T井氏宅ゲーム会

昨日に引き続きT井氏の自宅ゲーム会がありました。参加者4人。
San Francisco (Amigo)・Hazienda (HiG)・The Princes of Machu Picchu (PD-Games)・Clippers (Eurogames)をプレイしました。

やや旧作の割にあまり話題になった記憶のないサンフランシスコ。影響力と小切手の2種類の資産を使い分けてサンフランシスコの街区を売買する競りゲーです。クローズビットにはハゲタカのえじき(Ravensburger)のような同点キャンセルがあり、オープンビッドのときは競りの前に宝石商(alea)のように対象を3種類から選んでバッテングゲームを行ったりします。スピーディーな展開で多様な競りが楽しめる好ゲームです。何か時期的な事情あったのでしょうか、埋もれたままにするのは惜しいゲームです。序盤に何度かバッティングを躱して資金を節約できた分が効いて1位。

次は巷の評価は高いのにプレイする機会のなかったハチエンダ。ヘクスマップ上にカードプレイで農場や動物を置いて、長く連鎖させれば高得点という陣取りゲーム。とりあえず対称マップの方をプレイしました。盤面のほとんどは草原なのに、別に草原の地形カードが多いわけではないようです。得点の決算が2回しかないのにそれぞれの決算がすぐ来てしまう短時間ゲームだとか、なるべく動物の種類は絞った方がいいとか、ハチエンダや池はなるべく1回目の決算の前に置いて両方の決算で数えられるようにした方がお得だとかのコツに気づくかどうかで全然成果が違ってきますが、評価なりのものはあるゲームだと思います。どど負け。

マチュピチュの王子は和訳ルールの誤りで前回はちょっと正しくないルールでプレイしていた模様。あと1タイルというところでインカ帝国が滅亡し、黄金像1位で得点を3倍にすることができて僅差勝ち。展開次第ではインカ帝国を救うのはそれなりに可能そうに見えなくもないです。

クリッパーはサンタフェレイルズ(GMT)のリメイク。太平洋を舞台に航路を開拓して島と島を結びます。各国の権利トークンが小さすぎとか、航路のラインが薄く細いとか、何かと見にくいゲームです。特権タイルを買って航路をたくさん引くか、それとも権利トークンを撒いて得点源になる島を増やすかなど、ランダム要素がない分考えさせられる良いゲームです。盤端のフランスと日本が不利なように思われるので、も少しマップの構造は工夫してほしかった気もします。

T井氏宅ゲーム会

T井氏の自宅ゲーム会に参加しました。参加者4人。
Pandemic (Z-man)・Lifeboats (Argentum Verlag)・Tribune (FFG)・Venezia (Queen)・Key Largo (Tilsit)をプレイしました。

パンデミックは変異種と強毒株のバリアント入り、エピデミックカードは3枚で。科学者・保管管理者・衛生兵・トラブルシューターという組み合わせ。科学者がいてもカードを回しにくいので3種類までワクチンを作ったところで時間切れ、人類滅亡でした。

ライフボートは沈没した船からボートに分乗して島まで逃げるゲームです。どのボートが浸水し誰が海に落ちるのかどの船が進むのかなどをすべて民主的に投票して決めます。Mall of Horror (Asmodée)のようなゲームですが、こちらが先のようです。ランダム要素は何もないので、本当にプレイヤー同士の交渉だけでゲームが進みます。最後の船がからくも最も得点の高い島に到着して勝利。

護民官は前に3人でプレイしたときより格段に面白いゲームでした。ワーカープレイスメントなので、やはりある程度人数が多い方がよいようです。どの派閥も長期保有させてはいけないのですがなかなかそうもいかず。

ベネツィアはハトのマフィアが勢力争いをするというよく分からない設定のゲーム。システムの根幹は普通のエリアマジョリティなのですが、コマの補充がハサミ将棋風のミニゲームで解決されることになっていて、運次第で手持ちコマ数が全然変わってくるというとんでもない設計です。派手な運ゲーと化したEl Grande (HiG)といった雰囲気。手札のアクションカードが強力なので、そちらでプレイヤーインタラクションを起こしてバランスを取ろうという意図のようです。運よく途切れることなくコマが潤沢に降ってきて一番に逃げ切ることができました。

キーラルゴは南の島でお宝のサルベージをするゲーム。システム的にはバッティングゲーム。1日に2アクションずつ潜水だの装備の調達だののアクションをカードでプロットして、10日間20アクションで最も稼いだ人の勝ち。非常にテンポよく進む好ゲームです。他の人と同じアクションをプロットしていると損をするのですが、同じ初期状態からスタートするので一度衝突したらなかなか避けられません。序盤にうまく他人とタイミングがずれたので、一早く潜水士3人態勢を整えて深海から大量に財宝を回収して勝てました。

千歳基地航空祭

千歳基地の航空祭を見に行ってきました。
函館のときと同じように朝から五里霧中で、午前のメニューは大幅に縮小されてしまいました。
昼すぎから晴れてきてブルーもいったんは第1区分の演技を始めたのですが、前半を過ぎたあたりでまた雲が出てきたらしく、後半の演目は全部キャンセルになって編隊航過飛行に変更になってしまいました。

