M上氏の自宅ゲーム会に参加しました。参加者2人。
Vienna Connection (Portal Games)をプレイしました。
本当はML.Kの6月例会の日ですが、緊急事態宣言が明けてもマンボーとかで北区民センターが使えないので先月に引き続き今月も中止です。来月は1週早い第3土曜日に予定していますがさてどうなることやら。
ヴィエンナコネクションはディテクティブの独立型拡張。
1970年代のオーストリアとその周辺諸国でCIA対KGBのスパイ合戦をするというテーマで4シナリオの続きもの。プレイヤーはCIAのエージェントです。
基本システムは共通ですが、いくつか変更点があります。一番違うのが、サポートDBがシンプルなWebページから専用アプリになったこと。Google翻訳で楽できなくなりました。コピペもできないのは嫌がらせだと思います。ディテクティブと違ってアプリはもっぱらフラグ管理専用であまり訳すべき文章はないのですが。
ディテクティブのようにDBを検索するのは70年代の雰囲気に合わないのか、登場人物のプロフィールなど、捜査中に入手できる手掛かりのデータが全部紙になっています。そのため机の上には大量の書類が並ぶことに。スマホの狭い画面よりは一覧性がよいのですが、机の面積が要求されます。
時間管理システムも改善されていて、機械的に8時間労働するのではなく、行き先ごとに4段階の危険度に応じたアクションポイントを消費する形になりました。事前には危険度は分かるけれど消費ポイント数までは分からない仕組みですが、あまり極端に減ることはないようなので計算立ちやすくなっていると思います。
最後の答え合わせは質問事項に順番に回答するのではなく、事前にアプリに入力しておいたフラグを参照して、そのフラグに対応した謎が自動的に解決されたことになるシステムです。なので文章ちゃんと読んでないとプレイヤーは良く分かってないのに問題解決されていてあれ?ってなる可能性があります。
その他スパイ物っぽく手作業で暗号文を解読するなど、1シナリオあたりの所要時間はやや長くなっている傾向にあります。実際のところ暗号解読はただの作業なので、そんなもん解いてられるかというせっかちさんのために全ての暗号の答がアプリに収録されているので見てもよいという親切設計。
とまあ大体において細かく遊びやすく改善されているのですが、一点だけ不可解な改悪が。今までクソ長い文章読まされたと思ったら全部どうでもいいフレーバーだったというのがかなり不評だったのか、今回はカードの裏を読むとき、まれに表のフレーバーをちゃんと読んでいたのかの3択のテストが予告なく挿入されます。誤答すると残業1時間相当のペナルティー。いや絶対このシステム必要ないでしょw
シナリオ1と2をプレイして2本ともミッション達成。複数の国のスパイが入り乱れていて、なかなか濃厚なストーリーが展開されています。