朝は711系電車の最終運行と下りトワイライトエクスプレス最終運行の札幌着、夕刻には上り北斗星定期最終運行の札幌発と、1日じゅう葬式鉄の日でした。
トワを定番新札幌カーブで。
話によると北斗星発車時の札幌駅はものすごい混雑だったそうで、沿線ではマスコミのヘリまで飛んでたりしました。トワは本当に最後ですが、北斗星は臨時化されるだけで完全廃止まではまだ半年あるので、ちょっとお祭りすぎかなぁと思います。
K川氏宅ゲーム会
K川氏の自宅ゲーム会に参加しました。参加者5人。
Florenza (Placentia Games)・Room 25 (Matagot/HJ)・東京男爵(さくら会)をプレイしました。
ここんとこヘビーローテーションなフロレンツァ。やはり5人プレイだと5時間かかります。拡大再生産系のワーカープレースメントですが、かなりバランス調整されていて意外と点差つきません。いい感じにプレイ順コントロールできてイケてるかと思いましたが及ばず3位。大聖堂建てるのに大量に必要になる白キューブ(石)の需要が大きいので、これの生産設備がものすごい点数稼いでくれるようです。1人に独占させるのはよろしくないでしょう。
ルーム25は箱大きくなった2版。特にルール変わっていないと思います。フィギュアに色ついたのが最大の改良点。なかなか出口が見つからず、最後に警官にそっと1列ズラされて敗北。
1人減って東京男爵はレイルバロンの東京版。さすが東京だけあって見て分かるようにネットワークが複雑に絡み合っています。おおむねマップ全域にわたって鈍行の私鉄と特急のJRが平行して走っていて、盤の端には特定の路線でしか行けないロックポイントが点在している、といった風にうまくバランスよく配置されています。目的地決まった時点で直ちに収入が入ってきて、路線使用料はそこから払えばよいようになっているなど、プレイの迅速化のためのルール調整はかなり徹底しています。それでもそれなりに時間かかるゲームではありますが。終盤路線収入が次々と入ってきて条件は満たしましたが、先に帰郷されて負け。
ML.K 2月例会
札幌市東区民センターでML.Kの2月例会がありました。参加者9人。
Roll for the Galaxy (RGG)・Safranito (Zoch)・Florenza (Placentia Games)をプレイしました。
人待ちRftGを5人。5人いるとほとんどすべてのフェイズがプレイされる、と思いきや意外と出ないフェイズが多い印象。他人の場を見て次の行動予測しても、肝心のダイス目が出なければそのようには動けないので、予想外のフェイントかけられます。トリガー引き負け。
卓分けて3人サフラニート。典型的なこのゲームでしか使わない技術を問われるアクションゲームですが、運よく最後に必要なスパイスの皿にコマが止まって勝ち。アクションマスはもう少し発動しやすいように大きく作ってあった方がいいような。
再版フロレンツァを4人で。ルネッサンス期のフィレンツェを舞台に芸術家を雇って様々な芸術品を作るワーカープレースメント。ルール以外のコンポーネントは全部イタリア語ですが、言語依存性はないのでプレイに支障はありません。肝心の芸術品もイタリア語の一般名詞の名前だけなので何作ってるのか全然分からないのがちょっと残念ですが。資源キューブとお金で建物を建てて、それが新しいアクションマスになっていき、自分のでも他人のでも(コストはかかりますが)自由に使えるといったシステムで、箱庭を作っていくケイラスといった雰囲気のゲームです。プレイ時間超長いと聞いていたので少し早めに開始しましたが、インスト込み5時間プレイして終わらず。あと1ラウンドだったのですが。
終了後は移動して裏例会。こちらでもFlorenzaをプレイ。3人。
アクションマスの処理をできるだけ同時進行するとかプレイ時間の短縮に努めてみました。その甲斐あってインスト別で2時間で完走。このくらいなら普通にプレイ可能でしょうか。アクションマスになる代わりにあまり得点にならない普通の建物、得点低めですが全く手をつけないとペナルティのある個人の芸術品、コスト高く早い者勝ちな代わりに高得点で定期収入のある公共の芸術品、という3ジャンルをまんべんなく建設していく必要があります。定期収入のありなしがバカにならないので、序盤からガンガン公共の芸術品建てるのも悪くなさそうです。僅差勝ち。
