K川氏宅ゲーム会

K川氏の自宅ゲーム会に参加しました。参加者4人。
Pandemic Legacy (Z-man/HJ)・Card City (Ludibay)・Alchemists (CGE/アークライト)をプレイしました。

パンデミックレガシー4人。3月期~5月期の3シナリオをこなして2勝1敗。
アウトブレークするたびに都市のパニックレベルが上がってそれが引き継がれるので、話が進むにつれてどんどんマップが通りにくくなるのですが、3月はそれを何とかするための新システムで新キャラも登場するものの一応は既存のパンデミックの拡張の範疇だったのですが、4月に進むと話も急転直下まさにその発想はなかった的な別ゲームになりました。確かにこれはネタバレ厳禁ですわ。

カードシティはスモールシティの作者の旧作。ケーキ切り分けゲームで街を作ります。スモールシティのキックスターターのおまけで入手したのですが、初回特典で200枚限定のはずのプロモカードがついてきました…
カードゲームなのでスモールシティほどは緻密な計画性要求されないですが、十分遊びやすい割にはちゃんと都市建設ゲームになっています。住宅地は育てる条件が厳しいので、それよりは商業地メインの方が回しやすいかもしれません。負け。

1人減って3人でアルケミストは日本語版、錬金術のゲームにアルケミストってつけると名前被りまくると思います。正体不明の8種の素材を混ぜてできた薬の内容から素材の成分を分析するゲーム。生成判定はスマホアプリがやってくれるのですが、独特のシステムを理解するためにルール説明時に人間の審判用のマトリックスを一度見ておくとよいと思います。さもないと4回薬作って4回とも水だったりします(水を作れる組み合わせは3パターン作れば4回めを作らなくても消去法で分かる)。痛恨の電池切れ終了。箱に2時間と書いてある重量級ゲームなので、その間持つような良好な電源環境が必要です。

ML.K 10月例会

札幌市北区民センターでML.Kの10月例会がありました。参加者6人。
Pandemic Legacy (Z-man/HJ)・Augustus (Hurrican)・Small City (Alban Viard)をプレイしました。

まずは4人でパンデミックレガシー。12本のシナリオを連続でプレイするキャンペーンですが、とりあえず最初は普通のパンデミックとして始まります。もともとプレイ人数多くても少なくても難易度上がるゲームですが、あえなく初戦敗退。
ルールの分かりにくい点が2つ。これはちゃんとルールに書いていますが、STOPカードのSTOPと書いてある面はしっかり読んでおく必要があります。ここ読み飛ばすといつまでたってもストーリーが進展しません。次にルールの割と前半に「ここにシールAを貼ってください」的なことが書いてありますが、ここにシールAを貼ってはいけません(えっ?)。この枠は将来シールAを入手したときに貼る場所なので、最初はスルーするのが正解です(英語版ではwillって書いてあって今貼らないことが示唆されています)。貼っても意味通じないので分かるとは思いますが。

6人で日本語版出るらしいアウグストゥス英語版。全く言語依存性はありませんが。全員共通のチップを袋から引いていくので、手元のカードのアイコンが揃ったらそのカードを完成させてお代わりをもらうというのを延々と繰り返すゲームです。ボーナス得点タイルの獲得が早い者勝ちなので、そこで他人の動向を見てプレイヤーインタラクション発生しますが、基本的には残りタイルの枚数と相談しながら次に手を出すお代わりタイルのピックを黙々と考えるゲームです。各カードは完成難易度と効果と得点でバランス取ってあるようですが、同じ効果のカードが2枚ずつくらい入っているみたいなので、セットコレクション系の得点カードを2枚重ねて取れると有利そうな雰囲気。2戦2敗。

卓分けてスモールシティ。さすがに2戦めになると思うように街作れるようです。時間切れ終了。
サイズ3の工場を3軒立てるという契約カードがありますが、普通に達成するには港と精錬所を特定の向きに並べて置く必要があるので、そこだけちょっと注意が必要です。まあ何となれば1軒だけは市議会ボードの特権で条件無視して建てることもできますが。

