ML.K 1月例会

札幌市北区民センターでML.Kの1月例会がありました。参加者6人。
Fauna (HUCH! & friends/Foxmind)・7 Wonders (Repos)・Mansions of Madness (FFG/アークライト)・K2 (Common Man Games)をプレイしました。

まずはファウナ4人から。簡単な緑枠の方でプレイ。生息域の狭い動物も多いですが、一応は地域を推測できそうなのが出てきます。むしろ生息域の広い動物の方が、どこまで広がってるのかよく分からんという感じ。

7不思議はリーダー入り。灯台B。これはたしかに巷の評判通り強いです。驚異さえ建ってしまえば資源に困ることはなく、好きなカードをもりもり出して行けます。僅差勝ち。

1人増えてマンションオブマッドネス。ランダムに選ぶとシナリオ2。怪しい修道院に狂信者がわらわら湧いてきて、狂信者を生贄に捧げるとショゴスとかティンダロスの猟犬が出てくるシナリオです。探索者4人でキーパーの行動ポイントが多いので、倒しても倒しても次々と怪物が補充されてきます。ダメージも半端ではなく2名ほど餌食になりましたが、序盤で死んでも別のキャラクターで再登場できるので、それほど問題はありません。今回の勝利条件は館からの脱出で、1名狂信者の群れに呑まれて死亡しましたが3人逃げ延びて探索者の勝ち。このシナリオのキーパーはほいほい怪物出して暴れ回るより、狂信者や弱めのゾンビを前に出してじわじわと恐怖点を貯めさせるのがよいようです。

1人入れ替わってK2を5人。例によって冬山悪天候レスキューなし。マスの最大人数は5人用の追加分を加える「やさしい」バージョンで。山頂に2人まで同時に立てるので、4人プレイより楽なところもありますが、その分予定外に先が詰まってると計画総崩れになります。1人は山頂に立ちましたが、もう一人が麓をウロウロしてただけなので得点的には負け負け。勝った人は2人とも山頂一歩手前だったので、冬山は無理しないのも一つの方法のようです。

最後にもう一度ファウナ。今度は黒枠。やはり名前聞いてもアフリカか南米かオーストラリアのどこかだろうね、くらいの推測しかできない動物ばかり出てきます。時間切れ。

終了後は場所変えて裏例会。参加者3人。
BIOS Megafauna (Sierra Madre Games)をプレイしました。
今回も大災害で新生代に進む前にタイルが尽きてゲーム終了。意外と大災害イベント起きにくいです。ルールはやはり少し分かりにくいです。ここのところ毎日のようにルール改訂されているようなのでBGG見ておかないといかんのですが。一応僅差勝ち。

SL冬の湿原号

冬の湿原号2日め。
今日も石山に来てみました。昨日よりぐんと早くに現地着。昨日とはうって変わった雪模様というのにすでに1ダースくらいの車が来ています。
今日は石山とは線路を挟んで反対側の小岩に登ってみました。きれいなS字カーブの地点です。昨日上から眺めた感じでは、煙のサービスはこちらに合わせていたようでした。
通過時刻が近付くにつれてどんどん吹雪いてきましたが、予想通りの猛爆煙で来てくれました。

SL冬の湿原号

釧路までSL冬の湿原号を撮りに行ってきました。
例年初日2日めは川湯温泉までの延長運転で、川湯温泉手前の石山という小山が煙のよく出る定番撮影地となっています。川湯到着は午後なので重役出勤でも余裕余裕と思っていたら、撮影地前は路駐の列の先頭が見えません。
撮影ポイントは本命の石山からの俯瞰、反対側のS字を見下ろす小岩、踏切周辺と分散しているので、人数の割には余裕があります。せっかくなので、一番有名な石山の斜面に登ってみました。登る前に踏切から石山まで結構な距離があるのですが、雪を漕いで行くのが大変かと思ったら、もうみんなで踏み固めて頑丈な道になっていました。肝心の俯瞰ポイントは急斜面にへばりつくように構えて2本の木の間から覗く感じで、ベストポイントは狭め。レンズは少し長いのが要ります。何とかいい位置に潜り込むことができました。
ここは晴天時真逆光のポイントで、絵に描いたようなハイコントラスト写真になりました。

K藤氏宅ゲーム会

K藤氏の自宅ゲーム会に参加しました。参加者4人。
BIOS Megafauna (Sierra Madre Games)・Pergamemnon (Irongames)・Rune Age (FFG/アークライト)・Händler auf dem Forum Romanum (Isensee Verlag)をプレイしました。