K川氏宅ゲーム会
K川氏の自宅ゲーム会に参加しました。参加者3人。
テトラコンボ(カワサキファクトリー)・Cthulhu Wars (Green Eye Games)・Orléans (dlp games)・Among the Stars (Stronghold)をプレイしました。
人待ちでテトラコンボ。2人用の小品です。4×4のマスにそれぞれ4個ずつのブロックを置き、自分のコマか空きマスでテトラミノを作ります。コンボの名の通り連鎖のルールで1手番でいくつもできることがあるので大差つきそうですが意外なほどバランス取れていて1手1手を読み合うゲームになります。負け。
巨大なフィギュアがごろごろ入っている巨大な箱はサンディ・ピーターソンのクトゥルフウォーズ。邪神を信仰するカルトを率いて旧支配者を召喚し、地球の支配を争う陣取りゲーム。3~5人までプレイ可能ですが、まだ基本セットしか生産されておらず4陣営しかないので5人では遊べません。ルールは古きよきアメゲー風のシンプルシステムで単純に生産したユニットで殴り合うだけですが、フィギュアが大きい分コマ数的にはそれほど大したことなく、今風に収束性が高い調整がされているので、プレイ感は軽快で時間もそれほどかかりません。ルールがちょっと複雑で初回は推奨しないハスターを除いた、クトゥルフ・シュブ=ニグラス・ニャルラトテップの3人戦。ニャル子を担当。眷属に飛ぶ系の怪物が多いので機動性が高く扱いやすい勢力でしたが、VPチップの引きが悪く2位。
巷で評価の高いオルレアンはヒュペルボレアのバッグビルディングシステムから戦闘要素を抜いたようなゲーム。ヒュペルボレアと違って1回に引けるキューブ(じゃなくてチットですが)の数が多いのと、同じ色を複数要求するアクションや無効果キューブがないので序盤からサクサク回ります。全18ラウンドはルール聞いただけだと長く感じますが、実際にプレイするとあっと言う間です。キューブを捨てる慈善事業アクションが圧縮とかなり効率の高い得点源を兼ねているので、これをメインにうまく回せるといい感じです。勝ち。
最後は星々のあいだで拡張2入り(拡張1は評価低いらしい)。色々と山札のカードが増えた他に、ラウンドごとの個人目標カードが配られるようになって、短期的な行動指針が得られるようになりました。同じ目標カードは2枚ないので自動的にプレイヤーそれぞれの方針がバラけるのは良いのですが、全員共通の目標カードとうまく整合してくれないとどっちを取るかの2択になってしまって悲しいです。負け。
711系電車
今年度末で廃止になる711系電車が今週頭くらいから専用ヘッドマークをつけて走っています。
札幌近郊で711系が走るのは深夜と朝の岩見沢~札幌間だけです。江別防災ステーションの撮影ポイントに行ってみましたが見事に真逆光。
K川氏宅ゲーム会
K川氏の自宅ゲーム会に参加しました。参加者5人。
Pandemic: the Cure (Z-man)・Liberté (Warfrog/Valley Games)・Roll for the Galaxy (RGG)をプレイしました。
なかなか勝てないパンデミック:ザ・キュア。今回も無事人類滅亡。最初から全速力でワクチンを作りに行かないと間に合わないようです。
ワレスのリベルテ。おそらくカードの枚数で序盤は穏健派、後半は革命派が伸びやすくなっているのだと思いますが、革命派の強力なカードはパリ周辺に集中していて田舎の地域には広がりにくくなっているような雰囲気です。最終ラウンドになっても革命派は北部にハイスタックができるだけで全国的な広がりがないまま王党派が普通にサドンデス条件を満たして終了。サドンデス時はVP関係ないので、手札に残したカードの分で僅差勝ち。
1人減って4人でロールフォーザギャラクシー。今回は序盤から赤ダイスが増える技術や星系をよく引けて、赤ダイスから追加VPの入る6コスト技術New Galactic Orderも獲得できて勝ち。システム上、ダイスはある程度プレイヤーの操作が効くので、探検のタイル引きが勝敗に与える影響の方が大きいようです。
