K川氏宅ゲーム会

K川氏の自宅ゲーム会に参加しました。参加者3人。
Square One (Boardcubator)・Stellar Horizons 2 (Compass Games)をプレイしました。

スクエア・ワン。
プロジェクトLのシステムを流用した姉妹作。ルールは基本的には同じです。
パズルタイルに練り牌のピースを並べて全部埋まったら報酬として新しいピースや勝利得点がもらえます。
大きな違いはテトリスブロックを組み合わせた穴埋めパズル要素がなくなって、どのピースも1マスサイズになったこと。パズルは指定されたピースを指定された順番で置くだけ、に簡略化されています。
その代わり、ピースの交換システムが変わり、マスターアクションで複数のパズルを同時完成させたときのボーナス得点が増えました。ピース配置パズルの部分を簡略化して、その分エンジンビルドに集中できるようにしたのだと思います。プロジェクトLとはまた別の楽しさがあります。
初回プレイなのでなかなか難易度の黒パズルには手が出ない展開。同点タイブレーク勝ち。

ステラーホライズン2。
前作ステラーホライズンは2030年~2170年まで1ターン1年スケールの太陽系内での4Xでしたが、今回は2100年から3000年まで1ターン10年スケールの太陽系近傍の恒星系での4Xです。
システムは若干簡略化されていて、通しでプレイしても前作よりは短い時間でプレイできる、ということにはなっています。
前作では太陽系の各惑星が一列に並んでいて相互の距離だけが設定されていましたが、今回はヘクスマップになっていて、平面宇宙ですが好きな方向に旅ができるようになりました。地球からアルファケンタウリやバーナード星まで1ヘクス、シリウスやイプシロンエリダニまで2ヘクスなので、1ヘクス5光年くらいだと思います。
地球で建造した無人機や有人宇宙船を発進させると、ゲーム開始時の技術では3(無人)ないし5(有人)ターンかかってやっと1ヘクス進むことができます。目的の星系に到着したらダイスロールで調査を行い、成功したら新技術を買うための技術ポイントや発見した惑星を袋引きします。運が悪いと宇宙船が故障したり爆発したりしますが、無事なら何年でもとどまって調査を継続できます。生存可能な惑星を発見したら、今度は有人宇宙船に移民団を乗せて同じく数ターンかけて輸送し、到着したらそこに入植して基地を建設できます。
ゲーム開始時の技術では地球からあまり離れられませんが、技術開発したり遠方に巨大な基地を建設できれば、さらに遠い星まで進出できるようになるという仕組み。
最後に持っている技術とか基地を得点化して勝敗を決めます。といってもゲーム中はダイスでランダム、袋引きでランダム、あまりやらないと思いますが戦闘も火力合計してダイス振ってランダムというゲームなので勝敗を云々するようなものではないですが。
6時間くらいプレイして2300年くらいまで進んだので、確かに前作と比べるとはるかにプレイアブルなものにはなっていると思います。
一応イニシアチブ決めるけど、ほとんどのフェイズは同時処理できるからサクサク進めてね、とルールに書いてはいますが、ダイスが1組しか入ってないので人数分のD100を用意しないと同時進行は難しいです。宇宙船があと何ターンで目的地に着くかはチットを回転させて表示するシステムで、手間かかる上に一目で分からないので、小さいダイスを大量に用意しとくとプレイアビリティよくなります。さらに、袋引きゲーですが袋は入っておらず裏向きのチットを引くのが正式ルールなので、これも別途袋をたくさん用意するのが必須かと思います。

吉野地区活性化センター

新十津川の西側、かなり山の方の小さな集落にある公民館的な施設。
キャンプ場の銭湯を兼ねているようですが、シーズンオフでもそれなりに人入っています。
内湯1槽のみ、洗い場4つの小規模入浴施設。とは言っても余裕をもった広い浴場で手狭感はなく。無色透明の食塩泉で適温やや熱め。冷鉱泉を加水加温しており4条件全部入りですが、特段の塩素感はありません。

住所:新十津川町吉野1-39
料金:300円
時間:夏季14:00~21:00、冬季15:00~19:00 (火水土日のみ営業)
加水あり・加温あり・循環あり・消毒あり

ML.K 3月例会

札幌市北区民センターでML.Kの3月例会がありました。参加者6人。
しあわせのいと (あそぼうや)・History of the World (RGG/HJ)をプレイしました。

しあわせのいと。4人。
親1人とそれ以外のプレイヤーが子に分かれる推理ゲーム。25人の女の子のカードを5×5に並べて、親がその中から密かに犯人を3人選びます。毎晩、親が2~3人の被害者を死合わせにしていくので、被害者の位置から犯人を推測して3人とも当てれば子の勝ち、5日間逃げ切れば親の勝ちという仕組み。小品ながらアイディアは効いていて良いゲームなんじゃないでしょうか。子の勝ち。

ヒストリー・オブ・ザ・ワールド。6人。
真っ黒な箱の最新版。コンポーネントは一見豪華ですが、首都/都市コマとモニュメントコマがデカすぎてほとんどのエリアに収まりません。モニュメントを奪いに攻めたつもりが、いやこれ隣の国のです、という事態が頻発します。どう考えてもこのコンポーネントでテストプレイしてないのが明らかという。
ルールも例によって版を重ねるたびにちょっとずつ変わってます。最も大きく変わったのは、過去の担当国が点にならないというあまりにも抜本的な変更。ここまでしちゃうともはやHotWじゃないような。ただし全く点にならないわけじゃなくて、特定の1地域で自分だけ過去の国を決算するタイル、というのを時代ごとにドラフトして獲得し、さらに誰も取らなかった1枚(x5時代で計5地域)はゲーム終了時に全員決算の対象になります。これを外すか高得点を重ね撃ちできるかが勝敗に大きく影響する印象です。アメリカみたいな終盤の遅い国の不利な点の緩和にもなっています。
もう一つの大きな変更は、時代間・地域間の得点差がなくなったこと。序盤は中東が高得点で、後半にはヨーロッパやアメリカの得点が上がっていく、というのが従来の得点表でしたが、全時代を通じて全地域基礎点2点になりました。いつどこに進出しても結果は大差なく地政学的な面白さは減りましたが、田舎の弱小国でも頑張り次第にはなっていると思います。
ドラフトは得点低いプレイヤーから順に好きな国をピックする方式。戦闘も調整されて、最悪でも2コマ使えば1エリアは確実に獲得できるようになったのもあって、普通にデカい国が強いと思います。エジプト・ローマ・ササン朝・ポルトガル・清と担当して3位くらい。