終了後が移動して裏例会。参加者3人。パンデミックレガシーの続きをプレイ。
1戦めの再挑戦と2戦めで両方勝ち。難易度はスペシャルイベントカードの枚数で調整されていて、負けると次が下がって勝つと次が上がるシステムなので、いずれほどほどのところに収束すると思います。とりあえず今のところは拡張を含む既存のパンデミックのシステムをうまく流用しながらなかなかに達成感のある調整がされていてさすがマット・リーコックといったところです。

カシオペアクルーズ

最後に残った夜行列車のカシオペアですが、普段は札幌に着いたその日の夕方に折り返しが発車するところ、昨日今日は団体ツアーのために翌日早朝発となっています。
いつもは逆光の定番菊水逆S字へ。いい感じで朝日に煌きながら通過していきました。

M上氏宅ゲーム会

M上氏の自宅ゲーム会に参加しました。参加者4人。
Flash Point (Indie)・Illuminati (SJG)・俺のケツをなめろ (ゲンブンゲームズ)・Small City (Alban Viard)をプレイしました。

まずは3人でフラッシュポイント。いろいろ拡張出ていますが今回は高層ビルマップ。フロアの中央にあるエレベーターが唯一の進入・脱出路になっています。序盤いい感じに放水が直撃していましたが、後半どんどん延焼してあと1人というところで建物倒壊。まあいつも通りの展開ではあるのですが。

4人になってイルミナティ。いろいろ拡張混ざっててもはや分離できませんが、特に大きくゲームが変わるものではないので普通にプレイします。秘密結社をランダムに引くとネットワーク。手番のカードの補充が多いのでプレイしやすいのですが、固有勝利条件はちょっと難しそうです。勝ったのは普通にチューリッヒのノームでした。

俺のケツをなめろ。妨害カードが序盤に固まったせいか後半割と全員にバランスよく戦車来てみんな普通にソ連軍山を掘れたようで、開けてみたら全員2点で並んでいました。タイブレーク負け。

1人減ってキックスターターのスモールシティはデザイナーの個人出版。
シムシティみたいなゲームを作りたかったそうで、見た目通りの箱庭系都市建設ゲームです。
各プレイヤーは市長として自分の街に住宅や商店街や工場を建てて住民を増やします。市の予算で建物を建てるときは区画数に比例したお金がかかるのですが、とりあえず安上がりな最小1マスで建てておいて周囲にうまく条件の合う建物を隣接させておくと、後は無料で市民が勝手に増築して都市を発展させてくれる、というシステムが特徴です。あらかじめ発展後の都市計画を立ててうまくキーとなる建物を配置して育てる操作が必要なパズルライクなゲームです。
特権のドラフトとか他人の街に住民を出稼ぎに出したりとか、プレイヤーインタラクションもある程度考えられているなど、とにかく要素が多くランダム性も低いので、それなりにルールに習熟してからが本番な雰囲気です。
秘密勝利条件に都市の面積を初期状態から広げないこと、という何もしなければタダで達成可能なものを選んでみましたが、後半土地不足から何もすることがなくなってしまい失速。ゲームの要素1つ捨てるのはさすがに高価にすぎました。

K川氏宅ゲーム会

K川氏の自宅ゲーム会に参加しました。参加者4人。
Le Havre (Lookout)・Broom Service (alea)・Mottainai (Asmadi)・Isle of Skye (Mayfair)・Black Vienna (KOSMOS)をプレイしました。

とりあえずパンデミックレガシーのコンポーネントをひとしきり鑑賞してから、そそくさと片付けてルアーブルからスタート。日本語版も出るそうですが、英語版拡張入りです。
パン工場と屠殺場を建てて食料供給なら何でも来いでしたが大差で2位。作戦研究が進んで食料供給はガン無視して借金を重ねるプレイが普及した結果、食料生産設備は思ったほどには稼げない建物になってしまったようです。借金作戦は終盤大量にお金を必要とするので、もともと重要建物ですが造船所と海運会社が勝敗の鍵となりそう。

黒ポーン賞のブルームサービスは魔法にかかったみたいのリメイク。ボードがついたのと打ち出しプレイヤーが弱いアクション選べるようになったのが大きな違いです。おそらくボード上を移動するシステムの関係上、全くアクションできないと出遅れ度がハンパないあたりの調整でしょうか。移動の早い者勝ち要素は新しい試みになっていますが、どうしても元ゲームの切れ味をスポイルしている感は否めません。

