きもできないわで微妙にペースダウン。地下移動による機動性でスキを突いて何とか終了トリガー引くも、決算すると同点タイブレーク負け。民心全然上がってなかったのが効きました。

ネヘミアは2年くらい前にちょっと注目されましたが生産数少なかったのか全然売ってるのも遊んでるのも見たことありません。BGGの評価も微妙に低い不遇の作品ですが、これがなかなか独特の面白さがあります。ワーカープレースの変種で、自分の手番にできることはワーカーを置くか、すでに置いてあるワーカーでアクションを実行するかのどちらかですが、置くときはアクションマスを上から順に埋めなければならないのにランダム配置なので置きたいマスが置ける状態には大抵ないとか、アクションしないでワーカー置きっぱなしにしているとそのうちアクションマスごと回収されて何もせずに手元に戻ってくるとか、順番の綾でいろいろとひどい目にあうゲームです。その分、得点システムはシンプルなエリアマジョリティなので、ゲームの見通しは良くなっています。負け。

マイス&ミスティックスはHJの日本語版。4匹のネズミに扮してシナリオをクリアしていく協力ゲ=ム。とりあえず最初の章をプレイしました。ルールの説明を兼ねた導入なのか、ほとんどギミック的な要素は何もなくハック&スラッシュで敵を殲滅しながら前に進むだけの1本道シナリオだったので、悪くはないのですがちょっと期待外れな印象。偉そうな感想の割には時間切れ敗北でした。

クボロのトリッキーウェイは積み木を組み合わせて道を作ってビー玉を転がすパズルゲーム。子供でもできる入門ルールの方をプレイ。上級ルールになるとビー玉の経路が3次元になります。意外と難しいです。負け。

最後は1人減ってアグリコラは最近出たリバイスドエディション。職業と進歩カードのバランスが良くなっていて、引くなり使い道に困るようなカードはずいぶん減ったようです。さすがにひさしぶりすぎたせいか、むちゃくちゃ空きマスの多い初心者のような農場で負け。

M上氏宅ゲーム会

M上氏の自宅ゲーム会に参加しました。参加者4人。
Mansions of Madness (FFG)をプレイしました。

マンションオブマッドネス2版のインスマスからの脱出シナリオに再挑戦。
シナリオを進めるためのキーアイテムがいくつかあるのですが、これらの隠し場所が3パターンずつあるみたいで、探しものは常に一番最後に探した場所という悪い巡りに当たってしまいました。それでも最後に時間切れになるところまでは保ったので、シナリオのタイムスケジュールを確定させることができました。このシナリオは調査の進捗とは関係なく、完全にターン数で管理されていることが分かりました。
これを踏まえて再再挑戦。探索者の人選も厳選して完璧な布陣で開始、序盤から予定通りに探索を完了させていきます。中盤、ゲームの上怪物として表現されているインスマスの群集が登場したところで、この群集の移動システムが2パターンからのランダムだったという驚異の事実が判明。これまで3回のプレイではすべて同じ移動しかしておらず、それを前提とした作戦だったので急遽方針転換が必要となりました。修正後の作戦が思いのほかうまく機能し、必要なアイテムが次々と揃っていきます。それでも最後は狂死者1名を出しギリギリでしたが、何とか残り全員で脱出に成功しました。
マップの広さの割に、キーアイテムの発見場所とその使用場所があちこちに点在しているので、”Ashcan” PeteのDukeを活用してアイテムの受け渡しをスムーズに進めるのが必須なバランスのようでした。

オホーツク代行臨時特急

台風被害で石北線が止まっている影響で、網走行きの特急オホーツクが全便運休となっています。オホーツクやスーパー宗谷などの特急は札幌旭川間でスーパーカムイと交互に走って輸送量を分担しているという面もあります。このためオホーツクは4往復中2往復だけですが、本来と同じダイヤで旭川折り返しの臨時特急として運行されています。
臨時幕を掲げたスラント型のキハ183を定番撮影地の江別河川防災ステーションの撮影ポイントで。

K川氏宅ゲーム会

K川氏の自宅ゲーム会に参加しました。参加者4人。
The Grizzled (Cool Mini or Not)・Arkwright (Spielworxx/Capstone Games)・Dominion (RGG)・Zombicide: Black Plague (Cool Mini Or Not)をプレイしました。

まずは人待ちグリズルド3人。何人でプレイしても全体でアイコン3つ集めてしまうと任務失敗なシステムは変わらないので、人数少ない方が1人あたりで制御可能な割合が大きくなって難易度下がるような感じです。危げなく勝利。

4人になって「ゲーム名+ボードゲーム」でググっても全くヒットしないゲームNo.1を誇るアークライト。ショップの方とはスペルが違うので英語で検索しましょう。2年くらい前のゲームで当時の評価も高かったのですが、限定生産だったらしくずっと入手難な状態が続いていたところ、最近アメリカのメーカーから2版が発売されました。英独両対応から英語のみ版になって、開発タイルとイベントが何枚か追加されたそうです。
基本ルールと上級ルールがあるのですが、初回ということで基本ルールをプレイしました。2版の追加要素は特に入りません。イギリスの産業革命初期の経済ゲームということで、食料衣服食器ランプの4種類から2種類選んで工場を建てて、人を雇って生産して売却して儲けます。
世界(といってもイギリス国内ですが)全体で各商品の需要がどれだけあるかは全プレイヤーが工場で雇った労働者の数で決まり、生産拡大すると需要が増え人員削減すると需要も減るとか、どの商品も他プレイヤーが競合他社なので、値下げたり品質改善したり宣伝したりして限りある需要を奪いあうとか、経済テーマのゲームではよくあるシステムをうまく1つにまとめていると思います。
基本ルールだとランダム要素が全くないので、座り巡と商品の選択でかなりゲームの構図が決まってしまいます。今回は初回プレイ向けお勧め初期セットアップだったのでなおさらです。2商品とも順番のマジックで良く売れて勝ち。いきなり箱に戻されたコンポーネントが多数あったのでやはり上級ルールからが本番でしょうか。

ドミニオンは帝国入り。買わないと効果がないイベントと比べ、常時発動でほとんどが得点系の特殊効果のあるランドマークは1枚あるだけでかなりゲームの様相に大きく影響します。4戦3勝。

最後はゾンビサイド黒死病。アボミネーションパック拡張を入れました。3体のそれぞれ固有の特殊能力を持ったアボミネーションが追加されます。新アボミネーションは1体につき4枚の登場カードがあり、これがゾンビデッキに入るのですが、さすがに3体とも全投入は多すぎました。新アボミネーションの登場カードはどれも青レベルは何もなし、黄色レベル以上はそのアボミネーションが1体登場または追加行動、という効果なので、何も起きない青レベル以下とウルフスブルグ拡張で追加された3ダメージ武器が使えるようになるオレンジレベル以上はよいのですが、黄色レベルに限っては竜の胆液以外の対処法がなく、引きが悪いときに連続して何体も登場するとゲームどころの話ではありません。早々に死人が出てギブアップ。おそらくお好みの1体を選んで入れるくらいでちょうどよいのだと思います。