千歳基地航空祭

千歳基地の航空祭を見に行ってきました。
例年8月第1週の日曜ですが、今年はちょっと早かったです。理由はよく分かりませんが。
週間予報では千歳はずっと雨で今年はダメかと思ったのですが、前日からものすごい勢いで予報が更新され、当日未明の予報ではついに終日晴天ということで喜び勇んで出撃しましたが、現地に着くとどう見ても何も飛びそうにない低い雲が一面に広がっていました。晴れとは一体なんだったのか。
午前中いっぱい天気は回復せず、午前のメニューの飛行は救難ヘリ以外ほとんどがキャンセルとなりました。米軍のF-16だけは例年通りではあるのですが、悪条件をものともしない最高のパフォーマンスを披露。雲高が低くちょっとでも上昇すると雲の中という高度が限られる状況の中で、観客の度肝を抜く激しい機動飛行展示でした。
午後からブルーインパルスの時間になるにつれて徐々に天候が好転し、にわかに観客の期待も高まりましたが、ブルーインパルス各機が滑走路に並んだ時点で1番機が突然の機体不具合で滑走路上で立ち往生するというトラブルが発生。滑走路上ですでに編隊を組んでいた2~4番機も同様に滑走路から出られなくなり、離れて準備していて唯一無事だった56番機だけ離陸しましたが、彼らだけでは特にできることもなく空港上を1回旋回だけして着陸、1~4番機はトーイングカーに引かれて撤収という何とも期待外れの結果に終わりました。
滑走路に出る直前までは完調だったわけで機体不良は誰のせいということもなく、仮に離陸できても万全の演技ができたとは限らない気象条件でしたが、機材トラブルでミッション中止というのは近年ちょっと聞いたことのない珍事でした。

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