M上氏宅ゲーム会
M上氏の自宅ゲーム会に参加しました。参加者4人。
Time ‘n’ Space (Stronghold Games)・Ruse (Bonsai Entertainment)・Kemet (Matagot)をプレイしました。
タイム&スペースはSFテーマの交易ゲーム。商品を生産して宇宙船で運んで需要のあるプレイヤーに売りつけるのですが、全員に1分計の砂時計が配られて、どんなアクションするにも砂時計が落ちるまで待たなければならないリアルタイムゲームです。砂時計は1人2本あるので、必要な各段階のアクションを2つずつ平行して進行させると効率よさそうな感じですが、その間に他のプレイヤーとの交渉はしなければならないわ、技術開発タイルは早い者勝ちだわでテンヤワンヤです。
例によってこのゲームでしか必要ないスキルを鍛えるゲームの一つではあるのですが、それだけ他のゲームにはない独自性を強く発揮している秀作です。プレイ時間30分なのですが、最後使い残した需要チップの失点がゲームの勝敗に強く影響するので、終了数分前くらいから予告してくれるようなアラームを用意するとよいと思います。初回0点、2戦めも時間読み誤って大敗。
キックスターターのルーズはスチームパンク世界で殺人事件の犯人を探すカードゲーム。他人に嫌疑カードをつけていき、自分の前に凶器・動機・機会の3要素が揃うと犯人になって負け、そうならないように嫌疑カードに対応したアリバイカードで嫌疑を捨てて生き残りを目指します。なのですが、コンポーネントはトランプと同じ構成の52枚+ジョーカーで、もしかしたら元になったトランプゲームがあるのかもしれません。システム面で見るべきものはありませんが、雰囲気は割とよくできています。
キクラデスのメーカーのケメト。エジプトを舞台に神殿の支配を争う地政学マルチ。キクラデス同様、神話怪物のフィギュアがたくさん入っています。
戦争するには困難な競りを勝ち残る必要のあったキクラデスと違い、何の条件もなく単純に移動アクションを選ぶだけで戦闘し放題です。しかも、戦闘は攻撃側にのみ勝てば勝利得点を得られる可能性があって、防御側は勝っても領土守って現状維持以外の良いことは何もないという、積極的に攻撃を推奨するアメゲー寄りのデザインです。ただしマップの広さの割に部隊の移動力が少なめに設定されているので、あまり豊富にはない高速移動系の技術やユニットを購入するか、高コストで行き先の限定されたテレポート移動を使うなどしないと、なかなか敵のところまで到達できないようにしてバランスを取っている感じです。
青の2コストの象さんが戦闘力・移動力・防御力のすべてを補強してくれる便利ユニットで、早々にこれ買って序盤から積極的に仕掛けた分のVPで勝ち。
K川氏宅ゲーム会
K川氏の自宅ゲーム会に参加しました。参加者5人。
Pandemic: the Cure (Z-man)・Roll for the Galaxy (RGG)・Fresh Fish (2F)・Doodle City (Aporta Games)・Tank Hunter (アークライト)をプレイしました。
パンデミック:ザ・キュアを難易度イージーで。もともと1手番5アクションで病原菌ダイス1個を袋に戻すのに2アクションかかるのに、イージーでも最初から毎ターンダイス3個ずつ降ってくる時点で無理ゲー臭がしないでもないです。それでも序盤割と順調に進んでいましたが、一度ダイス目が崩れると手当できない地域が連鎖的に広がってゲームオーバー。ダイスゲーム化によって将来の予測がつきにくくなり、パンデミック以上にパンデミックらしいゲームです。
長年カミングスーンだったのがついに発売されたロールフォーザギャラクシー。レースフォーザギャラクシーのダイスゲーム化です。各面に探索・開発・植民・生産・出荷の5種類のアクションのいずれかが書いてある特殊ダイスをごろっと振って、1種類だけを自分が実行するアクションとしてひそかに選んでおき、残りのダイスは他のプレイヤーが同じ目をアクションに選択した場合にだけ相乗りできるというシステムで、元のRftGっぽい読み合いをするバッティングゲームです。
