M上氏宅ゲーム会

M上氏の自宅ゲーム会に参加しました。参加者4人。
Mansions of Madness (FFG)をプレイしました。

マンション・オブ・マッドネスは英語版2版。初版はキーパー1人対残りのプレイヤーという構図でしたが、2版からスマホアプリがキーパーをやってくれる完全協力ゲームになりました。アプリは設定でいろいろ言語切り替えられるようになっていますが、今はどの言語を選んでも英語でしか表示されないようです。
アプリに収録されているシナリオは4本で、初版の5本よりは減っていますが、システムとコンポーネントの制約からどれもおおむね同程度の規模だった初版と異なり、想定プレイ時間の幅で見る限りは最大90分のシナリオから360分のシナリオまで相当格差がある選択ができるようになっていて、プレイ環境に合わせやすくなっているのではないでしょうか。
システムは手番ごとにアクション1回+移動2歩(アクションと合わせて最大3歩)だったのが、一律アクション2回で移動にアクションを割くことで1アクションあたり2歩(2アクションとも使って最大4歩)移動できるようになっていて、同じ部屋に留まって集中的に探索したり逆に長距離移動したりが容易になってプレイしやすくなりました。また、キーパーがアプリ化された影響で、プレイヤーフェイズに割り込みで妨害されるシステムがなくなりキーパーフェイズのバッドイベントに統一されたようです。他には戦闘でのモンスターのダメージ数管理が完全にアプリに載っていて細かいダメージトークンが不用になっているとか、全体として煩雑な手順を簡素化しつつ、カード数の制限からワンパターンになりがちなところは逆にバリエーション感を感じさせる強化がされていて、アプリ化でここまで良くなったかと感心させられる完成度です。良く考えるとこれボードいらないんじゃねという指摘もなくはないですが。
シナリオ2の「インスマスからの脱出」シナリオをプレイしました。インスマスの街にマーシュ家の秘密を探りにきた探索者が帰れなくなってしまって…という初版にはなかった原作そのまんまのシナリオです。意外にもそもそもディープワンが初版に入ってなかったですし。アプリ内で処理されているので良く分かりませんが、内部的にはターン数の経過かアイテムの発見でイベントカードのチェックポイントが進んで、時間内に勝利条件を満たせばOKという構造はそのままのように感じられました。順調に探索進んでいた雰囲気でしたが、終盤モンスターの波に呑まれるように敗北。アプリはシナリオのタネ明かしをしてくれたりはしないので、真相に到達したければ再プレイするしかないようです。ループものみたいですね。
英語読む手間かかる分、シナリオの想定プレイ時間よりは時間かかりました。Android版ですがアプリが異様にCPU喰うらしく筐体ムチャクチャ熱くなります。電源の確保は必須でしょう。

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