SL冬の湿原号

釧路までSL冬の湿原号の重連運転を撮りに行ってきました。
去年に引き続き重連は平日の設定になりました。建前上は営業上の都合らしいです。釧路は遠いので皆さん休み取って見に来てしまうので平日でも撮影地はどこも大盛況、鉄オタ避けにはなってないみたいです。
今年はやはり雪多いのか、1月の川湯延長のときと同じ猛吹雪でしたが、列車の走る時間帯は往復ともやや日が差すくらいまで回復してくれました。往路は石勝線の遅れの影響で大幅に遅延、復路は定刻通りでした。
写真は復路のサルルン三角点俯瞰。30分くらい山登りしないとならんのですが、苦労相応の絶景でした。

ML.K 2月例会

札幌市北区民センターでML.Kの2月例会がありました。参加者6人。
Slate (Spielbox)・鉄道旅行ゲーム(エポック)・電車でGoカードゲーム(増田屋コーポレーション)・Creatures (CREATURES Games)・7 Wonders (Repos)・Outpost (Stronghold)をプレイしました。

まずはシュピールボックス誌付録のワレスのスレートを4人。以前3人でプレイしたときはイマイチでしたが、4人プレイだとそれなりに技術が割れてバランスよさげな感じでした。それでも技術の性能に格差ありすぎな気はしますが。どど負け。

1人増えてJR東海リニア鉄道館のお土産らしいエポックの鉄道旅行ゲーム。新幹線のコマの出来はよいです。ドクターイエローまであるこれで日本全国を駆け回って地域の特産品を集めるスゴロクです。経路選択の自由度が高いので意外と戦略的です。

電車でGoカードゲームはミルボーンの変種。カード次第で簡単に目的地に着いてしまうので、一応は繰り返しプレイが前提のようですが。とりあえず1勝。

クリーチャーズはメーカー名も同じで他のゲーム出す気なさそうな謎メーカー。頭胴尻尾の3枚のカードを組み合わせて動物を作って戦わせて3種勝ち残れば勝ちという、とてもクァークスにインスパイアされたゲームです。当然並べたカードのイラストがつながり、名前も自動的に決まります。特筆すべきはカード下のフレーバーもつながって1つの文章になるところ。戦闘ルールは体力足して多い方が勝ちという簡単なものですが、勝ったり負けたりでなかなか勝ちきれない高難度ゲーム。クァークスの面白さのエッセンスを抽出し、ゲームの進行をスピーディーにしたゲームとしてかなり高く評価できます。1種しか勝てず負け負け。

さらに1人増えて7不思議はリーダー入り。灯台Aでした。灯台Bほどではないにしろ十分な強国と思ったのですが、リーダーの特殊能力込みでちょっと資源建てすぎました。

最後はアウトポスト。キッカーなし。さすがに6人もいると競りゲーとしても面白さが違います。やはりこの手のゲームは多い方がよいです。チタンも倉庫も買えずなかなか科学者も研究所も出て来ない展開で水工場増設するしかなくて困ってたところにたて続けに化学系が出てきてこれから、というところで時間切れ。

終了後は移動して裏例会。参加者5人。
Elder Sign (FFG)・K2 (Common Man Games)をプレイしました。

エルダーサイン、今日の旧支配者はハスター。5人プレイだと1巡する前に1日経過してしまうのですが、5人5様の特殊能力で必要に応じて相互に支援できるので難易度下がるような気がします。無難にハスターを封印してクリア。

K2はブロードピーク拡張入り。単純にブロードピークに登る方をプレイ。青カードが軒並み抜かれた状態でプレイし、テントがない代わりに何度でも雪窟を掘ってそこで休息できます。序盤こそ1歩進むごとにモグラのように穴掘って潜る登山だか何だかよく分からないゲームになるのですが、中盤以降は青カードを引くタイミング頼りなところがなくなって、天候を見ながらジリジリと進み、ここぞというところで一気に駈け登る燃える展開になります。もともとよくできたシステムがさらに磨き抜かれた感のあるすごい拡張でした。2人ともそこそこ上まで登らせましたが頂上には手が出ず敗退。

K藤氏宅ゲーム会

札幌に戻って午後からK藤氏の自宅ゲーム会。参加者4人。
…aber bitte mit Sahne (Winning Moves)・Nero (Phalanx)をプレイしました。

まずは軽くということでもっとホイップを。ケーキを切り分けて分配するゲームです。切り分け担当者が取れるのは最後の残りモノなので、どれが残ってもいいように平等に切断すべきところですが、トッピングはランダムなのでどう切ってもうまくいかないという悩ましいゲームです。欲ばった分が点にならず3位。

