K藤氏の自宅ゲーム会に参加しました。参加者4人。
MOW (Hurrican)・The Stars are Right (SJG)・Oregon (HiG)・Steam Barons (Mayfair)・Carcassonne wheel of fortune (HiG)をプレイしました。
MOWは、順番に手札から牛カードを1枚ずつ出して、出せなくなったプレイヤーが場札全部を引き取り、牛カードに描かれている蠅の数の一番少ないプレイヤーが勝ちというゲームです。6ニムトを少し運ゲーに振った感じです。光センサーと組み合わせた機械が箱に入っていて開けると牛の鳴き声がするとか、60カ国語分のルールが入っているとか、本来5人上限のところが2セット分入っていて10人プレイまで対応可能だとか、ゲーム性とは違うところで非常にコンポーネントは充実しています。
星辰の正しき刻は邪悪なカルティストとなってクトゥルフ神話の旧支配者を召喚するゲームです。場には5×5の25枚の星空タイルが並んでおり、カードをプレイしてタイルの並びを操作して、規定の組み合わせができれば召喚成功です。テーマ性や難易度はよくできていると思うのですが、1順回ってくるうちに星の並びはしっちゃかめっちゃかになっているので、自分の番でちょっと悩む時間の多いゲームです。
オレゴンは手札が引いても引いても炭鉱ばかりでした。他の人が金鉱に群がるなか一人石炭掘りに全力投球しましたが、かかる手間は大差ないのに最高3点の石炭と最低3点の金山では全然勝負になってませんでした。
スチームバロンはSteamの拡張。新しいマップは従来のSteamのルールで遊ぶことも可能ですが、新しくデザインされた株式市場ルールで遊ぶこともできます。
株式市場ルールでは6つの会社の株券を売買して、各社の最大株主が社長として経営を行います。各社の運営そのものは建設費を払って線路を置いて同じ色の都市に同じ色のキューブを運ぶという従来の蒸気の時代システムを踏襲したものになっています。ぱっと見では蒸気の時代に18xx風の株式システムを足しただけなのですが、株券の購入は競り、株価の変動は各社の相対的な収入差(たとえ全社爆配当でも最低額の会社の株価は急下落)と、投資家としての選択眼が問われる全く雰囲気の違うゲームに仕上がっています。
相変らずワレス語のザルルール、元のSteamと微妙に違うボックスサイズ(中身のサイズも違うので1箱に収まらない!)と不親切感バリバリですが、ゲーム自体はさすがワレスといったところです。
カルカソンヌ運命の輪は、普通の拡張セットかと思ったら単体でプレイできるスタンドアローン拡張でした(混ぜても遊べます)。初期タイルが4×4サイズの運命の輪タイルになっています。普通のタイルの中に運命の輪を進めるタイルが何枚か混ざっていて、それが引かれるたびに運命の輪が回っていろいろなイベントが起こります。運命の輪を進めるタイルは道路と平地だけのつまらないタイルが主で、引き運の悪かった人のヒマヒマ感を大いに減じてくれています。従来のカルカソンヌの欠点をうまく補正してあるよい拡張だと思います。
今日はこのカルカソンヌだけ爆勝ち。他はしおしおでした。