ML.K 11月例会

札幌市北区民センターでML.Kの11月例会がありました。参加者5人。
Kembre’s Cascade (Z-man/HJ)・Roll for the Galaxy (RGG)・Between two cities (Stonemaier Games)・タンクハンター(HJ/アークライト)・Peloponnes Card Game (Irongames)をプレイしました。

まずはケンブルカスケード。前回プレイ時はいろいろな属性耐性持ったボスだったので武器2種類確保して臨みましたが、今回は特に耐性も何もなく体力が多いだけのボスでした。5人はさすがに狭いと思います。強制スクロールでの衝突も多いので、遠慮なくPKするゲームなのかもしれません。勝ち。

ロールフォーザギャラクシーはアンビション拡張入り。序盤につまづいて離されやすかった部分を改善するようセットアップを中心にかなり手が入っています。レースフォーザギャラクシーで好評だったゴールタイルのシステムも追加されて、徐々に同じゲームに近付いているような。銀河帝国で赤ダイス集めまくりましたが、わずかに及ばず。

ビトゥイーン・トゥー・シティーズはヴィティカルチャーがヒットしたストーンメイヤーゲームズの新作。7ワンダーっぽい感じのドラフト箱庭建設ゲーなのですが、両隣のプレイヤーと協力して一つずつ都市を作るという他に見たことのない独創的なゲーム。2つの都市のうち得点の低い方が自分の得点になってしまうので、左右どちらも手を抜けませんが、ドラフトなので協力してるはずの相手から強烈に縛られたカードが流れてきます。左は世界一都市だったのですが当然勝敗には全く関係なく、右の都市が奮わず負け。

タンクハンターは拡張1+2入り。枚数増えすぎなので各戦車1枚ずつにしてみました。拡張2のテーマが指揮官なせいかペラペラな装甲車や軽戦車が大量に増えていて、たまたま引かれた重戦車が何もかも薙ぎ払っていく展開になりましたが、旧版もだいたいこんな雰囲気だったと思います。0点で最下位。

ペロポネスカードゲームはペロポネスのカードゲーム版(そのまんま)。競りや得点のシステムもボードゲーム版をほとんど踏襲しています。理不尽な土地タイルの隣接制限がなくなったとか、贅沢品が1対1交換になってかなり使いやすくなったとか、毎回全部ほぼ確実に発生していた災害の発生率の紛れが大きくなったとか、ボードゲーム版の欠点を潰した上位互換的な完成度です。対策できてなかった災害が最後まで起きずに済んだ分で勝ち。

終了後は場所を変えて裏例会。参加者3人。
Pandemic Legacy (Z-man)・New York 1901 (Blue Orange Games)をプレイしました。

パンデミックレガシーは8月を1戦1勝。7月と似た感じのシナリオでもう少しこれが続きそう。ストーリーは着実に進んでいますが、新しいクリア後アップグレードでまたもや驚愕。ここのところ連勝しているのでプレイヤーとしてはイマイチ緊迫感薄いのですが、小道具一つでこの危機に対する人類の覚悟のホドが強烈に表現されています。

ニューヨーク1901はマンハッタンを舞台に高層ビルを建てまくります。が、手番ごとにほとんど無料で1区画ずつもらえる土地に平たいタイルを並べていくだけで、高層建築らしさも何もなくぼんやりと陣取りをしてるうちにいつの間にかゲーム終わっていました。建て替えシステムで古いビルは取り壊してどんどん高いビルを建てているという設定なのですが、建て替えても広くなるだけで高くなったような気がしないんです。箱絵はすごく面白そうで、内容的にも決して悪くはないはずなのですが、イマイチピンと来ないゲームでした。勝ち。

K川氏宅ゲーム会

K川氏の自宅ゲーム会に参加しました。参加者5人。
Royal Goods (Österreichisches Spiele Museum)・Renfield (Cheepass/I Am Factory)・Thunder Alley (GMT)・Drachenhort (Ravensburger)・Pandemic Legacy (Z-man/HJ)をプレイしました。

まずは4人でロイヤルグッズ。祈り働けのカードゲーム版だそうですが、システムにあまり共通点はありません。炭焼き小屋1軒から始めて建物に手札を資源として注入すると商品に変換され、商品をお金として払って手札から新しいより価値の高い商品を生産できる建物を建て、建物に資源を注入して、というのを繰り返す拡大再生産ゲームです。小箱のカードゲームでここまで複雑なリソース交換ゲームを成立させているのは驚きですが、序盤のカード運でそこからの加速度が全然違ってくるあたりがちょっと難点でしょうか。勝ち。

レンフィールドは3スートで1ラウンド6トリックという小規模なトリックテイク。マストフォローで切り札は最初に競りをして決めるのですが、トリックは最低1回は取らないと勝つ権利がなく、取りすぎても負けという小憎らしいスパイスの効いたゲームです。