SL函館大沼号

そしてブルーの本番は天候不良のため中止になってしまいました。
昨日と同じように朝から霧で前が見えない状態から予定時刻には会場周辺には青空が広がっていたのですが、少し昨日より回復が遅れたみたいです。
午前を無駄にしてしまったので、午後は大沼に移動してSL函館大沼号の復路を見に行きました。バック運転なのが少し悲しいですが、小沼と駒ヶ岳が背景になる有名撮影地の跨線橋です。通過前にはギャラリーがたくさん集まってきましたが、こっちはまさに通過時刻に一天にわかにかき曇り駒ヶ岳も見えなくなってしまいました。直前まで快晴だったのに…

函館開港150周年ブルーインパルス予行

休暇を取って函館まで観光に来ました。
開港150周年イベントでブルーインパルスが飛来するのでそれが目当てです。
今日は予行で、天気は朝からドン曇り。ところが予定時刻になるとみるみる晴れあがってきました。函館は平たい町でブルーはどこからでも見えるようなので、港を見下す元町公園で待つことにしました。市街地上空ということでアクロはなしで航過飛行が中心です。やや雲が多いものの、晴天下のサクラやレベルキューピッドなどの演技を見ることができました。
午後からは電車に乗ったり五稜郭見たり函館山で夜景を見たり谷地頭の温泉に入ったりと、普通に観光してきました。とても元函館市民とは思えません。どこも昔と同じでしたが、五稜郭タワーがムチャクチャ高くなり、JR函館駅はモダンな駅舎に建て替えられていました。昔の函館駅は場末の観光地みたいな広告看板だらけの駅だったのが、すっかりきれいになっていました。

M上氏宅ゲーム会

M上氏の自宅ゲーム会に参加しました。参加者5人。
TV Wars (AH)・Pandemic (Z-man)をプレイしました。

TVウォーズはモノポリーっぽいシステムをベースに放送局の視聴率争いの要素を加えたゲームです。番組を買い集めながらトラックを周回し、スタート以外の3つの角マスに誰かが止まったら視聴率戦争が勃発します。手持ちの番組を組み合わせてゴールデンタイムの3時間の枠を埋め、30分ごとに最低視聴率の番組を打ち切っていきます。すべての番組が打ち切られて放送できなくなった局は停波になって脱落です。
タイミングよくスポンサーの支援が降ってきたうえに、人気番組の危機を緊急ニュース速報を割り込ませて誤魔化したり、ダイス判定の特番で良い目を振ったりしてなんとか最後まで生き残ることができました。最後に残ったのは胸にS字のマークをつけた白痴のヒーローが活躍する30分アクション番組Stupormanの1本だけでした。
さすがに20年前のゲームだけあってシステムは古く、しかもかなりの運ゲーなのですが、そこはかとなく感じさせる戦略性と異様な収束性が特徴の怪作でした。ほぼ4人固定なのと、アメリカの(80年代の) TV事情を知ってないと元ネタが分からなのが惜しいです。

最近は豚フルのニュースもとんと見なくなりましたが、パンデミックは昨日発売のHJの日本語版です。拡張セットの絶対絶命(On the Brink)と合わせて買ってきました。例によって細かい誤植はいくつかあるのですが、ゲーム的に支障のあるものではなく、日本語になってかなり遊びやすくなりました。コンポーネントも充実していますし、箱もかなり頑丈でとてもよいつくりです。
1人増えて5人。とりあえず1回めは基本セットのまま、難易度は標準で。作戦エキスパートが改訂版でちょっと強化されたものに差し替えられています。ワクチンを2種開発してこのまま行けそうかといったところでアウトブレークの連鎖で人類滅亡。
気を取り直して2回めは拡張の役職とスペシャルカードを投入し、紫キューブの変異種を入れてみました。新しいスペシャルカードを活用して、ぎりぎり山札が尽きる前にすべてのワクチンを開発することができました。
元のルールでは人数が増えるほど一人にカードを集めにくくなって難易度が上がっていたのですが、今回の拡張でスペシャルカードを人数×2枚入れるよう変更になりました。人数に応じた調整が自動的に入るよい修正だと思います。あとはエピデミックカードが増えて、もっともっと難易度を上げられるようになったので、もうしばらくは楽しめそうです。

ML.K 裏例会

ML.Kの裏例会がありました。
昨日の段階では中止の予定でしたが、羅臼からはるばるやって来たM元氏を迎撃するために急遽開催することになりました。参加者3人。
RftG (RGG)・Dominion (RGG)・Arkham Horror (FFG)をプレイしました。

RftGはαケンタウリから技術系に進みました。RvsIの新カード、唯一6コスト技術で得点が4点固定のPan-Garactic Researchが強力で、ここから供給される潤沢なカードを活用して勝つことができました。