手札がお金と技術/星系を兼ねていたRftGと違い、お金は出荷アクション・技術/星系は探索アクションと入手手段が分かれてしまっているので、極端な戦法でぶん回すというのは少しやりにくくなった感じがします。それによって発展方向の計画性とアクション選択の重要度が上がっていて、これも元のRftG以上にRftGらしいゲームに仕上がっています。終了トリガー引き負け。青商品が安くて性能が微妙なのもRftGのまんまでした。
フレッシュフィッシュは最近出た第2版。初版では(文明的な生活に必須だという)食料品・発電所・ガソリンスタンド・ゲームショップの4種類の建物を建設するゲームだったのが、単純に4種類の食料品店を建てるだけのゲームになってしまっていて、雰囲気的には大幅にダウングレードしてしまいました。一方ルールは大幅に改善されて、道タイルの自動配置が非常に分かりやすくなりました。タイルの処理が手早くできるようになってプレイ時間がかなり短縮されています。ゲームのメインは補充なしでお金使うだけの競りで、残り金がプラス点、盤面からは失点しか出ないというシステムは変わっていません。2軒建てそこねて大敗。
ノルウェーの謎メーカーのドゥードゥルシティは各自5×5のマスからなる街に鉛筆で道路を引いてネットワークを作るゲーム。スタートプレイヤーがまとめてごろっと振ったダイスがら順番に1個ずつピックして、出目のマスに1本だけ道路を引くというのを繰り返します。すでに記入ずみのマスのダイスを選ぶしかなかったときと、ワイルドカードの6を選ぶとペナルティが累積して、ペナルティ限界に到達したプレイヤーが出たら終了、それまでにできた道路ネットワークの点を計算します。ダイスなので均等に出る方がむしろ珍しく、出目は寄るものと決まっていますが、同じ目ばかり振られるとどんどんペナルティが貯まって全然ネットワークが完成してないのに急に終わってしまいます。参加者のダイス運次第で伸び伸び道路引いて楽しむゲームになるか洗面器ゲーになるかが決まるという、運のしではありますが、プレイ中はそれなりに笑えるゲームです。2戦2勝。
最後はタンクハンター。タイガーII強かったです(小並感)。負け。各戦車のレーティングは中の人補正も入っているようで、垂直装甲のIV号戦車がそこそこ硬く設定されているのに対して傾斜装甲のT-34とM4シャーマンは防御力が低くなっています。傾斜込みの実質装甲厚が3車種ともほぼ同じに設定されているWoTと比べるとちょっと違和感があるような。
ML.K 1月例会
札幌市白石区民センターでML.Kの1月例会が開催されました。参加者6人。
Pandemic: the Cure (Z-man)・Coyote (Kidultgame/NGO)・Age of War (FFG/アークライト)・Dominion (RGG)をプレイしました。
5人でパンテミック:ザ・キュアはパンデミックのダイスゲーム化。全然別ゲームになっていたパンデミックカードゲームと違い、元のパンデミックのシステムを踏襲したデザインです。感染デッキからカードを引く代わりに、バッグから4色の病原体ダイスを引き、それを振って出目の地域に配置します。色ごとに出目が偏っているので、地域によって集まりやすい色が決まっています。プレイヤーのアクションも役職ごとに構成が違う専用ダイスを振って、出た目の行動を行ないます。運ゲー度はかなり上がっていますが、パンデミックの雰囲気をよく再現していて難易度も十分な良作です。2戦とも人類滅亡。
6人になってコヨーテ日本語版。小箱になりましたが、開けるとタロットサイズ?の大型カードが入っています。要するにインディアンポーカーでブラフをします。見えている情報が多いのに自分の知らない情報は全員に知られているので、どのコールも自分以外の全員が自分を陥れるために結託しているかように思えてしまい、ブラフよりさらにブラフ度が上がっています。負け抜けゲーですが、さすがにちょっと長いと思うので、1人脱落したところで終了しました。
