K川氏の自宅ゲーム会に参加しました。参加者5人。
Honshu (Renegade Game Studios)・Watson & Holmes (Space Cowboys/HJ)・Unlock! (Asmodee/HJ)・Century: Spice Road (Plan B Games/アークライト)・ニョロニョロフェスタ (パペルクリエイション)・Lorenzo (Cranio Creations/テンデイズ)をプレイしました。
まずは人待ち4人で本州。スートなしのトリックテイクで順位を決めてカードを獲得して自分の場に並べてパズルをするゲームです。カードには6区画分の地形が書いてあって、地形の種類のよって得点システムが異なりますが、配置制限は最低1区画は既存のカードに重ねなければならないということだけでそれほど難易度高くないので、うまく組み合わせて高得点を目指します。ゲームの根幹をなすトリックテイクですが、手札を半分使ったら残り半分は全部下家に渡すという強烈なドラフトシステムで、作戦云々より引き運の要素が大きすぎですが、それなりには面白いです。ところで本州感は全然ないですが。勝ち。
5人になってワトソン&ホームズ日本語版。並べられた十数枚の捜査カードに殺人事件のヒントが書いてあるので、1手番ごとに1枚ずつ好きなのを見に行き、真相が分かったらホームズのところに行って答え合わせをするゲームです。カードには重要な手がかりからただの無駄足、混乱を誘うだけの欺瞞情報まで様々ありますが、ゲームの構造上必ずしも全部を見なくても解決できるように設計されていなければならないので、複数のカードで支持される仮説ができたらさっさと解答してよさそうな感じです。名推理ですべてのカードに一貫した説明をつけるのは名探偵様の仕事でしょう。
アンロックも日本語版。こちらも推理ゲームですが、アプリを使ってリアルタイムの時間管理と多彩なギミックを提供する現代ゲーム。とりあえずダウンロード版の入門シナリオと本体の1本めのシナリオをプレイ。制限時間は固定のようですが、目玉の数で難易度は大きく変わると思います。どのシナリオも時間内に無事クリア。シナリオ3本しかないのが本当に残念ですが、それ以上の濃密なプレイ感のゲームでした。
センチュリースパイスロードはスパイス商人によるセットコレクションゲーム。日本語版ですが特に言語依存性はないような。コンコルディアの手札管理で宝石の煌きをするようなシステムですが、無からスパイスもらえるカードはまれで、ほとんどのカードが物々交換でスパイスの価値を高めたり数を増やしたりするものなので、手元のスパイスを育てて目的のセットを完成させるのは難しいです。序盤にボーナス点つきの得点カードを多めに獲得できた分でトリガー引き勝ち。
ニョロニョロフェスは古いムーミンのゲームですが、なぜかネットには最近のプレイレポートばかりな謎ゲーム。スゴロク方式でムーミン谷を周回してニョロニョロを狩って宝物に換えます、古いゲームということを差し引いてもルールは穴だらけな上に紛うことなき運ゲーでしたが、意外なまでに笑えるゲームでした。大敗。
本州を再戦して2位。
1人減って最後は4人でロレンツォ・イル・マニーフィコ。これも日本語版ですが言語依存性はほとんどなし。ワーカープレースメントですがダイスを振ってワーカー1人あたりの性能が変化する、という変化球的なルールが目を引きますが、全員同じ値を共有するのとほとんどのアクションマスで1以上あれば効果に大差はないので、ごく普通のワーカープレースメントの範疇に収まっています。4種の発展カードの購入で拡大再生産していく多彩な得点源のマネージメントが鍵ですが、基本的にはどのジャンルも極めるほど得点効率が上がるのと、あらゆる資源が常に不足ぎみなことから、いくつか得意分野を絞った特化型にするのが良さそうに思います。同点タイブレーク勝ち。