もったいないは4人プレイだと2デッキ混ぜて同じカードが2枚ずつになります。同じカードを両方完成させることができて効果も重複するルールですが、カードによって意味ないものからちょっと強すぎるものまであってバランス的には難ありでしょうか。重複は禁止するか1デッキでプレイできる3人までにとどめておく方が安定すると思います。強烈な重複効果で速攻トリガー引き勝ち。

スカイアイランドは前回プレイの経験を生かして巻物ボーナス重視作戦で。うまく地形を閉じて巻物の得点2倍も複数獲得できましたが大敗。システムの割には微妙なタイルでもとにかく売れ残って3枚獲得できた方が最終的には点になるようで、ただでさえお金持ってる出遅れプレイヤー同士で高価なタイルを買いあってインフレを進めるのはあまりよろしくないです。

ブラックウィーンは手札に当たるカードが微妙に山の底に沈んでいたらしく、あまり質問受けずに情報量の優位を得られて一番に正解。

K川氏宅ゲーム会

K川氏の自宅ゲーム会に参加しました。参加者3人。
Fields of Arle (Z-man)・Imperial Settlers (Portal Games)・Tiny Epic Galaxies (Gamelyn Games)・Isle of Skye (Mayfair)・Viticulture (Stonemaier Games)をプレイしました。

2人でアルルの丘。畑耕したり動物買ったりするそのまんまアグリコラみたいなワーカープレースです。アグリコラと比べて驚くほど大量に食料が出るのでプレイ感はかなり違いますが。食料問題に困らない分、食べられない材木と馬を集めるのが重要そうです。

1人増えて3人で日本語版出るらしいインペリアルセトラーズ。建物カードを資源を払って建てて収入を増やしたり得点に変換したりする箱庭系のゲームです。建物カードには個人別の国デッキと共通デッキの2種類のカードがあるのですが、宵越しの銭は持たないシステムで初期の収入がかなり絞ってあるのに、国デッキの半分以上は高価なアップグレード建物なので、序盤に数少ない直接建てられて安価な生産設備を引き当てない限り国の特徴出す前に脱落する微妙なバランスはどうなんでしょうか。ぶん回り始めると割と楽しいのとプレイ時間短めなのはよいのですが。

キックスターターのタイニーエピックギャラクシー。同じ作者からタイニーエピックシリーズでいくつか出ていてどれも小箱の小品ですが、それぞれシステムもテーマもまるで違うそうです。これはダイスゲームで、ダイスごろごろ振って出目のアクションを処理することによって自分の銀河帝国を拡大します。植民地の切り取り競争をゲーム化していて、プレイヤー間の直接戦闘はありません。他人のアクションダイスに相乗りするシステムがあって、待ち時間にダレない工夫がされているのは悪くないですが、基本的に出された料理を次々たいらげつつ上がりを目指す展開にしかならず、ゲームの盛り上がりとしてはイマイチかなぁといったところ。

スカイアイランドは競りでタイルを買ってカルカソンヌ方式でつながるように並べて領土を作ります。競りということになってはいますが、値段をつけて売れるのを待ち、売れ残りを引き取る独特のシステムが特徴です。タイルの供給数が少ない上に、基本的に自分の手元に並んだタイルが勝利得点の源泉なので、全部売れてお金だけ手に残るよりは、ギリギリ売れない絶妙な値付けをして適価で枚数を確保するのがよいようです。手元のタイルがどのタイミングでどのように得点化されるかはプレイごとにランダムに選ばれた勝利条件タイルで決まるようになっていて、再プレイ性を高めているのは今風です。

最後にヴィティカルチャーはタスカニーのレベル3までの拡張入り。ボードが完全に差し替えになってまるで別ゲームですが、基本セットからいろいろとバランスが改善されてかなりよくなっています。モジュール化されているどの拡張も割と良いバリエーションを追加してくれるのですが、同じ作者のユーフォリア由来の悪い効果しかない代わりに勝利得点もらえる建物だけはコストの割にリターン低すぎで、さすがに注意書きされてる通りでした。悪い効果は工夫次第でそれなりに回避可能なので、建設費用が無用に高く設定されている部分だけなんとかすればなんとかできそうな気もします。