K藤氏の自宅ゲーム会に参加しました。参加者2人。
Conflict of Heroes: Awakening the Bear! – Russia 1941-1942 (Academy Games)・1960: The Making of the President (Z-man)をプレイしました。
コンフリクトオブヒーローズは車両の登場するシナリオ5「The Monster」。拡張のStorms of Steelでアクションまわりのルールが大きく変わったので、そこだけ新しいルールに置き換えてプレイしてみました。
シナリオは、前後2つの丘で待ち構えるソ連軍の戦車部隊に、ドイツの戦車部隊が攻撃をかけるというもの。ドイツ側を担当しました。
煙幕で視界を遮って一気に距離を詰め、接近戦で第1の丘からソ連軍を排除することには成功したのですが、丘の上からものすごい勢いで撃ち下ろされたせいで味方の被害も尋常ではなく、気がつくと対戦車戦力として期待できる3号戦車と2号戦車は1両残らず足回りに被弾して前進不能になっていました。第2の丘ではすでに「怪物」T-34の一個小隊が待ち構えています。この時点で唯一動ける状態だった2両の4号戦車でT-34に肉薄攻撃を敢行しましたが、力及ばず全滅し作戦は失敗しました。
歩兵分隊は攻撃で多少の損害が出ても指揮よろしくを得れば回復して戦線復帰が可能なのですが、壊れた戦車は気合では直らないので、些細なダメージでいきなり戦線から落伍するということのようです。歩兵よりも前面と側面の防御力の差が大きいので、機動のよしあしでダイナミックに戦況が動くのが楽しめます。
古いルールでは、リスクを取って臨機行動をするのでなければ、相手が7APを使いきるまで見ているだけのシステムだったのですが、拡張で新しくなったルールでは、互いに7APのプールを少しずつ消費しながら交互にアクションを行うようになりました。敵味方がリアルタイムに同時進行する雰囲気が出るようになりましたが、プレイ時間が思いの他かかるようになったのでよしあしかもしれません。
1960はニクソン対ケネディの大統領選挙が題材のカードドリブンゲーム。カードを使って支持者を増やしたりイベントを起こしたりしながら当選を目指します。
ちょっと有利らしいケネディを担当。序盤から老獪なニクソンにニューヨークやカリフォルニアなどの大票田を手堅く押さえられてしまったので、ひたすら地方巡業をこなすドブ板選挙です。公開討論会も負けてしまいましたが、南部は完全制覇、東部と中西部はそれなりに混戦に持ち込んで投票日を迎えました。
かなり接戦でちょっとだけ負けていたようでしたが、最後にオハイオ州が引っくり返った分で50票分逆転。みごとケネディが第35代大統領になりました。
よく似たシステムのTwilight Struggleと比べると、カード総数が多くてデッキが何周もしないので、捨て札をリシャッフルするタイミングを計算しながらカードをプレイするという、イッタイソレハナニヲしみゅれーとシテイルノデスカ?と言いたくなる要素がなくなっているのは良いです。逆にコマンドポイントを使ってできるアクションのバリエーションが少ないのがちょっと気にはなりました。