T井氏の自宅ゲーム会に参加しました。参加者4人。
Pastiche (Gryphon Games)・Vorpals (I was game)・Pacific Typhoon (GMT)・Asara (Ravensburger)・The Boss (Blackrock Editions)をプレイしました。
まずは3人、パスティーシュは絵の具を混ぜて世界の名画を作るゲームです。コンポーネントの巨大なパレッドをかたどったボードが目立ちますが、実はこれはただのカード置き場で、ゲームの中心は6角形のタイルの方。これを1枚ずつ配置して絵の具を獲得します。テーマ的にはフレスコと似ていますが、この絵の具コマの獲得が独特のパズルになっています。プレイヤーインタラクション感は希薄ですが、これはこれで面白いです。
続けてゲームマーケットの話題作、ヴォーパルズ。7不思議のドラフト・戦闘システムを流用しつつ、ドラフト対象のカードにTCG的な特殊能力を山盛りにしたゲームです。1ラウンド25年で個々のカードは寿命のある人間(または非人間)という設定で、1枚のカードが最大でも2ラウンドしか活動できない、というところがオリジナリティでしょうか。この時間制限とカード供給量の多さとやや少なめの使用可能カード枚数制限によってカードが激しく入れ替わり、常にその場その場でカードの組み合わせを工夫する必要があります。
終戦記念日なのでパシフィックタイフーン。
大和で対アイオワのガチ砲戦を制するなど、そこそこ調子よく堪能できましたが、原子爆弾の罰符と最後の1戦を落とした分で僅差負け。
1人増えて大賞候補作のアサラ。ワーカープレースメントで塔を立てるゲームです。5色あるワーカーがランダム配布のくせに配置に関して色の縛りがキツく、プレイ順による有利不利がちょっと大きいです。スタートプレーヤー権もワーカーを置いて取るので、第1ラウンド以外は自己責任ではあるのですが。
一度完成した塔の途中に胴体を追加して高さを伸ばすというシステムは意味がよく分かりませんが、手元に色とりどりの塔がにょきにょきと伸びていくのはなかなか壮観です。2位。
ザ・ボスはシカゴのマフィアを題材にした競りゲー。メタルギアとは関係ありません。アメリカ各都市ごとに報酬か罰則が設定された3~5枚のカードがあり、これを各都市1枚ずつ残して全員に均等に配り、配られなかった1枚を中身を見ないで競ります。せっかく競り落としても罰則カードだったら丸損なのですが、手番ごとに全員1枚ずつ手札を公開していくので、タイミングを見て安全で儲けの多そうな都市を探すことになります。難しい情報コントロールが要求される興味深いゲームです。
最後に4人ヴォーパルズ。4人だと微妙に山札が足りなくなります。捨て札切り直すだけですが、どちらかと言うと3人ベストでしょうか。