M上氏の自宅ゲーム会に参加しました。参加者3人。
Churchill (GMT)・Cthulhu Realms (TMG/アークライト)をプレイしました。
チャーチルは第二次世界大戦後半を舞台に英米ソの各国がそれぞれ自国に有利な情勢下での終戦を目指すシミュレーション。カサブランカ会談からポツダム会談までの三巨頭の会談を10回繰り返して、そのたびに軍事援助の割り当てやら攻勢重点方面の選択、ノルマンディー上陸などの大作戦の発起、亡命政府の樹立などの議題をカードドリブンの綱引きで決定し、最後に各戦線の進捗度合いをダイス判定します。
10ラウンド全部プレイするとそこそこ時間がかかるのと、ルールの記述に曖昧な点がままあるのがプレイ難度を上げていますが、基本システムはシンプルながら、3カ国それぞれが全員のバランスを取りつつ自国をさりげなく伸ばす必要があってなかなかに考えどころのある好ゲームです。
担当国ランダムに選ぶとイギリス。序盤ノルマンディー上陸作戦がなかなか進捗せず、その余波で東部戦線のソ連軍の前進も滞っている状態で、イギリス担当のアフリカ戦線だけは障害もなく手早くイタリアを降伏させたところまでは予定通りに進んでいたのですが、日本の降伏条件を読み違えていて想定より1ラウンド早く終わってしまいました。植民地への影響力がかなり吹き飛んでいた分を修復することができず大敗。
3カ国すべて利害関係がかなり錯綜しているので、担当国を変えつつヘビーローテーションさせたいところですが、3人フィックスなゲームなので何度もプレイするのは難しいところがどうにかならないかなぁという感じです。
クトゥルフレルムズはアークライトの日本語版。デッキ構築のクトゥルフゲーですが、要は信者がお金で神話怪物を買って他人の正気度を削って生き残っていたら勝ちというシステムです。カードの効果はすべてアイコン化されていて言語依存性はありませんが、カード効果による連鎖の発生がシステムの肝で、アイコンだけで表現するにはちょっと複雑すぎるかもしれません。4人までプレイできますが負け抜けシステムな割に殴る相手選べないので、プレイヤー間でバランス取ることはできません。ドミニオン亜種の割にはスピーディーに正気度減っていってプレイ時間短いのはよいと思います。勝ち。