アーカムホラーはダークファラオ・ダニッチ・キングインイエロー・キングスポート・ブラックゴート・インスマウスと拡張全部入り。ついにゲームボードは2倍の面積になりました。旧支配者は双子のツァール。このゲームでは、ツァールと対になるロイガーは普通の神話怪物としてユニット化されていて、ツァール自身が2体いるという設定です。ダイスを2個振ってゾロ目だとゲートが2個開くので、あっという間にゲートが規定数に逹して最終戦闘になりました。ツァールを2体倒さなければいけないのですが、2体めを倒しきる前に全滅。アーカムは滅びました。

ドミニオンはAHの前後に1度ずつプレイして2戦1勝。詐欺師と破壊工作員が同時に登場すると、買ったカードを一度も見ることなく失ったりで何だかわけの分からないゲームになります。それでもゲーム自体はちゃんと収束して終わるのはすごい設計です。

ML.K 臨時例会

札幌市北区民センターでML.Kの臨時例会がありました。ML.Kで一部屋占有というわけではなくML.K卓は参加者5人でした。Sword of Rome (GMT)をプレイしました。

5人なのでカルタゴ入り。担当国はランダムに引いて、ガリアN村・エト/サムI田・ギリシアK川・カルタゴ私・ローマT口となりました。
イタリア半島の3人は最初のターンから早速スタックを投げつけあう消耗戦に突入します。そもそもどの勢力も初期配置が5戦力くらいしかないのに、1会戦すると負けた側は5戦力くらいは普通に吹き飛ぶので、空になったところを攻めないわけにもいかずパワーバランスも何もあったものではありません。南の2人は接敵相手が少ないので、とりあえずお見合いしながら様子見です。
序盤はサムニウムがローマ領カプアに食い込んでエト/サム+1VP・ローマ-1VPとなりましたが、中盤ギリシャ・カルタゴ間でセリヌスとメッセナを交換してカルタゴ+1VP、ギリシャはVP源の減った分をサムニウムからカプアを奪って差し引きゼロに戻します。ローマは依然としてマイナスVP、ガリアはちゃくちゃくと周辺を略奪しまくってVPを稼いでいます。
ここで当世最強武将のピュロス率いるギリシャ軍のハイスタックの動向に注目が集まったのですが、ローマプレイヤーのカードプレイによってピュロスはあっさり毒殺されてしまいました。史実では毒殺は止めて正々堂々の戦いに臨み互いに捕虜を交換しましたという美談なのですが…
終盤カルタゴとガリアが勝利条件に駆け込めそうというタイミングで、まずカルタゴが海外植民地の反乱鎮圧に失敗して大幅にバック。ガリアは減点要因こそないものの、あと一歩のところで連戦連敗し勝ちきれません。地道に城塞の建設を進めていたローマが大軍を率いて旧領奪回に乗り出したあたりで時間切れ終了。このまま続けても、さすがにガリアより先に勝ちきれそうな人はいない感じではありました。

ML.K 7月例会

札幌市北区民センターでML.Kの7月例会がありました。参加者6人。
Dominion (RGG)・Lord of the Rings (FFG)・Linq (BeWitched-Spiele)・RftG (RGG)・BigBang (同人)をプレイしました。

とりあえず人待ちドミニオン4人陰謀入り。拷問吏がいたので手札破壊合戦になって低調な勝負になりました。1位タイ。
クニツィアの指輪物語は「友と敵」と「サウロン」の拡張入り。「サウロン」を入れると1人がサウロンプレイヤーになって6人で遊べるようになります。ホビットがダイスを振る代わりにサウロンプレイヤーの手番になり、専用のサウロンカードでホビットを妨害します。また、黒の乗り手コマが登場し、各ボードをクリアする前に乗り手が指輪を奪ってモルドールに帰還してしまうと負けになってしまいます。
フロド担当でしたが、なぜか最初の手番を終わった時点でフロドだけ堕落トラックの真ん中あたりまで突出してしまいました。これはどう見ても一瞬で終わりだろうと思ったのですが、ホビットがダイスを振らないせいで敵の出現頻度が低いのか、景気よく敵を撃退してモリアやヘルム峡谷のボードをすっ飛ばすことができ、あれよあれよという間にモルドールに到着してしまいました。さすがにここが限界のようでホビット達は次々と脱落、最後は黒の乗り手が指輪を持ち帰ってゲームオーバーでした。
5対1という構図ではありますが、サウロンプレイヤーはかなり頻繁に起動し、それなりに楽しそうには見えました。

Linqはランダムに配ったお題カードに関係する単語をヒントとして1人2つずつ発表し、自分以外に1人だけいる自分と同じカードを配られた誰かを探すゲームです。自分のペアを発見できれば得点を獲得できるのですが、自分以外のペア2人を発見しても得点になり発見された方は減点になるので、トイバーのバルバロッサのように分かりやすく分かりにくい工夫をこらさないといけません。悩ましいワードゲームです。

RftGは拡張全部で侵略禁止。初期星系エイリアンから生産売却がよく回転し、ゴールタイルは全然取れませんでしたが何とか勝つことができました。
続けてドミニオン6人陰謀入り。さすがに6人でしかも6番手だと自分の手番が回ってくるのがちょっと遅すぎでした。やはり3人2卓の方がいいでしょう。どど負け。
1人減ってBigBangは5人冥闘士入りで時間切れ。