まずは早速バイオスメガファウナ。同社のアメリカンメガファウナのリメイクで、何億年も前のアメリカ大陸を舞台に、恐竜やら原始的な哺乳類やらを進化させて繁栄を競います。前作をプレイしたことはないのですが、ネットでの評判を見る限りでは、構想は良いのにプレイ時間が長いとかルールが複雑だとかコンポーネントがしょぼいとかさんざんですが、これは一味違います。スッキリシンプルなシステムでプレイ時間は重量級アメゲーとしては常識的な2~3時間程度、木製の動物・恐竜コマがたくさん入っていて見た目も豪勢です。
今回は序盤に大物の隕石が一つ落ちてきたきりで、恐竜絶滅の原因になったと言われるチクシュルーブ隕石に相当するものが最後まで落ちて来ず、ずっと中生代のまま氷河期になることもなくタイルが尽きてゲーム終了。早期に穴掘りオオカミに進化して手近のシダの根を食って繁栄した私の種族が得点を稼いで逃げ切り勝ち。勝敗は原産地の近くに美味しいエサがどれだけ出るかで決まってしまうので、勝ち負けを云々するよりも環境の変化と様々な進化のパターンの経過を楽しむゲームだとは思いますが。
訳なしだとさすがにプレイしにくいので簡単なサマリーを日本語で用意しておいた方がよさそうです。

ペルガメムノンはギリシャ・ローマ・エジプト・ペルシャ・カルタゴの5カ国が互いに戦争するデッキ構築型ゲーム。時代設定は適当でシーザーとハンニバルが一緒に登場します。他プレイヤーを直接攻撃できるデッキ構築型というのが触れ込みですが、カードを購入できる機会は割とレアで、戦闘の勝敗をうまくコントロールしてデッキを回転させるゲームのようです。とは言うものの各国それぞれ特徴的な弱点を持つよう設計されているので、攻めるにしろ守るにしろなかなか思うようには行きません。担当国を変えながら2戦して2敗。

ルーンエイジはアークライトの日本語版。ルーンバウンドの世界観のデッキ構築型ゲームです。シナリオがいくつもあって、バトルロイヤルだったり協力ゲームだったり色々遊べるそうです。
ドミニオン亜種としての特徴は、カードの購入に使えるコストがお金と戦力と政治力の3種類あって、お金で戦力を買い、戦力で政治力を買い、政治力でお金を買う、というところと、各プレイヤーの担当色固有の場札と共通の場札があって、プレイヤーごとの性格付けと早い者勝ちの要素が両立しているところです。どちらも奇をてらうことなくバランスを取りながらシステム的に固有の世界観をうまく表現している、という印象です。
今回は誰よりも先に最強のドラゴンロードを倒せば勝ちという元のルーンバウンドに似たシナリオ。毎ラウンドスタートプレイヤーの手番の直前にイベントカードの処理が入るのですが、このシナリオではイベントの多くが倒せば(若干のリスクがありますが要するに戦力で買えば)魅力的な報酬の得られるドラゴンロードになっています。残念ながらプレイ順固定なせいで、早い番手のプレイヤーが新登場したドラゴンロードをさっさと倒してしまうと遅番プレイヤーのすることがなくなってしまいます。毎回プレイヤー順を変えるとかすればもう少しマシになるかもしれません。一応プレイヤー間戦闘もできますが、一度やってみた感じでは元のルーンバウンド同様、かなり不毛でした。負け。

最後はフォーラムロマーナの商人。古代ローマという設定で5種類の商品を競りで売ったり買ったりしながら勝利得点を買い集めて既定値に達した人の勝ち、というゲームです。
競りで買った商品がそのまま手札になって次の競りの資金になる、というあたり一見シンプルな普通の競りゲーですが、手札のうち隠せるのはごく一部だけ、残りの晒されて見えている枚数が多い商品ほど高価になる(逆に1枚も見えていない商品はいくら隠し持っていても無価値)というシステムのせいで、懐具合がかなりバレた状態で競りをするとか、2人で持ち合って価値を高めた商品は相手より先に売り抜けないと大暴落の危険があるとか、とても難しい心理戦の要求されるゲームでした。
生産設備を2箇所押えたガラスがいい感じに高相場を維持してくれたおかげで終盤タイミングよく点を買うことができて勝ち。

K川氏宅ゲーム会

K川氏の自宅ゲーム会に参加しました。参加者4人。
The Big Idea (Funforge/アークライト)・Fauna (HUCH! & friends/Foxmind)・K2 (Common Man Games)・Trajan (
Ammonit Spiele)・Fortuna (HUCH! & friends)・Dungeon Lords (CGE)をプレイしました。

着いたらもうビッグアイディアが始まっていたので途中参加。アークライトの日本語版です。これは日本語化の恩恵大でよろしいと思います。チーパスのビッグアイディアのリメイクのようですが、システムは単純化されてシンプルなワードゲームになっています。前のをプレイしたことはないのですが。

