K川氏宅ゲーム会

K川氏の自宅ゲーム会に参加しました。参加者4人。
San Juan (alea/メビウス)・街コロ通 (グランディング)・Beyond the Sun (RGG)・Twice as Clever! (Stronghold Games)をプレイしました。

メビウスのサンファン2。旧サンファンにアレアの宝箱に入っていた新建物を収録した版です。
実はドイツ語版のサンファン2版には初版と2版があって(紛らわしい!)、2版の初版はタイトルがサンファンのまま、旧版と同じサイズの箱・同じコンポーネントでカードが増えただけ。2版の2版は箱のサイズが小さくなってプエルトリコカードゲームに改題され、役職タイルと売却価格タイルと大聖堂タイルが普通のカードになり、記録用紙と鉛筆がついてこなくなったコストダウン版です。
日本語版は2版の2版に準拠しているのでコンポーネントは全部カードで、タイトルはサンファン2とさらに改題されています。箱とカード裏のカタカナタイトルが非常にダサいです。箱は小型化されましたが、スリーブかけたカードを詰めても若干の余裕があるので、隙間に旧版の役職タイルがちょうど収まります。役職タイルは頻繁にやり取りするものなので、旧版を持っているなら差し替えて新しいカードの方は燃えるゴミに出してしまった方がよいでしょう。
ゲームとしては新建物が増えただけで旧版からルールの変更はありません(アレアの宝箱に入ってなかった建物が1種類だけ増えています)。同じくアレアの宝箱に入っていたイベントカードは不評だったらしく、なかったことにされてしまいました。2戦2敗。

街コロ通は街コロの改訂版。旧版やその拡張とは混ぜられません。拡張入りのときの建物のランダム選択システムが正式ルールに昇格し、街コロレガシーを参考に、初手からダイスを1個振るか2個振るか自由に選べるようにしたのと、各カードの収益性を改善して短時間で終わるようにバランス調整したものです。かなりテンポよく発展できるようになったのでちょっとした隙間時間にお手軽に回せるようになったのではと思います。勝ち。

リオグランデの話題作、ビヨンドザサン。巨大なメインボードで技術開発し、地球周辺の宇宙が描かれたサブボードで陣取りをするワーカープレースです。ワーカーは1人1個で増やすことはできません。
技術は科学・経済・軍事・商業の4ジャンル(経済と商業って別なんだ…)あって、次のレベルの技術を開発するには同じジャンルの前のレベルの技術を1つか2つ持っている必要がある、というよくあるテックツリー。ただ、最下層の基本技術は最初から公開されていますが、2レベル以上の技術は誰かが開発した時点で山引きするので、開発してみないと何が出てくるか分からず先の見通しがつきません。一応、最初にその技術を開発した人が2択から選べる上に、追加でランダムイベントでいいことが起きるので基本的にはどんどん技術を先に進めた方が有利ではあります。
というわけで楽しく技術開発するのですが、勝利得点や生産力のメインになるのは小さい方のサブボードでの植民アクションです。単純に戦力の多い方が勝つので陣取りにランダム性はありません。ただし、植民に使った艦隊は単純に除去されてしまうので、戦力が少なくても後からスッと割り込むのはそこまで難しくありません。
最初から人口が1人多い特典の青を担当、4レベル技術まで進みはしましたが負け。今回は基本ルールでしたが、上級ルールになるとルールが増えるのとプレイヤーごとの担当国の性能差が大きくなるのでまだまだ期待できそうです。

ドッペルトソークレバーはゲンシェンクレバーの2作目。6個のダイスを振って手番プレイヤーが3個までピック、他のプレイヤーは残りの3個から1個ピックという基本システムは変わりませんが、得点シートは全然変わっています。ゲンシェンクレバーは特にソロだともう理論最高点が判明していて天井感があったのですが、今回の得点シートはかなり複雑さを増していてなかなか限界が窺えません。といっても獲得できるダイスの数は限られているのでどこかには上限はあるのでしょうが。2位。

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