K藤氏宅ゲーム会

K藤氏の自宅ゲーム会に参加しました。参加者4人。
BIOS Megafauna (Sierra Madre Games)・Pergamemnon (Irongames)・Rune Age (FFG/アークライト)・Händler auf dem Forum Romanum (Isensee Verlag)をプレイしました。

まずは早速バイオスメガファウナ。同社のアメリカンメガファウナのリメイクで、何億年も前のアメリカ大陸を舞台に、恐竜やら原始的な哺乳類やらを進化させて繁栄を競います。前作をプレイしたことはないのですが、ネットでの評判を見る限りでは、構想は良いのにプレイ時間が長いとかルールが複雑だとかコンポーネントがしょぼいとかさんざんですが、これは一味違います。スッキリシンプルなシステムでプレイ時間は重量級アメゲーとしては常識的な2~3時間程度、木製の動物・恐竜コマがたくさん入っていて見た目も豪勢です。
今回は序盤に大物の隕石が一つ落ちてきたきりで、恐竜絶滅の原因になったと言われるチクシュルーブ隕石に相当するものが最後まで落ちて来ず、ずっと中生代のまま氷河期になることもなくタイルが尽きてゲーム終了。早期に穴掘りオオカミに進化して手近のシダの根を食って繁栄した僕の種族が得点を稼いで逃げ切り勝ち。勝敗は原産地の近くに美味しいエサがどれだけ出るかで決まってしまうので、勝ち負けを云々するよりも環境の変化と様々な進化のパターンの経過を楽しむゲームだとは思いますが。
訳なしだとさすがにプレイしにくいので簡単なサマリーを日本語で用意しておいた方がよさそうです。

ペルガメムノンはギリシャ・ローマ・エジプト・ペルシャ・カルタゴの5カ国が互いに戦争するデッキ構築型ゲーム。時代設定は適当でシーザーとハンニバルが一緒に登場します。他プレイヤーを直接攻撃できるデッキ構築型というのが触れ込みですが、カードを購入できる機会は割とレアで、戦闘の勝敗をうまくコントロールしてデッキを回転させるゲームのようです。とは言うものの各国それぞれ特徴的な弱点を持つよう設計されているので、攻めるにしろ守るにしろなかなか思うようには行きません。担当国を変えながら2戦して2敗。

ルーンエイジはアークライトの日本語版。ルーンバウンドの世界観のデッキ構築型ゲームです。シナリオがいくつもあって、バトルロイヤルだったり協力ゲームだったり色々遊べるそうです。
ドミニオン亜種としての特徴は、カードの購入に使えるコストがお金と戦力と政治力の3種類あって、お金で戦力を買い、戦力で政治力を買い、政治力でお金を買う、というところと、各プレイヤーの担当色固有の場札と共通の場札があって、プレイヤーごとの性格付けと早い者勝ちの要素が両立しているところです。どちらも奇をてらうことなくバランスを取りながらシステム的に固有の世界観をうまく表現している、という印象です。
今回は誰よりも先に最強のドラゴンロードを倒せば勝ちという元のルーンバウンドに似たシナリオ。毎ラウンドスタートプレイヤーの手番の直前にイベントカードの処理が入るのですが、このシナリオではイベントの多くが倒せば(若干のリスクがありますが要するに戦力で買えば)魅力的な報酬の得られるドラゴンロードになっています。残念ながらプレイ順固定なせいで、早い番手のプレイヤーが新登場したドラゴンロードをさっさと倒してしまうと遅番プレイヤーのすることがなくなってしまいます。毎回プレイヤー順を変えるとかすればもう少しマシになるかもしれません。一応プレイヤー間戦闘もできますが、一度やってみた感じでは元のルーンバウンド同様、かなり不毛でした。負け。

最後はフォーラムロマーナの商人。古代ローマという設定で5種類の商品を競りで売ったり買ったりしながら勝利得点を買い集めて既定値に達した人の勝ち、というゲームです。
競りで買った商品がそのまま手札になって次の競りの資金になる、というあたり一見シンプルな普通の競りゲーですが、手札のうち隠せるのはごく一部だけ、残りの晒されて見えている枚数が多い商品ほど高価になる(逆に1枚も見えていない商品はいくら隠し持っていても無価値)というシステムのせいで、懐具合がかなりバレた状態で競りをするとか、2人で持ち合って価値を高めた商品は相手より先に売り抜けないと大暴落の危険があるとか、とても難しい心理戦の要求されるゲームでした。
生産設備を2箇所押えたガラスがいい感じに高相場を維持してくれたおかげで終盤タイミングよく点を買うことができて勝ち。

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