本命は見るからに重ゲーのネロ。皇帝ネロ死後の内乱がテーマです。軍団を率いて戦闘して、皇帝就任を目指すのですが、ローマ軍団の数が28個と決まっていて新規編成はできず、戦力を増強するには他のプレイヤーの軍団を倒して自軍に組み込むしかないというシステムのせいで、強力に戦闘に誘引されるゲームです。プレイヤー4人に対して皇帝を僭称できるのが2人までなので、皇帝になれるチャンス(と失脚するリスク)もそこそこ多く、浮いたり沈んだり派手に展開します。ファランクスの文盲仕様コンポーネントとショップの怪しい日本語訳で、プレイは快適とは言い難いところがありますが、システムのアイディア的なところは良くできていると思います。最下位タイ。

Phage合宿

Phageの合宿に参加しました。参加者4人。
今回は岩内は高島旅館でした。道中は晴れたり吹雪いたりと目まぐるしく変わる天気でしたが意外と早めに到着、典型的な和室の旅館でした。お風呂はそれほど大きくないですが、湯は無色透明で熱めの内風呂と温めの露天のきれいな温泉でした。夕食は海鮮が次々と出てきて大変豪華でした。

ゲームはUndermining (Z-man)・Take it or Leave it (Schmidt)・Village (Eggert)をプレイしました。

到着してまずはアンダーマイニング。ユニバーサルマイニングビークル(UMV)という名前のドリルマシーンで地面を掘り進み、採掘した鉱石を売ってマシンを強化したり得点を稼ぐゲームです。見ためもテーマもB級感たっぷりですがゲーム性の高い好ゲーム。ちょっとマシン強化しすぎで得点取ってませんでした。2位。

風呂に入って夕食までの待ち時間にドレトルダイス。まず各自にダイスの色や出目の組み合わせの条件が書かれたお題カードが配ります。スタートプレイヤーがたくさんのダイスをまとめて1回だけ振り、お題の条件を満たすように1人1個ずつダイスを取っていきます。お題を達成できなくても特にペナルティはありませんが、取ったのに使わなかったダイスはマイナス点になるので、高難度高得点のお題に挑むも他の人に必要なダイスを取られて完成しないと大ショックです。お題のパターンが様々なので他人が何欲しがってるかはエスパーするしかなく、戦術戦略をどうこうというゲームではありませんが、誰が何取っても盛り上がる楽しいゲームです。2位。

夕食後はエッガートの村の人生。基本的には見ため通りのアクション選択+ワーカープレースメントで、資源を集めつつ多様な得点獲得手段に投資して勝利得点を貯めます。特徴としては、ワーカーに人をブロックする機能はなく、代わりに寿命が設定されています。アクションを行うたびに消費時間が貯まっていき、一定時間経過するごとに番号の若いワーカーから順に除去されてしまいます。死ぬ前にいっぱい働かせたいのですが、働かせると死期も近づくというジレンマによるリソース管理がテーマをよく表しています。商人無視して旅に集中投資しましたが及ばず。議会が有利そうに見えました。2位。

K川氏宅ゲーム会

K川氏の自宅ゲーム会に参加しました。参加者3人。
Crazy Race (Spiele aus Timbuktu)・Outpost (Stronghold Games)・BIOS Megafauna (Sierra Madre Games)をプレイしました。

まずはシャハトのクレージーレース。ムガルと同時期に発売された鉄道三部作の一つですが、あまり評判を聞くこともない謎ゲーム。
プレイヤーごとに別々のレーンが用意された一本道の線路を往復するレースで、進む権利を競ります。各自3台の機関車が同じコースを走り、同じマスに重なったときは飛び越えて進むというシステムは全くもって鉄道らしくありません。
競りゲームのメカニズムはそれなりによくできていますが、たしかにこれは話題になる要素がなさすぎです。勝ち。

アウトポストは化学系強すぎんじゃね?ということで、BGGで誰かが言ってた新化学工場(緑)を科学者・研究所(黄)の数までしか持てないというハウスルールを試してみました。
序盤データライブラリーが2人に分かれ、私だけ大型機械を買ってチタン工場作戦です。チタン工場は時代1から始められる代わりに手札あたりの単価が安めなので、同じく時代1の倉庫を買って手札制限を緩和するのが必須なのですが、大型機械も倉庫も割と高価な技術なので、両方買っていてはチタン工場に投資する額がなくなってしまいます(財布を買ったら入れるお金がなくなる現象)。今回は倉庫買えませんでした。運の悪いことに時代2に入るなり科学者も研究所もすぐ登場してしまい、スタートが早い利点を生かすことなく敗北。競りゲーなんでそこで調整しろ、ということなのかもしれませんが、はやりチタン作戦は難しい。新化学工場縛るルールは無尽蔵に緑工場が増えるのを防ぐ効果は確かにあって、科学者の威力はかなり減殺されますがそれでも化学系が有利なようです。
新版で何回かプレイしましたが、毎回キッカーK5の宇宙船工場(時代3の技術すべてに30クーポン)が強力すぎでした。キッカールールは入れないか、競りで頑張るよう周知しておく必要がありそうです。

