T井氏の自宅ゲーム会に参加しました。参加者4人。
Quarriors! (WizKids/アークライト)・Telestrations (USAopoly)・Tahiti (Franjos Spieleverlag)・Luna (Z-man)・Mondo (Pegasus Spiele)・Spring Fever (Filosofia Editions)・Snapshot (Kosmos)・Middle Kingdom (Z-man)をプレイしました。
クォーリアーズはアークライトの完全日本語版。デッキ構築型ダイスゲームです。セールスポイントのダイス130個は、1回のゲームで全部使うわけではないのでそれほどすごい数という実感はありませんが、クリア感のある綺麗なデザインがよいです。システムはオーソドックスなデッキ構築ですが、せっかく強力なダイスを買ってデッキに加えても、引いたときに良い目を振れなければ再度リシャッフルされるまで再登場しないというあたりが悲喜こもごもを引き起こすユニークなゲームです。
テレストレーションはピクショナリー風の伝言ゲーム。スケッチブックを次々と下家に回しながら、ひたすらお絵描きと当て物を繰り返します。回答者の反応見ながら書き足せないので本質的な難易度はピクショナリーより上に見えますが、答え合わせで少しずつ元のお題からズレていった様を楽しめるのが一番の特徴です。1プレイだけではちょっと分かりませんが、お題は割と素直なように思います。これは一家に一つ常備しておいていいゲームでしょう。
タヒチは真珠の養殖がテーマの競りゲー。95年と少し昔のゲームですが、布製のボードとビー玉の真珠など、よくできたコンポーネントが目を惹きます。収入の発生タイミングが完全にランダムなのと、競り対象の真珠や養殖場所の選択の自由度が低いのとで、緻密な競りとは無縁のゲームで、むしろ陣取り要素が強くなっています。
去年のエッセンの隠れた人気作、フェルトのルナは割と複雑なワーカープレースメントゲーム。ワーカーを他のアクションに移動させるコストが大きめだったり、得点取るために神殿に送ったワーカーはアクションに使えなくなったりと、ワーカーのマネジメントが重要で、考えるところの多いゲームです。2点差3位。
シャフトのモンドは時間内にタイルを並べて地形を作るリアルタイムゲーム。世界一汎用性がないと思っていたギャラクシートラッカーのタイル配置スキルが活用できる稀有なゲームです。4人プレイでお題が湖多めだったりすると、水面タイルが足りなくなるところまでギャラクシートラッカーとよく似ています。一応2位。
スプリングフィーバーですが、大物マイナスカードのブラフを見破られて大敗。
コスモスのスナップショットはおはじきゲーム。他のプレイヤーのコマにぶつけるなどの一連のタスクカードを全部達成して開始地点に戻るのが勝利条件で、一見難しく見えますが意外とできるもんです。外周に飛び出さないように囲われたボードなど、コンポーネントはなかなか工夫されています。
トム・レーマンのミドルキングダム。少し前に出た直後は特に高い評価を聞くこともなかったように思いますが、どうも英語の原文ルールの段階でいろいろと欠けていてまともにプレイできる状態ではなかったそうな。今はきちんと整備されたFAQがあって疑問点に悩まされることもなくスムーズにプレイできます。レーマンらしい複雑なカード効果を駆使するバッティングゲームです。
一早く武将のボーナスカードを集めてすべての手札の値に+0.5できるようになりました。はげたか方式のバッティングゲームでバッティングを恐れなくて済むという効果は強力で危げなく勝利。