1人増えて5人でサンダーアレイはNASCARのストックカーのレースゲーム。高速走行可能なオーバルコースなのでブレーキングという概念はなく、全速力でコーナーを通過してもペナルティも何もないという豪快さです。とにかくスリップストリームの効果が強力で、1列になった車列は基本的にそこに含まれるいずれかの車両が前進したら車列全体が同じ速度で移動していきます。車列の速度は実質的に単独走行の速度×車列の台数分(パーマン理論)ということになり、いかに集団に混ざるかといつ集団から抜け出すかの駆け引きで勝負が決まるストックカーレースらしい雰囲気を表現しています。
プレイヤーに与えられた選択肢は少ない手札のカードのどれを切るかだけで、カードには進める歩数と車列ごと進むのか車列を切るのかといった効果が確定で書いてあるだけなので、あまり手番中の紛れはなくチマチマ歩数数えるプレイになりがちで(よほどカードプレイが決まってごぼう抜きにでもしない限り)スピード感はちょっともの足りないですが、相当に頭使うゲームになっています。
適当に1番周回距離短いコースを選んでみましたが、スターティンググリッド最後尾の車がスタートライン切ったときには先頭集団の爆走によってすでに周回遅れにされていました。周回遅れになった車は容赦なくそこで失格というシステムなので、もちょっと長いコースの方が楽しめそうです。ラップ数で調整されるのでプレイ時間は変わらないようですし。負け。

ニクチーのドラゴンの宝石は7人の冒険者がドラゴンから逃げるので、あらかじめ秘密裏にランダムに割り当てられた冒険者ができるだけ長生きできるようダイスを振って逃がします。ロイヤルターフのリメイク、という話ですが、賭ける馬(冒険者)は選べないし、どの馬も出目さえ同じなら同じ歩数進むのであまりロイヤルターフ感はありません。良くできたゲームではあるのですが、やっぱりテーマとシステムの関係なさはクニチーでした。負け。

1人減ってパンデミックレガシーは5月下旬から7月までプレイして3戦3勝。伝染病の状況は最悪より悪くなることない的な感じで進展ありませんが、着々と新要素が開示されて人類側の武器は徐々に増えてきました。新たな伏線のようなものを匂わせつつ後半に向けて話を盛り上げる助走期間のような雰囲気。

K川氏宅ゲーム会

K川氏の自宅ゲーム会に参加しました。参加者3人。
ごにょごにょTime Line (チキンダイスゲームズ)・バトルシップカーニバル(国際通信社)・Viceroy (Mayday Games)・The Game (NSV)をプレイしました。

まずは同人のごにょごにょTime Line。タイムラインのシステムでアニメを放送年順に並べていくゲームです。メジャーなものからマイナーな作品まで山ほど詰め込まれています。たとえメジャーでもプリキュアとかお邪魔女どれみとかどれが何期か分からないので難易度下がりませんが。2戦2敗。

コマンドマガジンのバトルシップカーニバルはGJの建艦競争のリメイクの戦艦狂騒曲のリメイク。カードを組み合わせて戦艦を設計し、一番優秀だった船と仮想敵戦艦を戦わせます。予算はともかく積載量の制限が厳しくて簡単に強力な主砲は積めません。基本ルールだと速度の優位がイマイチ生きないのでなかなか仮想敵に勝てずに第3戦、仮想敵アイオワにすわ超大和級時代到来かと色めき立つも軍縮条約締結のためアイオワは廃艦、浮いてるだけのダンケルクで不戦勝という締まらないオチ。

少し前のキックスターターのヴァイスロイは握り競りでカードを買ってペンギンパーティーみたいなピラミッドを作るゲーム。人物カードは乗せる段数によって得られる効果が違うので、なかなか難しいパズルの合間に競りをしている感覚です。握り競りですが、握れる額は固定で欲しいカードがぶつかったときだけ再入札という方式なので、誰も欲しがってないカードにゴッソリ握ってショックを受けるということのない精神的に余裕の持てるシステムです。ちょっと法律カードに当たり外れがありすぎで、せっかくの競りゲーなのに引き運要素強すぎかなと思わなくもないですが、全体としてはユニークなアイディアを手堅くまとめた完成度の高いゲームです。負け。

最後にザ・ゲームはシュピールボックス誌の付録のFire拡張入り。22~77のゾロ目のカードが青いファイアーカードに差し替えになります。プレイの手順は全く変わりませんが、ファイアーカードをプレイした場合、同じ手番か次の人の手番のうちにその上に他のカードを被せて鎮火しないと全員即死、という過酷な追加ルールです。特別ルールのこと忘れてしまえば基本ルールのまま遊べる親切設計。もともと難しいゲームがさらに難易度上がります。負け。