バイオスメガファウナは最新の更新ルールを入手したので、それを適用。今まであまり意味がなかったP遺伝子に+1移動力の効果がついたので、サイズ1の動物がかなり動きやすくなりました。
今回は早いタイミングで隕石が2つ降ってきて、ジュラ紀のうちに新生代に移行しました。H遺伝子とI遺伝子さえあればいくらでもエサがあるのになかなか良い遺伝子カードが出て来ないという展開でした。HとIのカードはサイズが小さくないと持てないのが多いようなので、移動力を求めて無闇に肥大化させるのはよくないのかもしれません。
序盤に鳩に進化してさあ広がろうと思ったら寒冷化の影響をモロに食らって絶滅、40トンの巨大首長竜で復活して葉っぱ食べたりM遺伝子つけて海に潜ったりしていましたが、決算のタイミングでは何故か個体数が減っていて得点にならず大敗。

K川氏宅ゲーム会

K川氏の自宅ゲーム会に参加しました。参加者3人。
Eminent Domain (Tasty Minstrel Games/アークライト)・Sid Meier’s Civilization (FFG)・Outpost (Stronghold Games)をプレイしました。

まずはエミネントドメインから。アークライトの日本語版です。SFテーマのデッキ構築ゲームですが、新しい星系を探索して入植したり侵略したりして、商品を生産して売却しつつ技術開発もするというゲームで、プレイ感はほとんどRftGです。他のプレイヤーが行動するごとに全員同じアクションができるところも本当にそっくりです。
他人にうまく相乗りできるよう、行動の方向性をうまく人に合わせるのがよさそうです。一人で軍事→技術と進みましたが今日のトレンドは入植→出荷だったようで負け。

続いて大物のシドマイヤーズシビライゼーション。タイルをランダム配置して作ったマップ上で各自1国を担当し、古代から現代までというタイムスパンで勢力を競います。誰かが軍事的勝利・経済的勝利・文化的勝利・技術的勝利というどれも困難な4つの勝利条件のどれかを満たすまでずっと続くので、かなりの長時間ゲームです。今日はインスト込みで6時間でした。全員が技術と驚異の中身を一通り覚えれば少しは時間短縮できるかもしれません。
都市を拡張したり軍隊増強したり戦争したり技術開発したり文化的遺物作ったりと、手番にできることはいろいろあります。勝利条件はどれも相乗効果である程度関連していたり伸ばすのに同じリソースを必要としていて相反していたりで、絞りすぎるのも手を広げすぎるのも一長一短で難しいです。
国をランダムに選ぶとロシア、最初から共産主義の技術と政体を持っていて、スタック制限+1と敵国から技術を盗む能力があるという、軍事と技術に向いた強力な国です。対するは都市建設にボーナスのあるエジプトと戦争に勝ったらなぜか文化点の伸びるローマ。3人プレイだとマップはおよそ3角形で、各自別々の頂点からスタートするので、まずは周辺のタイルを探索して開けていきます。どうも海が多いようなので、航海術の技術を買って移動力と経済力を強化しました。序盤は技術も何もないので中立の村と戦闘するのも一苦労ですが、基本的に拡大再生産系なのでゲームの進行はターンとともに加速します。最終盤、エジプトが技術的勝利と経済的勝利の両方に王手をかけました。行動順の都合でエジプトは一旦守りに入り、ローマが軍事的勝利のためにロシアの首都を目指しますがイベントカードで阻止されました。その後、最後手番のロシアがエジプトの首都を落として軍事的に勝利しました。
今のところはまだまだいろいろな展開がありそうで研究を深めたいところですが、いかんせんホイホイ立てるにはちょっと長時間ゲーム過ぎるのが厳しい感じです。

最後はアウトポスト。データライブラリー独占から化学系に進んで高収入を背景に時代3の技術を連取して勝ち。チタンはチタンで中盤の安定感があるのですが、やはり黄・赤・緑の高価値な商品を持っているかどうかで後半の伸び率が違うように思います。