クニチーの戦国時代。簡単な城から手堅く押さえる作戦でしたが届かず。
3人ずつ2卓に分けてドミニオン。6戦2勝くらい。隠遁者+封土のコンボが強かったです。
他の卓ではテラミスティカ・黄金時代などがプレイされていました。
終了後は場所を変えてHistoria (Giochix.it)をプレイしました。参加者4人。
せっかくキックスターターでプレオーダーしたのにかなり遅れて届いたヒストリア。文明発展系でボード中央の巨大な文明マトリックスが特徴ですが、主要な得点源はボードの片隅の地図上でひっそりと行なわれる陣取りです。マトリックスは横軸が技術力、縦軸が軍事力を表わし、それらのバランスで部族社会とか重商主義など政治体制が決まるという独特のシステム。実際のところそれほど政体の効果は大きくないです。技術の発展が完全に一次元なのはちょっと弱点で、早い遅いはあっても全員同じ順序で同じ技術を開発することになるので、文明間の特徴があまり出ません。プレイヤー間の差が出るのは唯一無二なモニュメント。この手のゲームらしく、世界各地の有名な建造物がカード化されていて、それぞれ固有の特殊能力を持っています。他のゲームとは違って建てるのはとても簡単でほとんど早い者勝ちで取るだけで建ってしまいます。ここまでモニュメント建てるの簡単な文明発展ゲームもちょっと珍しい。プレイヤー数に対して数が足りないくらいなので、得点調整してプレイ順を少しでも早くするのが後々でかなり勝敗に影響します。
初回プレイなので選択ルールや拡張の類は一切入れずにプレイ。序盤から軍事力中心に快調に飛ばすも土地からの得点は比較的簡単にブロックできるので終盤沈んで3位。
同時プロット方式で他人の行動読む要素はありますが、運の影響は薄い方なので色々追加要素投入した方が意外性出て良いかもしれません。コンポーネントに言語依存性はなく、アイコンも分かりやすそうなのですが、肝心のルールの方にアイコンの細かい所の説明がほとんどないのが難点です。BGG等で補完しないと特に拡張要素のレアなアイコンは何が何だか分かりません。BGGのFAQスレによると土地の支配を表わす旗のアイコンは、土地から得点するときは単独支配を必要とし、キューブの回復とリーダーの得点条件のときは共同統治でもよいそうな。どっちも同じアイコンなのに…
M上氏宅ゲーム会
M上氏の自宅ゲーム会に参加しました。参加者4人。
Samurai Spirit (Funforge)・Cyclades (Matagot)をプレイしました。
キックスターターのサムライスピリットは格ゲーとは全然関係なく7人のサムライが村を守る協力ゲームです。山札から引いてきた山賊どもを耐久力で受けたり特殊能力で捌いたりして村が壊滅しないように調整します。ルール聞いただけではピンと来ませんが、一度回してみるとうまく各キャラクターの特殊能力をシナジーさせるゲームであることがよく分かります。村は守りましたが1人死亡して敗北。なかなか手ごたえのあるバランスに調整されているようです。
キクラデスはハーデス拡張に加えてタイタン拡張を投入。メインボードが差し替えになって、陸地がほとんどすべて地続きになりました。もはやキクラデス諸島でも何でもありません。さらに神様にクロノスが追加になっています。クロノスはお金さえ払えば何の神様でも陸軍を移動させることができるタイタンユニットを買うことができる強力な神様です。地形の修正も合わせると終盤は必ず陸軍でメトロポリスを奪い合う展開になります。大きな収入源は海の向こうにあるのでポセイドンの重要性は下がっていませんが、適宜アレスとクロノスを取って相応の陸軍力を持っていないと勝つ資格がないゲームになりました。展開の多様性というところでは元々のデザインから逸れている感じがしないでもないですが、最終ラウンドにアレスが取れない限り手も足も出ないということはなくなり、ちゃんと準備していれば最後まで逆転の目がある普通のゲームになったとは言えるでしょう。いち早くメトロポリス建てるもエジプト怪物のスコーピオンに落とされて負け。神話怪物など手品の種がいろいろあるので、メトロポリスは基本的に陸軍2コマで守るべきです。