次にファウナ。ドイツ語版出たのは3年前、いやもう4年前ですか。やっと英語版が出て日本語版が出る気配もないので買ってみました。絵を見て分からない動物は名前が分かったくらいでは大差ないですし、どうしても調べたければ学名書いてあるので独語版でも支障なく、あまり待ったかいはありません。英語版はヤードポンド法とメートル法が併記されてますが、これも日本人にはあまり関係ありません。
あまりフリーゼらしいゲームという感じはしませんが、やはりさすがフリーゼ。着眼点が違います。全員初プレイですが、いきなり難しい黒枠の動物に挑戦。全然知らないヘビとか全然知らない鳥とかしか出てきません。こうなってくると重さや体長の方が当たりやすく得点も大きいので、やはり簡単な動物から徐々に練習した方がよいかもしれません。練習してどうにかなるゲームでもないですが。

K2は登山ゲーム。夏山はゲーマーにはヌルすぎらしいので最初から冬山・曇りの条件で。4人プレイだと8000m以上の人数制限がかなり厳しく、終盤の頂上へのアタックはかなり順番ゲーです。私だけ1人凍死でどど負け。

ものすごい遠近法でローマの版図が描かれたボードが印象的なフェルトのトラヤヌス。アクション選択ゲームですが、その選択方法がマンカラを流用した独特のシステムになっています。しかもただのマンカラではなく、色違いのコマの組み合わせによってボーナスが出たり出なかったりする複雑な要素が加わっています。アクションの結果はほとんどが早い者勝ち方式なのですが、自分のマンカラの制御に忙しくて、人の動き見てる余裕はありません。とてもフェルトらしいゲームですが、対人プレイゲームとして見るにはあまりにパズル色が濃すぎな印象です。
同じアクションを繰り返し行うと徐々に効率が上がっていくので、そうなるように、うまくマンカラを並べるのがキモかもしれません。ただそうすると急に別のアクションしたくなっても選択肢がないわけですが。有効活用が難しく強力なアクション+2マーカーをどこに置くのかも重要そう。とは言っても+2マーカーと組み合わせる先の追加アクションタイルの入手方法が限られているので、これは一択なような気もします。3位。

同じくローマゲーのフォーチュナ。キューバのリーネックの作品で、どことなく似た雰囲気のコンポーネントです。全員に公開されたカードからアクションを選択して実行する変形ワーカープレースメントですが、他人のアクセスをブロックするのは実行したアクションそのものではなく次のターン用に予約したアクションという独特のシステム。シンプルですが、これが意外と悩ましいです。アクションの後に資源を勝利得点に変換するためのダイスロールを行うのですが、勝敗はこれ次第というところがあり、緻密に作戦を立てても一投で引っくり返ってしまうゲームです、一投で引っくり返せるように緻密に作戦立てるゲームとも言えますが。勝ち。

1人減ってダンジョンロード。1年目の冒険者にダンジョンを破壊されすぎると2年目では立て直しが不可能な状況にハマるので要注意。序盤からモンスターの数をそれなりに揃えておく必要があります。前回プレイ時に他人の見て分かってたハズなのに。どど負け。

T井氏宅ゲーム会

T井氏の自宅ゲーム会に参加しました。参加者3人。
Outpost (TimJim/Stronghold Games)・20th Century (CGE)・Pantheon (HiG/RGG)・Lancaster (Queen)をプレイしました。

まずはやっと再版されたアウトポスト。基本ルールは変わってないはずですが、拡張ルールのキッカーが追加されています。キッカーはちょっと特殊な効果のレア技術、通常の技術とは別枠で競りの候補に並ぶので、より選択肢が増えることになります。性能はピンキリな感じ。
3人プレイだと各技術2枚ずつしか存在しないので、ノジュール+ノジュール+アウトポストと進んで労働者数で圧倒、と思ったのですが、やはり水しか産物がないとさっぱり儲かりません。ドド負け。

20世紀、タイルの競りでVPに寄せすぎたせいか、廃棄物の競りでちょっとドクロ取りすぎました。何とか中央ゾーンに踏み止まりましたが、決算すると最下位。もう少し何とかできそうだったのですが。

Spielbox誌の表紙になったりで売れてるような気はするのですがあまり評価を聞かないパンテオン。コンポーネントぎっしりで自分のターンにできることも色々あるのですが、基本的には供物カードのセットを作って神様を買うか、移動カードをプレイして盤上に柱を建てるかのどちらかで得点を貯めるゲーム。どうやら他人と同じことをしてると勝てなさそうな感じです。ゲーム開始時のボーナスとかラウンド開始時の配置とかカードの引きとかで運不運が少し大きいかもしれません。

最後はランカスター。システムはワーカープレースメントですが、投票して法案を決めたりとか、性能差が高さで表現されてるワーカーで競りをするところとか、全員で協力して外敵カードに勝てば貢献度に応じた得点がもらえるとか、最後に貴族タイルの種類数が累積的に高得点になるところとか、どこかで聞いたようなルールがいろいろと混じっています。序盤は城に投資して固定収入を増やす作戦がうまく当たって勝ち。