北区民センターでML.Kの11月例会がありました。参加者5人。
Flaschenteufel (Bambus)・Project Pornstar (Papergames)・A Brief History Of The World (Ragnar Brothers)・Piranha Pedro (Goldsieber)・Pig Pile (R&R)をプレイしました。
ボトルインプは安全策で地道に進めてきたのに最後にボトルを掴んでしまいどど負けでした。
ポルノスタープロジェクトはエロ映画を作る13禁のカードゲーム。テーマの割にはシステムはしっかりしているし、プレイ時間も手頃です。この手のゲームにありがちな俳優引かんと始まらないゲームではあるのですが。
コンポーネントに文句を言いつつもプレイするBHtoWは5人プレイ。これだけいれば主要帝国が引かれなくなる可能性もぐっと減るので、世界史らしい世界史になります。ドラフトシステムの変更によって、最終エポックで下から2位のプレイヤーにとんでもないダメ国が押し付けられる盛り下がり要素がなくなったのはよいです。後半にかけて要所に駒を残しながら引き順が有利になるように得点調整するところは本質的には変わってないです。
ハズブロ版でトッププレイヤーしかもらえなかったボーナストークンが3位までもらえるようになったのですが、自分のボーナスチップの中身が見れるようになった代わりにトップとそれ以下の差がつきにくくなってしまい改善としてはどうなのかなという感じがしました。2位。
ピラニアペドロは5人もいると安全そうなカードを出していても華麗に盤外に飛び出します。とりあえず一度も落ちずに終わることができました。
ピッグパイルは大富豪のようにカードを出していって手札をなくしたプレイヤーの勝ちというカードゲーム。ブタとしてエサを食べ尽すのでしょうか。手札最後の3枚が自分も中身を知らないランダムカードなので、本当に運ゲーです。逆転の要素としては劇的ですが。
終了後は某所に移動して裏例会。参加者3人。
Viceroys (Task Force Games)をプレイしました。
1986年作という非常に古いゲーム。テーマは大航海時代で、列強の1カ国を担当して探検隊を編成し、植民したり戦争したりというシミュレーションゲームです。
ゲーム開始直後は探検の成功率は五分五分で、運よく価値のある土地を見つけて入植しようとしても原住民の抵抗の前に失敗したりするのですが、世界の探索が進むにつれて探検も入植も成功しやすくなっていきます。どこに何があるかはチット引きで決まるので完全にランダム。南米に大帝国があることなど事前に知っているわけはないのである意味リアルではあります。一応、ゲームの勝敗は10ターン後のゲーム終了時に植民地の数や探検の成果を得点換算して決めますが、勝敗よりは経過を楽しむ系のゲームと言えると思います。
最近のゲームとは違ってプレイアビリティに対する配慮の薄いコンポーネントはあまり褒められたできではなく、システム的にも特筆するところはないのですが、古地図風のマップのデザイン・国ごとの特徴を表す特殊ルール・未知の世界を探索して徐々に世界の全貌が明らかになっていく過程などで、テーマを非常にうまく表現しています。植民地競争で起こりそうなことはあらかたルール化されているように思えるすごいゲームです。10年以上もプレイせずに棚ざらしにしておいてよいゲームではありませんでした。
ゲーム手順が煩雑な代わりに、各プレイヤーに(銀行や記録係などの)ゲーム進行上の役割を担当させてゲーム上のポイントで報酬を与えるというちょっとした工夫で、プレイヤーの負担感を大いに軽減しているのはよいアイディアだと思います。プレイ時間公称300分と重量級ですが、特にシステム的な都合があるわけではないので柔軟に対応すればプレイ機会も増やせそうな感じです。